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疾風の靴
疾風の靴3
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俺は珍しく一人でギルドに来ていた。
イリア達は「ヤマト様。アリシアの事は頼みます。」そういい残し、女王様の所へ、魔王様に招待状を届けた事を報告へ行ったのだ。
一人で行動するのは久しぶりな感じがする。なんか寂しいような……。解放感があるような……。微妙な感覚だな。それに、昨日の今日。何故怒っているか分からないアリシアに会うのは、億劫だな。
でも、まあ……とりあえずはアリシアに話しをしてみよう。ギルド内でただ突っ立っていても目立つだけだし。
何時ものギルドカウンターには居ないな。
アリシアは……っと。あ、いたいた。珍しく、ギルドに併設してある酒場の方に居るな。よし。声を掛けよう。
「おはよう。アリシア。ちょっと相談事があるんだけれど、いいか?」
アリシアは不機嫌そうにこちらをみる。テーブルの上に朝食だろうか?皿には、パンにサラダ、スクランブルエッグがのっている。
「なんのご用でございますか?ヤマト様。」
声にはやはりトゲがある。本当に何を怒っているのか、さっぱり分からない。
「あ、いや……。すまない。朝食中だったよな?」
「それは構いませんが……あら?今日はイリア様達はご一緒ではないのですね。」
「ああ。イリア達は女王様の所へ行っている。今日は俺一人だ。」
アリシアは俺を少し見つめて、ニコリと笑った。
「なになに?ヤマト君。お姉さんに何か質問かな?」
なぜかアリシアは急に営業口調を止め、ご機嫌に話し始めた。なんだ?コロっと態度が変わって……何かあるのか?
ちょっと怖いぞ……。あっ、まあ……でも、怒られているよりはマシか……。これなら、話しも聞いてくれるだろうし。
「モンスターの食材の仕入れ方について聞きたいのだけれど……。」
「私の意見で役に立つのなら……。」
アリシアはそう答えた。
「ふむふむ。なるほど……。」
俺は一通り、昨日、みんなで考えた意見をアリシアに話した。
「冒険者を斡旋する事は、可能だけれど……費用はかさむわ。ヤマト君も知っての通り、ダンジョンのモンスターから剥ぎ取れる食材は高価だし特別な狩り方をしないといけない。大ニワトリやエンジェルピッグあたりなら簡単に食材用の狩り方が出来るだろうけど、これから先に出てくる強力なモンスターを食材専門で狩ってる冒険者なんて居ないし、先の事を考えるとオススメは出来ないわね。大ニワトリだけなら、初心者冒険者のお小遣い稼ぎとして大丈夫でしょうけど、利益はかなり減ることになると思う。」
確かにアリシアの言うとおりだ。ダンジョンのモンスターから剥ぎ取れる食材は高価だ。大ニワトリでも、ダンジョンで穫れた大ニワトリの方が倍くらいの値段がする。
「ヤマト君のお店で出している、ダンジョンでしか手には入らないモンスターの食材を使った料理って何があるのかな?」
アリシアはそう言う。
今、うちで出しているのは、大ニワトリのからあげ、エビフライドッグ、スライム餅、スライムバー、フライドトード、ホクホクグマのメンチカツだな。
「大ニワトリにスライム、トード、ホクホクグマだな。」
「大ニワトリは養殖場のも使っているのよね?」
「ああ。」
「他の養殖出来ている、エンジェルポークやビッグホーンのメニューはないの?ヤマト君ならその二つの肉を使ったメニューくらい作っていそうだけれど?」
アリシアは不思議そうに聞く。
もちろん、家ではエンジェルポークもビッグホーンも食べる。トンカツやビフカツにしてもよく食べる。これは新しい店舗が出来たなら出す予定だ。
「あるのはあるけど……。新しい店舗が出来たら出す予定なんだ。」
「それ、今から作って持って来れる?」
ん?アリシアは急にそんな事を言う。
「なんでだ?急に??」
「なんでもよ。食べたいの。ダメ??」
アリシアは上目遣いでこちらを見る。なんだ本当に……。そんな顔をされたら断りも出来ない。
俺はトンカツとビフカツを作りに戻った。
イリア達は「ヤマト様。アリシアの事は頼みます。」そういい残し、女王様の所へ、魔王様に招待状を届けた事を報告へ行ったのだ。
一人で行動するのは久しぶりな感じがする。なんか寂しいような……。解放感があるような……。微妙な感覚だな。それに、昨日の今日。何故怒っているか分からないアリシアに会うのは、億劫だな。
でも、まあ……とりあえずはアリシアに話しをしてみよう。ギルド内でただ突っ立っていても目立つだけだし。
何時ものギルドカウンターには居ないな。
アリシアは……っと。あ、いたいた。珍しく、ギルドに併設してある酒場の方に居るな。よし。声を掛けよう。
「おはよう。アリシア。ちょっと相談事があるんだけれど、いいか?」
アリシアは不機嫌そうにこちらをみる。テーブルの上に朝食だろうか?皿には、パンにサラダ、スクランブルエッグがのっている。
「なんのご用でございますか?ヤマト様。」
声にはやはりトゲがある。本当に何を怒っているのか、さっぱり分からない。
「あ、いや……。すまない。朝食中だったよな?」
「それは構いませんが……あら?今日はイリア様達はご一緒ではないのですね。」
「ああ。イリア達は女王様の所へ行っている。今日は俺一人だ。」
アリシアは俺を少し見つめて、ニコリと笑った。
「なになに?ヤマト君。お姉さんに何か質問かな?」
なぜかアリシアは急に営業口調を止め、ご機嫌に話し始めた。なんだ?コロっと態度が変わって……何かあるのか?
ちょっと怖いぞ……。あっ、まあ……でも、怒られているよりはマシか……。これなら、話しも聞いてくれるだろうし。
「モンスターの食材の仕入れ方について聞きたいのだけれど……。」
「私の意見で役に立つのなら……。」
アリシアはそう答えた。
「ふむふむ。なるほど……。」
俺は一通り、昨日、みんなで考えた意見をアリシアに話した。
「冒険者を斡旋する事は、可能だけれど……費用はかさむわ。ヤマト君も知っての通り、ダンジョンのモンスターから剥ぎ取れる食材は高価だし特別な狩り方をしないといけない。大ニワトリやエンジェルピッグあたりなら簡単に食材用の狩り方が出来るだろうけど、これから先に出てくる強力なモンスターを食材専門で狩ってる冒険者なんて居ないし、先の事を考えるとオススメは出来ないわね。大ニワトリだけなら、初心者冒険者のお小遣い稼ぎとして大丈夫でしょうけど、利益はかなり減ることになると思う。」
確かにアリシアの言うとおりだ。ダンジョンのモンスターから剥ぎ取れる食材は高価だ。大ニワトリでも、ダンジョンで穫れた大ニワトリの方が倍くらいの値段がする。
「ヤマト君のお店で出している、ダンジョンでしか手には入らないモンスターの食材を使った料理って何があるのかな?」
アリシアはそう言う。
今、うちで出しているのは、大ニワトリのからあげ、エビフライドッグ、スライム餅、スライムバー、フライドトード、ホクホクグマのメンチカツだな。
「大ニワトリにスライム、トード、ホクホクグマだな。」
「大ニワトリは養殖場のも使っているのよね?」
「ああ。」
「他の養殖出来ている、エンジェルポークやビッグホーンのメニューはないの?ヤマト君ならその二つの肉を使ったメニューくらい作っていそうだけれど?」
アリシアは不思議そうに聞く。
もちろん、家ではエンジェルポークもビッグホーンも食べる。トンカツやビフカツにしてもよく食べる。これは新しい店舗が出来たなら出す予定だ。
「あるのはあるけど……。新しい店舗が出来たら出す予定なんだ。」
「それ、今から作って持って来れる?」
ん?アリシアは急にそんな事を言う。
「なんでだ?急に??」
「なんでもよ。食べたいの。ダメ??」
アリシアは上目遣いでこちらを見る。なんだ本当に……。そんな顔をされたら断りも出来ない。
俺はトンカツとビフカツを作りに戻った。
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