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レウキッポスの禁秘たちの略奪
29 でぐ
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糞。このでぐ、なんもしゃべれやしねえ。自白剤を飲ませすぎた。ちょっと待つか。それとも水でも飲ませて薄めるか。とにかく手を打たなければ。とりあえず、やれることからやらなければ。時間がないのだ。この状況を鑑みて、先ずは事務所を漁ることとした。
選挙の出納帳に、ポスター、ビラ、持ち手のない団扇……。真面目でくだらないものばっかり!ふとパソコンに目をやる。画面の右端の方に付箋でログインパスワードが貼り付けてあるのに気づいた。なんて不用意なんだ。そいつを打ち込んで、パソコンに潜入した。床では、でぐが這いつくばって騒いでやがる。サイケデリック中ってか?肩のあたりに足を置いてうつ伏せになるように転がしてやった。うるさいから、遠くにやりたかっただけだ。でぐは、それでも這いつくばって、近づいてくる。もう一度、転がしてやるも、なんか騒ぎながらも、再度近づいてきた。
サイケデリック中って感じじゃない。何かしらの意思を持って近づいてきてるみたいだった。血中のLSDは、もう抜けてきたって感じか?まだ自白の強要は有効か?
俺は、でぐの胸ぐらを掴んで引き起こし、優しく聞いてやった。
「このパソコンに、なんかあるんか?」
「。。おかけ。--。-つとのやり--。。-がは---。。--。る。」
糞。もう少しなのに、“あいつ“が”でぐ“の間になんとかしなければならない。
それでもパソコンに何かあるということは確信した。もう少し調べてみることとした。
「そ--。ぱそこ-。。-にさわ--。。ゃ。。-」
「さ。---んな。--いっ。。-。-だろ。。--ろよ。」
うるさい。パソコンいじる度、騒いできやがる。邪魔だけど、やっぱこのパソコンはキナ臭い。
Cドライブを漁っていたところ、メールのようなアプリケーションを見つけた。このパソコンはスタンドアロンってヤツだ。つまりネットワーク回線なし。
「それ。--はあけ。-ゃね。--めろや。----てくれや。--。-く。--さい。」
でぐが、騒がしいのには変わりないが反応が変わった。俺はこの、うるさい正直者となったでぐに、聞いてやる。録音機は意味をなさないぐらい意味のわからない言葉も少しづつ慣れてきた。飛んでる言葉を想像し、そして創造してやることで解読できる。
「これ、このメールみたいな、アプリケーションなんだ?」
「それがや。--かけん。--つのふせ。。--んきんのやり。--りい。--しじ。。-うだ。」
それがやまおかけんせつのふせいけんきんのやりとりいちぶしじゅうだ。それが、山岡建設の不正献金一部始終だ。
俺は、レコーダーをUSB記憶装置がわりにして、その一部始終を複製、保存する。
レコーダーからマイクロカードを取り出して、スマホに搭載させていたカードと取り替えた。でぐの野郎は、這い蹲って、俺に近づいて、俺の左足にしがみついてきた。未だに使命をわかってやがる。
無情にも、足を抜いて、仰向けに転がした。そして、もう一度鼻をつまんで、今度はフルニトラゼパムを飲ませた。でぐはその場で、唯の有機結合体として存在するだけの”
もの”となった。これで、俺が国会議員。住吉のやろうは、網走行きだぜ!
俺は事務所の出口へ向かう。あとは出るだけ。内鍵を開けてドアに手をかけた。
選挙の出納帳に、ポスター、ビラ、持ち手のない団扇……。真面目でくだらないものばっかり!ふとパソコンに目をやる。画面の右端の方に付箋でログインパスワードが貼り付けてあるのに気づいた。なんて不用意なんだ。そいつを打ち込んで、パソコンに潜入した。床では、でぐが這いつくばって騒いでやがる。サイケデリック中ってか?肩のあたりに足を置いてうつ伏せになるように転がしてやった。うるさいから、遠くにやりたかっただけだ。でぐは、それでも這いつくばって、近づいてくる。もう一度、転がしてやるも、なんか騒ぎながらも、再度近づいてきた。
サイケデリック中って感じじゃない。何かしらの意思を持って近づいてきてるみたいだった。血中のLSDは、もう抜けてきたって感じか?まだ自白の強要は有効か?
俺は、でぐの胸ぐらを掴んで引き起こし、優しく聞いてやった。
「このパソコンに、なんかあるんか?」
「。。おかけ。--。-つとのやり--。。-がは---。。--。る。」
糞。もう少しなのに、“あいつ“が”でぐ“の間になんとかしなければならない。
それでもパソコンに何かあるということは確信した。もう少し調べてみることとした。
「そ--。ぱそこ-。。-にさわ--。。ゃ。。-」
「さ。---んな。--いっ。。-。-だろ。。--ろよ。」
うるさい。パソコンいじる度、騒いできやがる。邪魔だけど、やっぱこのパソコンはキナ臭い。
Cドライブを漁っていたところ、メールのようなアプリケーションを見つけた。このパソコンはスタンドアロンってヤツだ。つまりネットワーク回線なし。
「それ。--はあけ。-ゃね。--めろや。----てくれや。--。-く。--さい。」
でぐが、騒がしいのには変わりないが反応が変わった。俺はこの、うるさい正直者となったでぐに、聞いてやる。録音機は意味をなさないぐらい意味のわからない言葉も少しづつ慣れてきた。飛んでる言葉を想像し、そして創造してやることで解読できる。
「これ、このメールみたいな、アプリケーションなんだ?」
「それがや。--かけん。--つのふせ。。--んきんのやり。--りい。--しじ。。-うだ。」
それがやまおかけんせつのふせいけんきんのやりとりいちぶしじゅうだ。それが、山岡建設の不正献金一部始終だ。
俺は、レコーダーをUSB記憶装置がわりにして、その一部始終を複製、保存する。
レコーダーからマイクロカードを取り出して、スマホに搭載させていたカードと取り替えた。でぐの野郎は、這い蹲って、俺に近づいて、俺の左足にしがみついてきた。未だに使命をわかってやがる。
無情にも、足を抜いて、仰向けに転がした。そして、もう一度鼻をつまんで、今度はフルニトラゼパムを飲ませた。でぐはその場で、唯の有機結合体として存在するだけの”
もの”となった。これで、俺が国会議員。住吉のやろうは、網走行きだぜ!
俺は事務所の出口へ向かう。あとは出るだけ。内鍵を開けてドアに手をかけた。
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