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7章 エルフの里
76.投降者
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「・・・なに?投降者だと?」
全軍、森の中央部にある大樹に向かっている頃、突然の報告に亜人王は訝しそうに聞き直す。報告しているのは黒服のものだ。
「はい。我らの大軍とエルフ軍の戦力は歴然。わざわざ負け戦に加担したくないようです。
エルフらの作戦を教えるから命を助けてくれ、そう言っていました」
「ふむぅ....」
亜人王は一瞬考えると、確信を得たようにニヤリと笑う。
「よかろう。そいつを連れてこい」
人間でも亜人でも誰であろうと命は惜しいものだ。そして同時に命が関わるものは大抵信用できる。死にたくないから本気になるのだ。
欲望に忠実なものは信用に足る。それが亜人王の考えだった。
さらに、いかにエルフが少数であろうともここは彼らのホーム。作戦などいくらでも練れる。大軍を過信せずに相手の手を一つ一つ潰していくのが本当の作戦であると亜人王は理解していた。
だから投降者は重要であり、エルフらの作戦を知る重要な情報源になる。
「ふふふふ....!」
亜人王は自らの考えに笑いが止まらないのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「偽りの投降は成功したようです!」
若い(100歳ぐらいの)イケメンエルフがそう報告した。
なんでそんな早くわかるんだよ、と最初は突っ込んだものの、エルフは森の声を聞けるらしい。要は動物や自然の声がわかるのだ。
さすがは智を持つ種族。イケメンな上にチートだ。俺の、「ムカつく種族ランキング第1位」なだけある。
「向こうの進軍はどれぐらい進んでいる?」
「は!ここに到達されるまで残り半日程度であります!」
ここ、というのは大樹じゃない。大樹から1時間ほどの仮に立てた櫓のようなところだ。
大樹を決戦の場にすると、もし負けた時に苦しくなる。しかしいくつも陣を張る余裕はない。だから少し大樹から離れた場所を決戦の場にするのだ。
「よし、では作戦を発表するーーー前に、妖狐のほうは?」
「それが.....まだ説得できていないようです」
妖狐の方へはハクリが行っている。色々と"王"が行った方が都合がいいのだろう。
今回、妖狐はこちらの切り札になると言っても過言ではない。いかに妖狐を味方につけるかが、この戦の分かれ目なのだ、とわかった風に言ってるが内心はドキドキのガチガチのフラフラである。
だって、俺一般人だぞ?なんかわかった風に軍師してるもののこんなもん付け焼き刃だ。当然軍の動かし方なぞわかるわけない。
それでも俺が軍を率いるのは、エルフを助けたいからだ、なんて立派なわけは無く、わかってる奴風に振る舞っちゃったから後に引けないんだけだ。我ながらアホだと思う。
「まあいい!作戦だ。
長く伸びた軍を一つずつ断ち切る、とまでは言ったな?
この作戦で大切なのはいかに早く一つの軍を倒すかだ!敵は大軍!ゆっくり倒してたらすぐに次が来る!そうすれば俺たちの負けは必至。
じゃあどうするか?簡単だ!一発で確実に1人殺す!それだけだ!」
ん?というたくさんの顔が俺を見る。
それができれば苦労しねえよ、といった顔だ。
「今からその確実に殺す方法を教える。いいか?時間はない。だから一回で覚えろ。
確実に殺す方法、それは確実に殺せる場面を作ることだ。それはどういう場面か?
じゃあ逆に聞こう、動物を狩るとき一番楽なのは?」
青年エルフが手を挙げる。
「罠にはめたときです」
「そうだ。つまり敵を罠に嵌める。それも飛びっきりの罠をな」
そこで俺はニヤリと不敵に笑った。
ものの、実際罠に敵がかかるかは知らない。とりあえずやるだけやってみるだけだ。
「さあ、付いて来い!今から教えてやる!最強の罠ってやつをな!」
「お、おおおおおお!!!!!」
エルフは「最強の罠」と聞き、目をキラキラさせながら付いてきた。
実際は「僕が考えたNo1罠」だが目をキラキラさせるエルフにそんなこと言えるはずがない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ほう!敵は大樹から特攻を仕掛けると!」
亜人王は内心でニヤリと笑う。投降者が言った作戦は、調子に乗って突撃した亜人軍らを大樹の上から攻撃するというものだった。
確かに、上からの攻撃は有利であるし、数の少ない向こうは奇策を仕掛けるしかないだろう。理にかなったものだ。
「これで我らの勝ちはぐっと近づいた!
そこのエルフよ!お前には感謝を、そして手厚くもてなそう!よくぞ英断した!」
亜人王の対面に控えるエルフはその言葉にぱあっと顔を輝かせると再び頭を下げた。
「よし!どんどん進軍せよ!敵は大樹にあり!」
「「「「「オオオオォォ!!!!!」」」」
一気に拳が突き上げられ、大樹で待つ敵へと一気に進軍する。
彼らの頭には道中の罠への対策など微塵もなかった。
「ふふふ!これで彼の方にも認められて貰える....!我が将来が楽しみだ....!」
しかし、そう溢す亜人王の後ろで、黒服は少し青ざめていた。
今しがた、仲間の黒服から何者かに気絶させられた盗賊と仲間が見つかったと聞いたのだ。
彼らはSランク級の最も本命にしていた盗賊団だった。そんな彼らが....,。
殺された、ならわかる。しかし"気絶"したのだ。
そこには手加減できるほどの圧倒的実力差があったことを意味する。
黒服は得体の知れない敵にゾッとした。もし、このまま油断してかかれば我らはとんでもない被害を被るのでは?それどころか完全敗北もありえる。
「いやしかし.....」
ただの考えすぎである場合もある。
もし何もないのに進軍を止めれば味方の士気は下がるだろう。ならば例え被害があっても士気が高いうちに攻撃したほうが.....。
「しかし、"隠者"よ、敵には他に策があると思うか?」
亜人王が突如話を振り、黒服は一瞬冷や汗をかくが、冷静なフリをする。
この男、ただの暗将だと思っていたが案外話を丸呑みにしない頭は持ち合わせているらしい。
さて、どう答えるか....。
「いえ、このまま進軍するしかないでしょう。我らの士気は上々。そう簡単に負けるとは思えませぬ」
結果、黒服はそう答えを出した。
例え向こうに策があったとしても絶対的な戦力差がある。被害を受ければそこから対策すればいいのだ。
黒服はそう納得すると、進軍するのであった。
全軍、森の中央部にある大樹に向かっている頃、突然の報告に亜人王は訝しそうに聞き直す。報告しているのは黒服のものだ。
「はい。我らの大軍とエルフ軍の戦力は歴然。わざわざ負け戦に加担したくないようです。
エルフらの作戦を教えるから命を助けてくれ、そう言っていました」
「ふむぅ....」
亜人王は一瞬考えると、確信を得たようにニヤリと笑う。
「よかろう。そいつを連れてこい」
人間でも亜人でも誰であろうと命は惜しいものだ。そして同時に命が関わるものは大抵信用できる。死にたくないから本気になるのだ。
欲望に忠実なものは信用に足る。それが亜人王の考えだった。
さらに、いかにエルフが少数であろうともここは彼らのホーム。作戦などいくらでも練れる。大軍を過信せずに相手の手を一つ一つ潰していくのが本当の作戦であると亜人王は理解していた。
だから投降者は重要であり、エルフらの作戦を知る重要な情報源になる。
「ふふふふ....!」
亜人王は自らの考えに笑いが止まらないのであった。
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「偽りの投降は成功したようです!」
若い(100歳ぐらいの)イケメンエルフがそう報告した。
なんでそんな早くわかるんだよ、と最初は突っ込んだものの、エルフは森の声を聞けるらしい。要は動物や自然の声がわかるのだ。
さすがは智を持つ種族。イケメンな上にチートだ。俺の、「ムカつく種族ランキング第1位」なだけある。
「向こうの進軍はどれぐらい進んでいる?」
「は!ここに到達されるまで残り半日程度であります!」
ここ、というのは大樹じゃない。大樹から1時間ほどの仮に立てた櫓のようなところだ。
大樹を決戦の場にすると、もし負けた時に苦しくなる。しかしいくつも陣を張る余裕はない。だから少し大樹から離れた場所を決戦の場にするのだ。
「よし、では作戦を発表するーーー前に、妖狐のほうは?」
「それが.....まだ説得できていないようです」
妖狐の方へはハクリが行っている。色々と"王"が行った方が都合がいいのだろう。
今回、妖狐はこちらの切り札になると言っても過言ではない。いかに妖狐を味方につけるかが、この戦の分かれ目なのだ、とわかった風に言ってるが内心はドキドキのガチガチのフラフラである。
だって、俺一般人だぞ?なんかわかった風に軍師してるもののこんなもん付け焼き刃だ。当然軍の動かし方なぞわかるわけない。
それでも俺が軍を率いるのは、エルフを助けたいからだ、なんて立派なわけは無く、わかってる奴風に振る舞っちゃったから後に引けないんだけだ。我ながらアホだと思う。
「まあいい!作戦だ。
長く伸びた軍を一つずつ断ち切る、とまでは言ったな?
この作戦で大切なのはいかに早く一つの軍を倒すかだ!敵は大軍!ゆっくり倒してたらすぐに次が来る!そうすれば俺たちの負けは必至。
じゃあどうするか?簡単だ!一発で確実に1人殺す!それだけだ!」
ん?というたくさんの顔が俺を見る。
それができれば苦労しねえよ、といった顔だ。
「今からその確実に殺す方法を教える。いいか?時間はない。だから一回で覚えろ。
確実に殺す方法、それは確実に殺せる場面を作ることだ。それはどういう場面か?
じゃあ逆に聞こう、動物を狩るとき一番楽なのは?」
青年エルフが手を挙げる。
「罠にはめたときです」
「そうだ。つまり敵を罠に嵌める。それも飛びっきりの罠をな」
そこで俺はニヤリと不敵に笑った。
ものの、実際罠に敵がかかるかは知らない。とりあえずやるだけやってみるだけだ。
「さあ、付いて来い!今から教えてやる!最強の罠ってやつをな!」
「お、おおおおおお!!!!!」
エルフは「最強の罠」と聞き、目をキラキラさせながら付いてきた。
実際は「僕が考えたNo1罠」だが目をキラキラさせるエルフにそんなこと言えるはずがない。
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「ほう!敵は大樹から特攻を仕掛けると!」
亜人王は内心でニヤリと笑う。投降者が言った作戦は、調子に乗って突撃した亜人軍らを大樹の上から攻撃するというものだった。
確かに、上からの攻撃は有利であるし、数の少ない向こうは奇策を仕掛けるしかないだろう。理にかなったものだ。
「これで我らの勝ちはぐっと近づいた!
そこのエルフよ!お前には感謝を、そして手厚くもてなそう!よくぞ英断した!」
亜人王の対面に控えるエルフはその言葉にぱあっと顔を輝かせると再び頭を下げた。
「よし!どんどん進軍せよ!敵は大樹にあり!」
「「「「「オオオオォォ!!!!!」」」」
一気に拳が突き上げられ、大樹で待つ敵へと一気に進軍する。
彼らの頭には道中の罠への対策など微塵もなかった。
「ふふふ!これで彼の方にも認められて貰える....!我が将来が楽しみだ....!」
しかし、そう溢す亜人王の後ろで、黒服は少し青ざめていた。
今しがた、仲間の黒服から何者かに気絶させられた盗賊と仲間が見つかったと聞いたのだ。
彼らはSランク級の最も本命にしていた盗賊団だった。そんな彼らが....,。
殺された、ならわかる。しかし"気絶"したのだ。
そこには手加減できるほどの圧倒的実力差があったことを意味する。
黒服は得体の知れない敵にゾッとした。もし、このまま油断してかかれば我らはとんでもない被害を被るのでは?それどころか完全敗北もありえる。
「いやしかし.....」
ただの考えすぎである場合もある。
もし何もないのに進軍を止めれば味方の士気は下がるだろう。ならば例え被害があっても士気が高いうちに攻撃したほうが.....。
「しかし、"隠者"よ、敵には他に策があると思うか?」
亜人王が突如話を振り、黒服は一瞬冷や汗をかくが、冷静なフリをする。
この男、ただの暗将だと思っていたが案外話を丸呑みにしない頭は持ち合わせているらしい。
さて、どう答えるか....。
「いえ、このまま進軍するしかないでしょう。我らの士気は上々。そう簡単に負けるとは思えませぬ」
結果、黒服はそう答えを出した。
例え向こうに策があったとしても絶対的な戦力差がある。被害を受ければそこから対策すればいいのだ。
黒服はそう納得すると、進軍するのであった。
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