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終わらないストーリーの始まり
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………………ねぇ…………おき…………て………ねぇ…………起きて……………また…………物語が………………始まるから……………!!
(誰…?…物語………また………?)
目を覚ますと私は土の上にねそべっていた。
「あれ…?ここ、何処だろう……」
辺りには木しかなく、とても暗い。
「寒い…」
寒さに耐えられず私は何かないかと歩き始める
ざくざくと私が歩く音だけがする
本当に静かで不気味に思う。
そうだ、目を覚ます前に私がどこで何をしていたのかを思い出せばいいのだ。
…………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………
………………………………あれ?
何も思い出せない。目を覚ます前のことが何一つ思い出せない。私が誰なのかも…わからない………
急に怖くなった少女は少し足を早め人を探す
人に聞けば………もしかしたら私のことを知っている人がいるかもしれない…………
カサッ
歩き続ける少女は地面に落ちた1枚の手紙に気付く。
「なにこれ?”私へ"…?」
少女は少し躊躇いつつもほかに頼るものなどなく、手紙を見ることにした。
『私が手紙を読んでくれるって信じてたよ。私の名前は…つまりこれを読んでるあなたの名前ね?私の名前は"ミスズ"だよ。あなたは今から私が言うとおりに道を進めば人のいる所に行けるよ。まず………………………』
という内容だった。
「ミスズ…………」
ポツリと呟く"私"の名前は思いのほかしっくりきた。
これが本当に私宛なのかは分からないが今はこの名前を使わせてもらおう。
私は手紙を読み進めることにした。
人のいるところへの行き方は木が教えてくれるらしい。
私は道筋に沿った木に×マークをつけたらしい
確かに木一つ一つを見てみると×マークのついた木があった。
私は×マークのついた木を辿っていくことにした
すると灯りが遠くから見えてきた
私はやっと灯りを見つけた嬉しさからその灯りに向かって走った
そこにあったのは大きな大きな館だった。
コンコン
ドキドキと胸がなっているのが分かる。
がちゃ
ドアが開き中から出てきたのは
黒髪の背の高い男の人だった。
「………一体誰だい?こんな夜になぜこんなところに?」
私は記憶が無いこと、目が覚めたらくらい暗い森の中にいた事、今夜だけ泊めてほしいことを話した。
男の人は少し考えて私に笑いかけた。
「…………ああ。もちろんいいとも。さあ、お入り。」
やっと家に入れると私は心から感謝をした。
「あ、ありがとうございます…!!」
バタン
すると館の中には他に
とてもきれいな青髪の女性。
赤髪の顔のよく似た男の子と女の子。
髪の短いメイドらしき紫髪の女性。
四人の視線が一気に私に注がれた。
皆、私を見ると一瞬状況が飲み込めないのか静かになる。
赤髪の女の子がぱたぱたと私の方に来て問いかけた
「貴方だぁれ?こんな夜にどうしたの??」
続けて赤髪の男の子が言った
「なぁに?なぁに?新しい子??」
二人がキャッキャッと笑う。
「え、えっと………」
私はどうしていいのかよくわからず言葉がうまく出ない
「こらこら、二人ともやめないか。困っているだろう?」
黒髪の男性がそう言って、私に小声でごめんね、うるさくて。と言った
「まずは自己紹介でもしましょうよ」
青髪の女性がそう提案すると他の人たちもそうしよう。そうだね。と言う。
そして最初に話し始めたのは黒髪の男性だった
「じゃあ、僕から。僕はトオル。この館の主人さ。よろしくね。」
一番最初に会った人だ。
次に話し始めたのは青髪のきれいな人だった
「私はアカネ。トオルの妻よ。よろしくね。」
その話し方はとても優しい。
すると赤髪の二人が
「ハイハーイ!!じゃあ次僕らね~!!」
「僕はチヒロ!双子の弟だよ!」
「私はチサト!!双子の姉だよ!!」
「「よろしくね!」」
吐息ぴったりで言った。
こんなに顔のよく似た双子はすごいと思う。
「えっと~じゃあ最後は私ですかね~私は~メイドのカナデです~よろしくお願いしますね~」
紫髪の声のきれいな人だ。
5人の自己紹介が終わり、次は私の番だ。
「…えっと………私……は………」
みんなの視線が刺さる。
あの名前を使っていいのか、でも他に名乗れる名前はない。意を決してその名前を使うことにする。
「私はミスズ…です…よろしくお願いします。」
アカネさんがとても嬉しそうに
「まあ…とてもいい名前ね。そうだ、今から皆で食事でもしましょうよ。」
と何処かへと向かう。
するとカナデさんが焦ってアカネさんを追いかける。
「アカネ様~食事の準備はメイドの私に任せてくださいよ~」
チサト、チヒロは、私の手を引っ張る
「あの二人はキッチンに料理作りに行ったし」
「僕たちはテーブルに行こうよ」
「「そんで遊ぼーよ!!」」
「う、うん…ありがとう…」
おどおどしながら私は双子に手を引かれながらテーブルに向かった。
「じゃあ、僕は料理の手伝いでもするか。」
「来客なんて久しぶりだから楽しくなって作りすぎちゃった♪」
アカネさんが楽しそうに笑う
「もう~アカネ様もトオル様も私がやりますのに~」
カナデさんが少し残念そうにそう言った。
「そういえば、ミスズはお酒好きですか?よかったらみんなで飲みませんか?」
「「いいねいいね!!」」
私の歳もわからない………でもなんだか…
こんなこと…前もあったような………………
「ミスズ?」
「えっあ、はい!飲めます!!」
トオルさんが心配そうな顔をしている
「それは良かった。今日はいいワインが手に入ってね?さあ、どうぞ。」
つい飲めるなんて答えてしまったが今更やっぱり分からないなんて言える度胸もなく私はお酒を飲むことにした。
ごく…
「おいしい………」
ポツリと呟いた私の一言に皆が嬉しそうにした。
「「わあぁぃ!!ミスズが喜んでくれたよ!!」」
「ふふっ良かったわ。」
「ああ、良かったよ。口に合わなかったらどうしようかと…」
「あ~じゃあ私他のワインも持ってきますね~」
赤の他人の私にこんなに喜んでくれることに私はものすごく嬉しくなった。
それからみんなと仲良くなるのには時間はかからなかった。
ワインもどんどん飲んで楽しくなっていた私は
みんなとたくさんのことを話した。
そしていつの間にか眠りについた私は夢の中で私に出会った。
「あなた…何してるの?こんなところで…」
すると夢の中の私は私をにらみながらこう言った。
「はぁ?あんたが私を夢の中に閉じ込めたんでしょ?…まあ、どうせ記憶はないんだろうけどね…」
私はハッとした。つまり昔の私を知っているって事だ。
「ねぇ…教えてほしいの…!私が…目を覚ます前は…どこにいたの?」
すると私はにらみながらこう言った。
「 」
そこで目が覚めた。
「……………どういう事……………?」
「おはようございます」
「あら、おはよう。もう朝食は用意できてるわよ。さあ、行きましょう。」
「朝食まで頂いてしまってすみません…」
「…あら!いいのよ。昨日は楽しかったんだからそのお礼だと思ってくれれば♪今日も作りすぎてしまってわ♪」
そんな会話をアカネさんとしながらテーブルに向かった。
すると双子がぱたぱたとこちらに走ってくる
「「あ!ミスズ~!!大変だよ!大変だよ!!」」
「どうかしたの?」
「実はね、昨日の夜大雨がきて道が塞がれちゃったの!」
「僕たちこの館から出れないの!!どうしよう~」
「え…!!どうしよう…………これじゃ帰れない…………」
これ以上館のみんなに迷惑をかけるわけにも行かない………………
「………うーん…じゃあ誰かが助けに来るまでミスズはここに居るといいわ。」
そんなアカネさんの一言に私が驚く。
「え…でも…!」
「大丈夫よ。食料も全員1年分くらいはあるから。」
「「そうしよ!そうしよ!!」」
その話を他の二人に話すと二人ともとても歓迎してくれた。
そんなみんなの優しさに私は…泣きそうになった。
「ありがとう…ございます…」
しかしそれから一ヶ月が経っても誰も助けに来ない。館のみんなも困っているだろう。私は何か良いものはないかと館の中を見て回ることにした。
歩き回って改めて思うが本当に大きな館だ。
家具はどれも高そうな物ばかりだし、料理やお酒もとても高級なものだろう。
そしてふと気づく。
「あれ…………ドア……どこ…………?」
私が入ってきたはずのドアがない。
この館はもう何周も回った。
「…どうしてないの……?そうだ…窓…………」
窓から外に出ればドアを見つけられるはずだ。
窓は私の寝ていた部屋にあった!!
「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………うそ………………………でしょ………………………………?」
私はその場に倒れ込んだ。
だってないんだもの。昨日まであった扉が。さっきあった窓が。外に出るためのものが何もない………………
「私たち……ここに閉じ込められたってこと……………………?」
(誰…?…物語………また………?)
目を覚ますと私は土の上にねそべっていた。
「あれ…?ここ、何処だろう……」
辺りには木しかなく、とても暗い。
「寒い…」
寒さに耐えられず私は何かないかと歩き始める
ざくざくと私が歩く音だけがする
本当に静かで不気味に思う。
そうだ、目を覚ます前に私がどこで何をしていたのかを思い出せばいいのだ。
…………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………
………………………………あれ?
何も思い出せない。目を覚ます前のことが何一つ思い出せない。私が誰なのかも…わからない………
急に怖くなった少女は少し足を早め人を探す
人に聞けば………もしかしたら私のことを知っている人がいるかもしれない…………
カサッ
歩き続ける少女は地面に落ちた1枚の手紙に気付く。
「なにこれ?”私へ"…?」
少女は少し躊躇いつつもほかに頼るものなどなく、手紙を見ることにした。
『私が手紙を読んでくれるって信じてたよ。私の名前は…つまりこれを読んでるあなたの名前ね?私の名前は"ミスズ"だよ。あなたは今から私が言うとおりに道を進めば人のいる所に行けるよ。まず………………………』
という内容だった。
「ミスズ…………」
ポツリと呟く"私"の名前は思いのほかしっくりきた。
これが本当に私宛なのかは分からないが今はこの名前を使わせてもらおう。
私は手紙を読み進めることにした。
人のいるところへの行き方は木が教えてくれるらしい。
私は道筋に沿った木に×マークをつけたらしい
確かに木一つ一つを見てみると×マークのついた木があった。
私は×マークのついた木を辿っていくことにした
すると灯りが遠くから見えてきた
私はやっと灯りを見つけた嬉しさからその灯りに向かって走った
そこにあったのは大きな大きな館だった。
コンコン
ドキドキと胸がなっているのが分かる。
がちゃ
ドアが開き中から出てきたのは
黒髪の背の高い男の人だった。
「………一体誰だい?こんな夜になぜこんなところに?」
私は記憶が無いこと、目が覚めたらくらい暗い森の中にいた事、今夜だけ泊めてほしいことを話した。
男の人は少し考えて私に笑いかけた。
「…………ああ。もちろんいいとも。さあ、お入り。」
やっと家に入れると私は心から感謝をした。
「あ、ありがとうございます…!!」
バタン
すると館の中には他に
とてもきれいな青髪の女性。
赤髪の顔のよく似た男の子と女の子。
髪の短いメイドらしき紫髪の女性。
四人の視線が一気に私に注がれた。
皆、私を見ると一瞬状況が飲み込めないのか静かになる。
赤髪の女の子がぱたぱたと私の方に来て問いかけた
「貴方だぁれ?こんな夜にどうしたの??」
続けて赤髪の男の子が言った
「なぁに?なぁに?新しい子??」
二人がキャッキャッと笑う。
「え、えっと………」
私はどうしていいのかよくわからず言葉がうまく出ない
「こらこら、二人ともやめないか。困っているだろう?」
黒髪の男性がそう言って、私に小声でごめんね、うるさくて。と言った
「まずは自己紹介でもしましょうよ」
青髪の女性がそう提案すると他の人たちもそうしよう。そうだね。と言う。
そして最初に話し始めたのは黒髪の男性だった
「じゃあ、僕から。僕はトオル。この館の主人さ。よろしくね。」
一番最初に会った人だ。
次に話し始めたのは青髪のきれいな人だった
「私はアカネ。トオルの妻よ。よろしくね。」
その話し方はとても優しい。
すると赤髪の二人が
「ハイハーイ!!じゃあ次僕らね~!!」
「僕はチヒロ!双子の弟だよ!」
「私はチサト!!双子の姉だよ!!」
「「よろしくね!」」
吐息ぴったりで言った。
こんなに顔のよく似た双子はすごいと思う。
「えっと~じゃあ最後は私ですかね~私は~メイドのカナデです~よろしくお願いしますね~」
紫髪の声のきれいな人だ。
5人の自己紹介が終わり、次は私の番だ。
「…えっと………私……は………」
みんなの視線が刺さる。
あの名前を使っていいのか、でも他に名乗れる名前はない。意を決してその名前を使うことにする。
「私はミスズ…です…よろしくお願いします。」
アカネさんがとても嬉しそうに
「まあ…とてもいい名前ね。そうだ、今から皆で食事でもしましょうよ。」
と何処かへと向かう。
するとカナデさんが焦ってアカネさんを追いかける。
「アカネ様~食事の準備はメイドの私に任せてくださいよ~」
チサト、チヒロは、私の手を引っ張る
「あの二人はキッチンに料理作りに行ったし」
「僕たちはテーブルに行こうよ」
「「そんで遊ぼーよ!!」」
「う、うん…ありがとう…」
おどおどしながら私は双子に手を引かれながらテーブルに向かった。
「じゃあ、僕は料理の手伝いでもするか。」
「来客なんて久しぶりだから楽しくなって作りすぎちゃった♪」
アカネさんが楽しそうに笑う
「もう~アカネ様もトオル様も私がやりますのに~」
カナデさんが少し残念そうにそう言った。
「そういえば、ミスズはお酒好きですか?よかったらみんなで飲みませんか?」
「「いいねいいね!!」」
私の歳もわからない………でもなんだか…
こんなこと…前もあったような………………
「ミスズ?」
「えっあ、はい!飲めます!!」
トオルさんが心配そうな顔をしている
「それは良かった。今日はいいワインが手に入ってね?さあ、どうぞ。」
つい飲めるなんて答えてしまったが今更やっぱり分からないなんて言える度胸もなく私はお酒を飲むことにした。
ごく…
「おいしい………」
ポツリと呟いた私の一言に皆が嬉しそうにした。
「「わあぁぃ!!ミスズが喜んでくれたよ!!」」
「ふふっ良かったわ。」
「ああ、良かったよ。口に合わなかったらどうしようかと…」
「あ~じゃあ私他のワインも持ってきますね~」
赤の他人の私にこんなに喜んでくれることに私はものすごく嬉しくなった。
それからみんなと仲良くなるのには時間はかからなかった。
ワインもどんどん飲んで楽しくなっていた私は
みんなとたくさんのことを話した。
そしていつの間にか眠りについた私は夢の中で私に出会った。
「あなた…何してるの?こんなところで…」
すると夢の中の私は私をにらみながらこう言った。
「はぁ?あんたが私を夢の中に閉じ込めたんでしょ?…まあ、どうせ記憶はないんだろうけどね…」
私はハッとした。つまり昔の私を知っているって事だ。
「ねぇ…教えてほしいの…!私が…目を覚ます前は…どこにいたの?」
すると私はにらみながらこう言った。
「 」
そこで目が覚めた。
「……………どういう事……………?」
「おはようございます」
「あら、おはよう。もう朝食は用意できてるわよ。さあ、行きましょう。」
「朝食まで頂いてしまってすみません…」
「…あら!いいのよ。昨日は楽しかったんだからそのお礼だと思ってくれれば♪今日も作りすぎてしまってわ♪」
そんな会話をアカネさんとしながらテーブルに向かった。
すると双子がぱたぱたとこちらに走ってくる
「「あ!ミスズ~!!大変だよ!大変だよ!!」」
「どうかしたの?」
「実はね、昨日の夜大雨がきて道が塞がれちゃったの!」
「僕たちこの館から出れないの!!どうしよう~」
「え…!!どうしよう…………これじゃ帰れない…………」
これ以上館のみんなに迷惑をかけるわけにも行かない………………
「………うーん…じゃあ誰かが助けに来るまでミスズはここに居るといいわ。」
そんなアカネさんの一言に私が驚く。
「え…でも…!」
「大丈夫よ。食料も全員1年分くらいはあるから。」
「「そうしよ!そうしよ!!」」
その話を他の二人に話すと二人ともとても歓迎してくれた。
そんなみんなの優しさに私は…泣きそうになった。
「ありがとう…ございます…」
しかしそれから一ヶ月が経っても誰も助けに来ない。館のみんなも困っているだろう。私は何か良いものはないかと館の中を見て回ることにした。
歩き回って改めて思うが本当に大きな館だ。
家具はどれも高そうな物ばかりだし、料理やお酒もとても高級なものだろう。
そしてふと気づく。
「あれ…………ドア……どこ…………?」
私が入ってきたはずのドアがない。
この館はもう何周も回った。
「…どうしてないの……?そうだ…窓…………」
窓から外に出ればドアを見つけられるはずだ。
窓は私の寝ていた部屋にあった!!
「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………うそ………………………でしょ………………………………?」
私はその場に倒れ込んだ。
だってないんだもの。昨日まであった扉が。さっきあった窓が。外に出るためのものが何もない………………
「私たち……ここに閉じ込められたってこと……………………?」
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