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キオク
決断
しおりを挟む少女は恐怖で立つことができないようだ。
地面を這ってそのモンスターから離れようとする。
しかし、モンスターと少女の距離はじりじりと近づいていく。
(ーふざけるな!!)
周りの人を押しのけて、近くにあった消化器を手にする。
それを持ち、モンスターに向かって走る。
優「うおぉおぉ!!!」
モンスターがこちらに気付きこちらを向いた瞬間、消化器でモンスターの頭を攻撃する。
(効いてる!!)
ひるんだモンスターから少女を引き離し、扉まで引っ張っていく。
『う、後ろ!!』
少女の言葉に、後ろに振り返る。
(ー!!)
先ほど攻撃した消化器が飛んでくる
少女を背にし、右腕で防御する。
ーガンッ
優「くっ!!」
右腕に激痛が走る。
先ほどの虫型のモンスターとは違う腕の太い猿のようなモンスターが投げたようだ。
その猿は高くジャンプすると、頭めがけて殴りかかってきた。
扉の方に向かって少女の背中を押すと、頭に重い音が響いた。
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