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ハンガク! Restart プロローグ
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夏の東北は、京都からすると天国だ。
周りを山に囲まれた盆地である京都の夏は、気温の高さもさることながら湿度がつらい。
その点、ここは気温が低め以上に湿気が少ないのが良い。何より周りを緑に囲まれ吹き抜ける風が澄んでいてすがすがしい。
しかも、ここが平泉ってのも、また良い。だって、平泉は僕の旧姓なんだから。何かしらの縁を感じてしまう。
そう、今の僕は『烏丸 与一』。
この国の裏を支配する『烏丸家』当主『烏丸 板額』の娘婿だ。
一般人の人からすると、それが何か?って感じなのだが、分かる人からすると凄い事らしい。そういう人が僕の身分と言うか、立場を知ると、途端に態度がころり変わる。僕の言う事はなんでも、可能な事ならほぼ100%聞き入れてもらえる。いや可能じゃない事でも、何とかしようととことん努力してくれる。
こんな事情が分かってきても、僕は個人的にはその立場を利用しようとはあまり思わない。と言うより相手に聞かれるまでは、自分のこの立場を明らかにすることはまずない。
だって、これ、僕が偉いんじゃない。あくまで偉いのは板額であって僕じゃない。僕はそんな『トラの威を借る狐』にだけは絶対になりたくないんだ。
まあ、そんな前振りはこのくらいにして、早速、本題に入ろうと思う。
今回、僕ら一行……もうお分かりとは思うが、僕、板額、緑川、そして白瀬の四人である……はお仕事で東北の平泉の山奥へ来ている。
お仕事、そう、これは板額の仕事なのだ。
ここまで僕のお話に付き合ってくれた方々ならもう察しはついているだろう。烏丸家が裏の世界を支配する根本的な要因である怪異絡みの事件解決の為だ。
僕も、高校生の頃、あの望月先輩の事件で怪異事件ってものが、本当に存在する事を知った。そして、それを板額が鬼牙の力で解決したのを目の当たりにして、腰を抜かすほど驚いた。それまでは、あんな事はアニメやラノベだけの話だと思っていた。それが目の前で起こったんだから、その驚きたるや大変なものだった。
その後、『お婆様』代行として板額が動いた大学四年間に、僕は『娘婿』(正確には『娘婿候補』)として何度か板額と共にこの手の事件を一緒に解決してきた。その経験から今の僕は、この手の事件もごく普通に『お仕事』としてこなせるようになっている。
ちなみに、大学時代から、緑川も表向きは僕らの専属女官として法的な事やら事務的な事をこなすために同行している。そして白瀬も、その幽霊と言う特殊な立場と言うか存在を存分に利用して、荒事は出来ないが、そういう世界の情報収集等、僕らの仕事の手伝いをしてくれている。
つまり、僕と板額、緑川、白瀬の四人は一つのチームとして今では活動しているのだ。
今回は、この平泉の山奥にある旧家で起こった怪異事件の解決に僕ら『烏丸本家トップチーム』自らが乗り出すことになったのだ。なんでも、この旧家、烏丸家の遠縁にあたる血筋のお家柄で本家として烏丸家も捨ておくことが出来なかったとか。
下の駐車場に板額が運転するドイツ製スポーツカー(後部座席が狭くていつも緑川に文句言われるが板額はまったく気にしてない模様)を停めて僕らは長い石段を上がった。
ちなみにこのスポーツカー、定価が高いだけじゃなく、恐ろしく高性能で、その上、限定車って奴で日本にも数台しかないため、取引価格は下手なマンションより高いらしい。しかも板額はそれを好みでかなり弄くりまわして乗ってるらしい。聞いたところによるとサーキットなら下手なレーシングカーより速いとか……。
ちなみに僕もきちんと大人四人が乗れるそれなりに良い国産車を持ってるけど、板額が一緒の時は、板額がお気に入りのスポーツカーオンリーユーズなのだ。緑川はいつも狭い後部座席に押し込められる様にして移動している。
石段を登り切った所に、突如、見間違う様な立派な三門が表れた。そう、それは単純に門と言うより三門と表記するにふさわしい、京都では見慣れた有名寺院クラスに匹敵するほどの門構えだった。
僕らが門に到着すると、その閉じられた門をするりとすり抜ける様にして、白瀬が現れた。
「一応、中の人間を一通り確認して来たけど、
今居る人の中には怪しい感じの人は居なかったわよ」
現れた白瀬は僕を見てにっこり笑った後、すぐに板額の許へ行ってそう簡単に報告をした。
白瀬はこの様に、いつも一歩先に敵情偵察?に行くのが定番になっていた。今の白瀬は、完ぺきではないにしろ、今までの経験から望月先輩の様に危ない人間を嗅ぎ分ける直観みたいなものが兼ね備わっていた。
「ご苦労様、京子」
板額はそんな白瀬に微笑みかけて、そう労いの言葉を掛けた。
白瀬と合流した僕らの目の前の門は、見上げるほど大きく威厳がある物だった。そしてそんな門に似つかわしくない現代的なインターホンが門の隅っこ取り付けられている。
一応、烏丸家の事実上のトップである板額に目配せをすると、いつもの様に板額は微笑みながら頷いた。それを確認して僕はインターホンの呼び出しボタンを押した。
「板額様ですね、今、門を開けます……」
多分、僕らが来るのが分かっていたであろうし、インターホンのモニターでも確認できたからだろう、すぐさま、声が返ってきた。
いや、これだけの門構えの屋敷だ、すでに下の駐車場から監視カメラで僕らを確認してたのかもしれない。
しばらくすると、巨大な門がゆっくりと開いた。
そして、その開いた門の間から、僕らより年上だけどまだまだ若い、そう歳の頃なら30~40手前と言った感じの和服をびしっと着こなした美しい女性が現れた。後ろには、これまた京都の烏丸邸にも居る和服に白いエプロンドレスを纏った女中さんが二人、付き従っていた。
「こんな山奥までご足労をおかけしてすみません、板額様。
公寿院家当主の公寿院 静と申します」
和服を着た女性が板額を前にしてそう言って、深々と頭を下げた。同時にお付きの女中さん二人もうやうやしく頭を下げた。どうやらこの女性がこの屋敷の主らしい。
「こちらこそ、しばらく厄介になります」
板額もそう言って丁寧に頭を下げた。
「で、そちらのお二人は?」
顔を上げた公寿院さんが、僕と緑川を見てからそう板額に尋ねた。
「これは我が夫で、烏丸 与一……」
板額は僕を見てほほ笑みながらそう言った。
僕はその言葉を聞いて、公寿院さんを見ていかにも人畜無害そうな笑顔で頭を下げた。
そして板額は次に、僕の時とは違って仏頂面になると緑川を見て同じように口を開いた。
「こっちが、私どもの専属筆頭秘書官の緑川 巴……」
そこまで言ってから一旦言葉を切って、何故かにやぁっと嫌な笑みをその口元に浮かべて続けた。
「まあ、烏丸家公認の我が夫の愛人ってやつですよ」
そう言って、がはははっ豪快に笑った。
それを聞いて公寿院さんは、なんだか、かなりばつの悪そうな笑みを浮かべた。後ろの女中さん二人は口を隠して必死に笑いをこらえてる様だった。
「こら、板額!
愛人と何よ、愛人とは……」
そんなやり取りを聞いて緑川が板額に嚙みついた。
「だって、事実だろ、巴」
そんな緑川に板額は歯牙もかけず、けらけらと高笑いをした。
まあ、僕としてはこんなやりとりは日常茶飯事の見慣れた光景だった。
実際、これとて、相手の緊張をほぐして懐へするりと入り込みやすくする板額と緑川の高等戦術の一環なのだ。本当に敵すると怖い二人だ。
一方、白瀬は定位置である僕の肩辺りをふわふわ漂いながらそんな二人のやり取りを笑いながら見ていた。
こうして、僕らの新しいミッションがまたスタートしたのであった。
『ハンガク! Restert』 プロローグ(お試し版第一話) 終わり
周りを山に囲まれた盆地である京都の夏は、気温の高さもさることながら湿度がつらい。
その点、ここは気温が低め以上に湿気が少ないのが良い。何より周りを緑に囲まれ吹き抜ける風が澄んでいてすがすがしい。
しかも、ここが平泉ってのも、また良い。だって、平泉は僕の旧姓なんだから。何かしらの縁を感じてしまう。
そう、今の僕は『烏丸 与一』。
この国の裏を支配する『烏丸家』当主『烏丸 板額』の娘婿だ。
一般人の人からすると、それが何か?って感じなのだが、分かる人からすると凄い事らしい。そういう人が僕の身分と言うか、立場を知ると、途端に態度がころり変わる。僕の言う事はなんでも、可能な事ならほぼ100%聞き入れてもらえる。いや可能じゃない事でも、何とかしようととことん努力してくれる。
こんな事情が分かってきても、僕は個人的にはその立場を利用しようとはあまり思わない。と言うより相手に聞かれるまでは、自分のこの立場を明らかにすることはまずない。
だって、これ、僕が偉いんじゃない。あくまで偉いのは板額であって僕じゃない。僕はそんな『トラの威を借る狐』にだけは絶対になりたくないんだ。
まあ、そんな前振りはこのくらいにして、早速、本題に入ろうと思う。
今回、僕ら一行……もうお分かりとは思うが、僕、板額、緑川、そして白瀬の四人である……はお仕事で東北の平泉の山奥へ来ている。
お仕事、そう、これは板額の仕事なのだ。
ここまで僕のお話に付き合ってくれた方々ならもう察しはついているだろう。烏丸家が裏の世界を支配する根本的な要因である怪異絡みの事件解決の為だ。
僕も、高校生の頃、あの望月先輩の事件で怪異事件ってものが、本当に存在する事を知った。そして、それを板額が鬼牙の力で解決したのを目の当たりにして、腰を抜かすほど驚いた。それまでは、あんな事はアニメやラノベだけの話だと思っていた。それが目の前で起こったんだから、その驚きたるや大変なものだった。
その後、『お婆様』代行として板額が動いた大学四年間に、僕は『娘婿』(正確には『娘婿候補』)として何度か板額と共にこの手の事件を一緒に解決してきた。その経験から今の僕は、この手の事件もごく普通に『お仕事』としてこなせるようになっている。
ちなみに、大学時代から、緑川も表向きは僕らの専属女官として法的な事やら事務的な事をこなすために同行している。そして白瀬も、その幽霊と言う特殊な立場と言うか存在を存分に利用して、荒事は出来ないが、そういう世界の情報収集等、僕らの仕事の手伝いをしてくれている。
つまり、僕と板額、緑川、白瀬の四人は一つのチームとして今では活動しているのだ。
今回は、この平泉の山奥にある旧家で起こった怪異事件の解決に僕ら『烏丸本家トップチーム』自らが乗り出すことになったのだ。なんでも、この旧家、烏丸家の遠縁にあたる血筋のお家柄で本家として烏丸家も捨ておくことが出来なかったとか。
下の駐車場に板額が運転するドイツ製スポーツカー(後部座席が狭くていつも緑川に文句言われるが板額はまったく気にしてない模様)を停めて僕らは長い石段を上がった。
ちなみにこのスポーツカー、定価が高いだけじゃなく、恐ろしく高性能で、その上、限定車って奴で日本にも数台しかないため、取引価格は下手なマンションより高いらしい。しかも板額はそれを好みでかなり弄くりまわして乗ってるらしい。聞いたところによるとサーキットなら下手なレーシングカーより速いとか……。
ちなみに僕もきちんと大人四人が乗れるそれなりに良い国産車を持ってるけど、板額が一緒の時は、板額がお気に入りのスポーツカーオンリーユーズなのだ。緑川はいつも狭い後部座席に押し込められる様にして移動している。
石段を登り切った所に、突如、見間違う様な立派な三門が表れた。そう、それは単純に門と言うより三門と表記するにふさわしい、京都では見慣れた有名寺院クラスに匹敵するほどの門構えだった。
僕らが門に到着すると、その閉じられた門をするりとすり抜ける様にして、白瀬が現れた。
「一応、中の人間を一通り確認して来たけど、
今居る人の中には怪しい感じの人は居なかったわよ」
現れた白瀬は僕を見てにっこり笑った後、すぐに板額の許へ行ってそう簡単に報告をした。
白瀬はこの様に、いつも一歩先に敵情偵察?に行くのが定番になっていた。今の白瀬は、完ぺきではないにしろ、今までの経験から望月先輩の様に危ない人間を嗅ぎ分ける直観みたいなものが兼ね備わっていた。
「ご苦労様、京子」
板額はそんな白瀬に微笑みかけて、そう労いの言葉を掛けた。
白瀬と合流した僕らの目の前の門は、見上げるほど大きく威厳がある物だった。そしてそんな門に似つかわしくない現代的なインターホンが門の隅っこ取り付けられている。
一応、烏丸家の事実上のトップである板額に目配せをすると、いつもの様に板額は微笑みながら頷いた。それを確認して僕はインターホンの呼び出しボタンを押した。
「板額様ですね、今、門を開けます……」
多分、僕らが来るのが分かっていたであろうし、インターホンのモニターでも確認できたからだろう、すぐさま、声が返ってきた。
いや、これだけの門構えの屋敷だ、すでに下の駐車場から監視カメラで僕らを確認してたのかもしれない。
しばらくすると、巨大な門がゆっくりと開いた。
そして、その開いた門の間から、僕らより年上だけどまだまだ若い、そう歳の頃なら30~40手前と言った感じの和服をびしっと着こなした美しい女性が現れた。後ろには、これまた京都の烏丸邸にも居る和服に白いエプロンドレスを纏った女中さんが二人、付き従っていた。
「こんな山奥までご足労をおかけしてすみません、板額様。
公寿院家当主の公寿院 静と申します」
和服を着た女性が板額を前にしてそう言って、深々と頭を下げた。同時にお付きの女中さん二人もうやうやしく頭を下げた。どうやらこの女性がこの屋敷の主らしい。
「こちらこそ、しばらく厄介になります」
板額もそう言って丁寧に頭を下げた。
「で、そちらのお二人は?」
顔を上げた公寿院さんが、僕と緑川を見てからそう板額に尋ねた。
「これは我が夫で、烏丸 与一……」
板額は僕を見てほほ笑みながらそう言った。
僕はその言葉を聞いて、公寿院さんを見ていかにも人畜無害そうな笑顔で頭を下げた。
そして板額は次に、僕の時とは違って仏頂面になると緑川を見て同じように口を開いた。
「こっちが、私どもの専属筆頭秘書官の緑川 巴……」
そこまで言ってから一旦言葉を切って、何故かにやぁっと嫌な笑みをその口元に浮かべて続けた。
「まあ、烏丸家公認の我が夫の愛人ってやつですよ」
そう言って、がはははっ豪快に笑った。
それを聞いて公寿院さんは、なんだか、かなりばつの悪そうな笑みを浮かべた。後ろの女中さん二人は口を隠して必死に笑いをこらえてる様だった。
「こら、板額!
愛人と何よ、愛人とは……」
そんなやり取りを聞いて緑川が板額に嚙みついた。
「だって、事実だろ、巴」
そんな緑川に板額は歯牙もかけず、けらけらと高笑いをした。
まあ、僕としてはこんなやりとりは日常茶飯事の見慣れた光景だった。
実際、これとて、相手の緊張をほぐして懐へするりと入り込みやすくする板額と緑川の高等戦術の一環なのだ。本当に敵すると怖い二人だ。
一方、白瀬は定位置である僕の肩辺りをふわふわ漂いながらそんな二人のやり取りを笑いながら見ていた。
こうして、僕らの新しいミッションがまたスタートしたのであった。
『ハンガク! Restert』 プロローグ(お試し版第一話) 終わり
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