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おやすみ光魔法 2
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魔法なしの生活をして数日、私は元気をなくしていた。態度や表情には出してないつもりでいても、出ていた様で、家族全員に毎日心配されている。
今もお兄様の膝の上で童話を読んでもらっている。
「お兄様、私お部屋に戻ります。私、お兄様の勉強の邪魔をしちゃってます。」
「アデル、、、僕が心配なんだ、無茶する所も心配だけど、今の抜け殻の様なアデルも心配なんだよ、、だから少しでも一緒に居たいんだ……だめかな?」
いつもだったら萌える儚いお兄様のだめかな、も、今はキュンとはするが、萌えまではいかない……
「ごめんなさい、お兄様、一人になりたくて、、」
「アデルが辛そうだから、側に居たくて我儘言っちゃったね、、ごめんね、、、」
お兄様に謝らせてしまった……元はと言えば自分が悪いのに、
(何で、先生の言う事を聞かないで新しい魔法を試してしまったんだろう……どうして、家族に心配させるくらい無茶しちゃったんだろう……死にはしないけど、なぜ動けなくなるくらいまでやり続けてしまったんだろう……)
思えば思うほど、調子に乗っていたのかもしれない。
光魔法がしょっぱい魔法だと言う事を覆したかった、どーしても先生に新しい魔法を見せてビックリさせたかった、もっともっと新しい光魔法を使ってみたかった……
(いつまで魔法お休みなんだろう……)
期限がないと色々悪い方向に考えてしまう。
一人悶々としていると、扉のノックと共にお母様の声がした。
「アデル、一緒にお出かけしない?」
正直、気分が落ち込んでいるのと、自分が家族に嘘をついて心配かけてしまった事の罪悪感で行く気分ではなかった、、けど、お母様の気遣いを無下にしたくない。行ってみたら気分も変わるかもしれないと思い、行くことにした。
「アデル、今から行くところは市井と言って、平民が多い場所なんだけれど、串焼きと言うものや、りんご飴と言うものなど、食べ物を歩きながら食べれる場所があるらしいの!ワクワクするでしょ?きっと楽しいわよ!」
お母様は目をキラキラさせて力説してきた。
食べ歩きなど、お母様にしてみれば、慣れていない場所なのに、子供が喜びそうな場所へ連れて行こうとしてくれている気持ちが嬉しくなる。
「お母様ありがとうございます!!とっても楽しみです」
久しぶりの笑顔でそう答えた。
「アデルは笑顔が1番似合うわ、大好きよアデル、今日はとことん楽しみましょう」
馬車を走らせて市井に降り立った、この世界で、初めて人が沢山いる所に来た。
(うわぁぁぁーー凄いこんなに人がいるなんて、渋谷とかもこれくらい混んでたのかなぁ?)
落ち込んでいた気持ちはすっかり吹き飛び、浮かれモードになっていた。
「アデル、離れない様にお母様と手を繋いで歩きましょうね」
「はい!!お母様!!あのっ!あの、ふわふわしてるの食べてみたいです!!!」
早速、わたあめらしきものを見つけテンションが上がった私はおねだりをした。早く早くとおお母様をせかして引っ張っていく。
「アデル、そんなに早く歩けないわ、それと、レディは走っちゃダメよ」
市井で売っていたものはどれもこれも美味しそうで、私達は珍しいものや美味しそうなスイーツなどを食べ歩き、ちょっとしたポーチや、小物などを見て「かわいいね!」といいながらショッピングを楽しんだ。しばらく歩いていると、遠くの方に人だかりが見えた。
「お母様あの人だかりは何でしょう?」
「あれは、劇でもやっているのかしらね?」
「私、劇見てみたいです!!行ってみましょう!!絶対に楽しいですよ」
「ふふっ、そうね、きっと楽しいわね、行ってみましょう」
人混みの中をどんどん進んでいく。どんどん進んでいくにつれ人の流れも急になってくる、とその時、ドンッという急な人の流れにぶつかり、お母様と手を離してしまう。
体勢を崩して転けそうになると体がフワッと浮き、口にハンカチの様なものが当てられた。そこからプツリと意識が途絶えてしまった。
今もお兄様の膝の上で童話を読んでもらっている。
「お兄様、私お部屋に戻ります。私、お兄様の勉強の邪魔をしちゃってます。」
「アデル、、、僕が心配なんだ、無茶する所も心配だけど、今の抜け殻の様なアデルも心配なんだよ、、だから少しでも一緒に居たいんだ……だめかな?」
いつもだったら萌える儚いお兄様のだめかな、も、今はキュンとはするが、萌えまではいかない……
「ごめんなさい、お兄様、一人になりたくて、、」
「アデルが辛そうだから、側に居たくて我儘言っちゃったね、、ごめんね、、、」
お兄様に謝らせてしまった……元はと言えば自分が悪いのに、
(何で、先生の言う事を聞かないで新しい魔法を試してしまったんだろう……どうして、家族に心配させるくらい無茶しちゃったんだろう……死にはしないけど、なぜ動けなくなるくらいまでやり続けてしまったんだろう……)
思えば思うほど、調子に乗っていたのかもしれない。
光魔法がしょっぱい魔法だと言う事を覆したかった、どーしても先生に新しい魔法を見せてビックリさせたかった、もっともっと新しい光魔法を使ってみたかった……
(いつまで魔法お休みなんだろう……)
期限がないと色々悪い方向に考えてしまう。
一人悶々としていると、扉のノックと共にお母様の声がした。
「アデル、一緒にお出かけしない?」
正直、気分が落ち込んでいるのと、自分が家族に嘘をついて心配かけてしまった事の罪悪感で行く気分ではなかった、、けど、お母様の気遣いを無下にしたくない。行ってみたら気分も変わるかもしれないと思い、行くことにした。
「アデル、今から行くところは市井と言って、平民が多い場所なんだけれど、串焼きと言うものや、りんご飴と言うものなど、食べ物を歩きながら食べれる場所があるらしいの!ワクワクするでしょ?きっと楽しいわよ!」
お母様は目をキラキラさせて力説してきた。
食べ歩きなど、お母様にしてみれば、慣れていない場所なのに、子供が喜びそうな場所へ連れて行こうとしてくれている気持ちが嬉しくなる。
「お母様ありがとうございます!!とっても楽しみです」
久しぶりの笑顔でそう答えた。
「アデルは笑顔が1番似合うわ、大好きよアデル、今日はとことん楽しみましょう」
馬車を走らせて市井に降り立った、この世界で、初めて人が沢山いる所に来た。
(うわぁぁぁーー凄いこんなに人がいるなんて、渋谷とかもこれくらい混んでたのかなぁ?)
落ち込んでいた気持ちはすっかり吹き飛び、浮かれモードになっていた。
「アデル、離れない様にお母様と手を繋いで歩きましょうね」
「はい!!お母様!!あのっ!あの、ふわふわしてるの食べてみたいです!!!」
早速、わたあめらしきものを見つけテンションが上がった私はおねだりをした。早く早くとおお母様をせかして引っ張っていく。
「アデル、そんなに早く歩けないわ、それと、レディは走っちゃダメよ」
市井で売っていたものはどれもこれも美味しそうで、私達は珍しいものや美味しそうなスイーツなどを食べ歩き、ちょっとしたポーチや、小物などを見て「かわいいね!」といいながらショッピングを楽しんだ。しばらく歩いていると、遠くの方に人だかりが見えた。
「お母様あの人だかりは何でしょう?」
「あれは、劇でもやっているのかしらね?」
「私、劇見てみたいです!!行ってみましょう!!絶対に楽しいですよ」
「ふふっ、そうね、きっと楽しいわね、行ってみましょう」
人混みの中をどんどん進んでいく。どんどん進んでいくにつれ人の流れも急になってくる、とその時、ドンッという急な人の流れにぶつかり、お母様と手を離してしまう。
体勢を崩して転けそうになると体がフワッと浮き、口にハンカチの様なものが当てられた。そこからプツリと意識が途絶えてしまった。
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