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第16章:記録される「女」
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「ねえ、陽菜ちゃん。せっかくこんなに可愛くなったんだから——ちゃんと残しておきたいよね。あなたの“がんばってる姿”」
市川はスマートフォンを手に、にっこりと笑った。
陽菜はすでに薄桃色のルームランジェリーを身にまとい、ベッドサイドに膝をついていた。
長く揃えた前髪の下、赤らんだ頬と震える唇。
鏡の中には、誰が見ても“女の子”にしか見えない姿の自分が映っている。
「ちょっとだけ動画、撮らせてね。大丈夫。絶対に外には出さない。私しか見ないから」
(でも……その“私だけ”が、なんでこんなにドキドキするの……?)
市川はスマホを構えながら、静かに促した。
「じゃあ、始めて。今日のおさらい。女の子としての、“口の使い方”。きれいに、恥ずかしがりながら……でも、嬉しそうに」
陽菜は、一呼吸おいて、ディルドの前に身体を預ける。
両手は膝の上に揃えたまま、姿勢を正してゆっくりと顔を近づけ——
「……ぅ、ん……」
控えめに触れた唇。それだけで、市川のスマホがカシャッと音を立てた。
「すごくいい……陽菜ちゃん、“撮られてる”ってわかってやると、もっと可愛くなるのね」
次第に、唇だけでなく、舌も慎重に、丁寧に動き出す。
動作は遅く、震えながら。それでも——その動きは、どこか甘く、柔らかく、見る人を惹きつけるものだった。
「もっと……恥ずかしそうにして。うん、いいよ。その目……いい」
(こんなの……市川さんに、見られてる……しかも、記録されてる……)
頭では恥ずかしさでいっぱいなのに、胸の奥はむしろ熱く高鳴っていた。
自分の姿が、カメラ越しに“女性として”記録されていくという実感。
それは、男としての自我をさらに奥へと追いやるような不思議な快感だった。
その夜、レッスンが終わったあと、市川は陽菜の頭を撫でながらこう言った。
「今日の動画、ちゃんと残しておくね。……時々、見返して。“こんなに女の子になってたんだ”って思い出せるように」
陽菜は、頬を赤らめながら、小さくうなずいた。
その胸の奥では、“次はどんなふうに撮られてしまうんだろう”という期待と不安が、熱くじわりと広がっていた——。
市川はスマートフォンを手に、にっこりと笑った。
陽菜はすでに薄桃色のルームランジェリーを身にまとい、ベッドサイドに膝をついていた。
長く揃えた前髪の下、赤らんだ頬と震える唇。
鏡の中には、誰が見ても“女の子”にしか見えない姿の自分が映っている。
「ちょっとだけ動画、撮らせてね。大丈夫。絶対に外には出さない。私しか見ないから」
(でも……その“私だけ”が、なんでこんなにドキドキするの……?)
市川はスマホを構えながら、静かに促した。
「じゃあ、始めて。今日のおさらい。女の子としての、“口の使い方”。きれいに、恥ずかしがりながら……でも、嬉しそうに」
陽菜は、一呼吸おいて、ディルドの前に身体を預ける。
両手は膝の上に揃えたまま、姿勢を正してゆっくりと顔を近づけ——
「……ぅ、ん……」
控えめに触れた唇。それだけで、市川のスマホがカシャッと音を立てた。
「すごくいい……陽菜ちゃん、“撮られてる”ってわかってやると、もっと可愛くなるのね」
次第に、唇だけでなく、舌も慎重に、丁寧に動き出す。
動作は遅く、震えながら。それでも——その動きは、どこか甘く、柔らかく、見る人を惹きつけるものだった。
「もっと……恥ずかしそうにして。うん、いいよ。その目……いい」
(こんなの……市川さんに、見られてる……しかも、記録されてる……)
頭では恥ずかしさでいっぱいなのに、胸の奥はむしろ熱く高鳴っていた。
自分の姿が、カメラ越しに“女性として”記録されていくという実感。
それは、男としての自我をさらに奥へと追いやるような不思議な快感だった。
その夜、レッスンが終わったあと、市川は陽菜の頭を撫でながらこう言った。
「今日の動画、ちゃんと残しておくね。……時々、見返して。“こんなに女の子になってたんだ”って思い出せるように」
陽菜は、頬を赤らめながら、小さくうなずいた。
その胸の奥では、“次はどんなふうに撮られてしまうんだろう”という期待と不安が、熱くじわりと広がっていた——。
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