会社員の女装と緊縛

なな

文字の大きさ
9 / 132

第9章:鍵のついた身体

しおりを挟む
その夜、市川はいつものように陽菜を迎え入れ、丁寧に化粧を施し、女装させた。

レースのランジェリー、黒のストッキング、ミニスカート。そして、胸元には谷間を作るブラジャー。

仕上がった陽菜を、市川は満足げに眺めた。

「ほんとに綺麗になったね、陽菜ちゃん。……でも、まだ少し“自分のもの”だと思ってるでしょ?」

陽菜は首を傾げた。戸惑う間もなく、市川は引き出しから小さなケースを取り出した。中に入っていたのは、金属製の貞操具だった。

光沢のあるリングと、鍵のかかった透明なケージ。見るからに冷たく、無慈悲な造形。

「これを着けて、今日から“そこ”は、私の管理下に置くの。勝手に触ったり、勃たせたりしちゃダメ。許可があるときだけ、感じていいの」

陽菜の喉がごくりと鳴った。

「……そ、それ……つけるの……?」

「うん、当たり前。だって、もう“あなたの身体”じゃないんだもん」

市川は下着を脱がせ、既にうっすら反応し始めていた陽菜の局部に手を添えた。冷えた手のひらが触れた瞬間、ぴくりと震えが走る。

「少し冷たいけど、我慢してね」

陰嚢を一つずつリングに通され、ペニスを押し縮めてリングに通し根元にしっかりと固定される。これだけでギンギンになる。しばらく冷えたタオルで落ち着かされたあと、押し込んだペニスが少し曲率を持った蓋みたいなケージ部分で押し込まれた状態で固定され、金属製のピンで封じるように固定する。

「最後に、鍵をかけて……はい、これで完成」

カチッと小さな音を立てて鍵が締まる。
それは同時に、陽菜が“性的自由”を失った瞬間だった。

「もう、勝手に触れない。勃っても、苦しいだけ。でも、だからこそ——余計に感じちゃうのよね。段々このままでもいけちゃうようになっちゃう」

実際、陽菜の股間は既にうっすらと苦しげだが、蓋の内側に抑えられた快感も含まれている。

「……あ、ぅ、あぁ……っ、苦しい……でも……」

「でも、興奮してるんでしょ? 見せて、陽菜ちゃんの顔」

市川が顎を持ち上げる。そこには、涙を浮かべながらも、明らかに陶酔した女の顔があった。

「ねぇ、これで本当に“私のもの”になったね。陽菜ちゃんの性欲も、感じる権利も、絶頂すらも……全部、私の許可がないとダメなの」

陽菜は頷いた。言葉にならないほどの羞恥と快感、そして安堵。

「……ご主人様、ありがとうございます……」

その夜、陽菜は何度も身体をよじらせ、悶えた。だが、絶頂は決して許されなかった。

貞操具の中で膨らむ欲望を抑えきれず、ただ涙を流しながら、女としての“悦び”と“欲求不満”を同時に刻まれていった。

そして市川は、その様子を見ながら、笑顔でこう囁いた。

「陽菜ちゃんはね、これから“感じたままに男としてはイけない女の子”として、もっと綺麗になっていくのよ」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

性転のへきれき

廣瀬純七
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

OLサラリーマン

廣瀬純七
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

処理中です...