68 / 93
食いしん坊の集い
しおりを挟む
勇者の噂話を聞いてからは焦る様に山を登った。今は山を下っている所だ。そろそろ日も暮れてきたから開けてる場所で野営をする事にした。
周りに何人か冒険者がいるが、気にせずにバリアを張り、オーク肉を焼く。匂いはしてない筈だが視線が突き刺さってくる。パンと野菜に焼いたオーク肉を挟んで食べようとしたその時、
「おい、お前それ俺らに寄越せ!後輩の物は先輩の物だ、って事は俺らはお前の先輩冒険者なんだから俺らのものって事だよなぁ???」
絵に描いたようなチンピラ冒険者だった、今までこういうタイプを見た事なかったので呆気に取られてじーっとチンピラを見ながら固まってしまった。
「おいっ!無視してんじゃねー…………
「君たち!!こんな小さい子に何してるんだ?見苦しいぞ!やめたまえ」
チンピラさん達が話してるのを遮って正義の味方の様な人達が現れた。
「こんな小さい子のご飯を奪うなんて君たちどうかしてるぞ!もし、ここをどかないなら僕たちと決闘してもらおうか!!」
「おう!やってやろうじゃねぇーーか」
(えーーーーーー、たかがご飯で決闘??)
結果はチンピラ達がボロ負けして終わった。なんだか可哀想なくらい弱かった。
「あ、あの…………」
「やぁ!大丈夫かい?君の名前は?僕はユーレイク」
「私はアドラです……あの…………大丈夫ですか?(こんな事で争って)」
「あぁ、悪は滅びるべきだ!!善は生き残るからね」
なんだか、チンピラ達よりも関わりたくないかもしれない……しかし、お礼をしないとめんどくさそうだから自分が作ったオーク肉のサンドイッチを分けその場を離れて、ボロボロのチンピラ達の所へ向かう。
「チンピラさん達大丈夫ですか?」
「グッ……くそぉ……ってチンピラじゃねぇ!!っ……イテテ……俺らが負けるなんて…お前俺らを憐れみにきたのか?」
「いえ、そんな事しません、ただ、ご飯をお裾分けしようと思って……」
そうなのだ、普通にチンピラ達に絡まれた時から別に分けても良かったのだが、邪魔が入っただけだった。
「なっ!!お前俺達が負けたのにあの飯くれんのか?」
「最初から分けようとしてたのに、喧嘩始めちゃったんじゃないですか……」
ボソッと小声で言う。そして、作ったオーク肉のサンドイッチを渡す。そして最初の場所に戻りやっと遅めの晩御飯を食べて眠りについた。
翌朝目を覚ますと、チンピラ達と正義の味方達がバリアの外で待っていた。
「やぁ!アドラ、おはよう、君さえ良かったら僕たちのパーティーに入らないかい?君のご飯があるだけでも最高のパーティーになる事間違い無しだ!」
「何言ってんだ!俺達のパーティーに入るよなぁ?あんなうめぇ飯を俺らにも配るくらいの優しさがあるやつなんてそうそういねぇーお前の事は俺らで守るから俺らの所に来い!!」
困った………何でこうなった、そんなに冒険中の飯とは偉大なのか…………私は迷わずキッパリと断る。
「どちらもパスで…………私一人で大丈夫です」
「そんな事は僕達が許さないよ」
「俺らと一緒に来やがれっていってるだろ?」
なんだか雲行きが怪しくなってきた……アデレイドは面倒くさいのと、早くご飯を食べて出発したいのでイライラしていた。
「えいっ」
面倒くさすぎて両パーティーをロープで縛った。隙を突かれたとはいえ、こんな小さい子の魔法にやられたことが恥ずかしくて両パーティー黙ってアデレイドの食事風景を眺める事になった。
食事が終わり、さぁ出発しようと思ったその時、大した情報は得られないかもしれないが、魔人の事をとりあえず聞いておこうと思い両パーティーの元へ向かう。
「あの、魔人か、魔国について何か知ってる事はありませんか?」
すると、チンピラが
「魔国って言ったらたしか、飯がめちゃくちゃ不味いらしいって聞いたな……こんな情報役に立つかわかんないけどよ」
「僕も聞いたことがあるぞ、魔人は生肉を食べるらしいと、焼いたりもせず、調味料もなしだとか……」
この人達……ご飯の話しかしないな…………
と言うか、お兄様、ちゃんとした食事してないのでは?大丈夫なのかなぁ…………一抹の不安が募る
「分かりましたありがとうございます。では解放するので、大人しくしてくださいね?私は一人で旅をしたいので……」
「ありがとうございます」
ロープを解いたら両パーティーからお礼を言われた。こうしてやっと変なパーティ達と別れらる事ができた。それからは急いで山を下り、ダマレスカに到着した。
「さぁここがダマレスカ王国か……やっと国を抜けれたね、ここからさらに北に……早くしないとお兄様が………」
周りに何人か冒険者がいるが、気にせずにバリアを張り、オーク肉を焼く。匂いはしてない筈だが視線が突き刺さってくる。パンと野菜に焼いたオーク肉を挟んで食べようとしたその時、
「おい、お前それ俺らに寄越せ!後輩の物は先輩の物だ、って事は俺らはお前の先輩冒険者なんだから俺らのものって事だよなぁ???」
絵に描いたようなチンピラ冒険者だった、今までこういうタイプを見た事なかったので呆気に取られてじーっとチンピラを見ながら固まってしまった。
「おいっ!無視してんじゃねー…………
「君たち!!こんな小さい子に何してるんだ?見苦しいぞ!やめたまえ」
チンピラさん達が話してるのを遮って正義の味方の様な人達が現れた。
「こんな小さい子のご飯を奪うなんて君たちどうかしてるぞ!もし、ここをどかないなら僕たちと決闘してもらおうか!!」
「おう!やってやろうじゃねぇーーか」
(えーーーーーー、たかがご飯で決闘??)
結果はチンピラ達がボロ負けして終わった。なんだか可哀想なくらい弱かった。
「あ、あの…………」
「やぁ!大丈夫かい?君の名前は?僕はユーレイク」
「私はアドラです……あの…………大丈夫ですか?(こんな事で争って)」
「あぁ、悪は滅びるべきだ!!善は生き残るからね」
なんだか、チンピラ達よりも関わりたくないかもしれない……しかし、お礼をしないとめんどくさそうだから自分が作ったオーク肉のサンドイッチを分けその場を離れて、ボロボロのチンピラ達の所へ向かう。
「チンピラさん達大丈夫ですか?」
「グッ……くそぉ……ってチンピラじゃねぇ!!っ……イテテ……俺らが負けるなんて…お前俺らを憐れみにきたのか?」
「いえ、そんな事しません、ただ、ご飯をお裾分けしようと思って……」
そうなのだ、普通にチンピラ達に絡まれた時から別に分けても良かったのだが、邪魔が入っただけだった。
「なっ!!お前俺達が負けたのにあの飯くれんのか?」
「最初から分けようとしてたのに、喧嘩始めちゃったんじゃないですか……」
ボソッと小声で言う。そして、作ったオーク肉のサンドイッチを渡す。そして最初の場所に戻りやっと遅めの晩御飯を食べて眠りについた。
翌朝目を覚ますと、チンピラ達と正義の味方達がバリアの外で待っていた。
「やぁ!アドラ、おはよう、君さえ良かったら僕たちのパーティーに入らないかい?君のご飯があるだけでも最高のパーティーになる事間違い無しだ!」
「何言ってんだ!俺達のパーティーに入るよなぁ?あんなうめぇ飯を俺らにも配るくらいの優しさがあるやつなんてそうそういねぇーお前の事は俺らで守るから俺らの所に来い!!」
困った………何でこうなった、そんなに冒険中の飯とは偉大なのか…………私は迷わずキッパリと断る。
「どちらもパスで…………私一人で大丈夫です」
「そんな事は僕達が許さないよ」
「俺らと一緒に来やがれっていってるだろ?」
なんだか雲行きが怪しくなってきた……アデレイドは面倒くさいのと、早くご飯を食べて出発したいのでイライラしていた。
「えいっ」
面倒くさすぎて両パーティーをロープで縛った。隙を突かれたとはいえ、こんな小さい子の魔法にやられたことが恥ずかしくて両パーティー黙ってアデレイドの食事風景を眺める事になった。
食事が終わり、さぁ出発しようと思ったその時、大した情報は得られないかもしれないが、魔人の事をとりあえず聞いておこうと思い両パーティーの元へ向かう。
「あの、魔人か、魔国について何か知ってる事はありませんか?」
すると、チンピラが
「魔国って言ったらたしか、飯がめちゃくちゃ不味いらしいって聞いたな……こんな情報役に立つかわかんないけどよ」
「僕も聞いたことがあるぞ、魔人は生肉を食べるらしいと、焼いたりもせず、調味料もなしだとか……」
この人達……ご飯の話しかしないな…………
と言うか、お兄様、ちゃんとした食事してないのでは?大丈夫なのかなぁ…………一抹の不安が募る
「分かりましたありがとうございます。では解放するので、大人しくしてくださいね?私は一人で旅をしたいので……」
「ありがとうございます」
ロープを解いたら両パーティーからお礼を言われた。こうしてやっと変なパーティ達と別れらる事ができた。それからは急いで山を下り、ダマレスカに到着した。
「さぁここがダマレスカ王国か……やっと国を抜けれたね、ここからさらに北に……早くしないとお兄様が………」
11
あなたにおすすめの小説
古代文明の最強王、5000年後に転生すると魔法が弱体化しすぎていたのでもう一度最強になります。~底辺貴族からの成り上がり~
しNぱ
ファンタジー
5000年前、魔法文明マギア魔導王国を築き、
魔法体系そのものを創造した王アーケ・マギアス・マギアは、
さらなる魔法の発展を求め、自らの魂を未来へ送る転生魔法を発動した。成熟した古代魔法を超える研究が進んだ世界を見たいという純粋な探求心から、5000年後の世界へと意識を沈めた。
目覚めた先は、スケルド男爵家三男レイフとしての赤子の身体だった。産まれた瞬間から記憶を持つ彼は、質素な家と薄い魔力の流れを前に、未来の魔法研究が古代よりも大きく退化していることに気づく。最底辺と呼ばれる家に生まれながらも、家族は温かく、彼の異常な魔力量を希望として受け入れた。
幼少期から魔力操作を自然に行い、三歳で石を浮かせ、五歳で光魔法を自在に扱うなど、古代王としての力を隠しながら成長する。外では古代魔法を使わず、転生者であることを悟られないよう慎重に振る舞いながら、未来の魔法体系を観察し続けた。
十歳になると身体強化などの古代魔法を最低限だけ使い、父との剣術訓練でも圧倒的な動きを見せるが、本来の力は隠したまま過ごす。そして十六歳、高等魔導学園に入学したレイフは、初日の実技試験で無詠唱魔法や術式無効化を用いて試験官を圧倒し、最底辺男爵家ながらA級判定を受ける。
その姿を見たストラング公爵家の令嬢エリナは、彼に強い興味を抱く。5000年後の世界は古代より魔法が退化していたが、だからこそ発展の余地がある。レイフは古代王としての知識をもとに、もう一度魔法の未来を切り開くことを決意する。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる