補欠部員

西川慎也

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1.佐藤直也 ~ 満たされない優等生

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僕は佐藤直也。
古濱市三鶴区に住む小学6年生だ。
人から見ると、僕は典型的な優等生に
見えるだろう。
裕福な家庭、子供に理解のある両親、
常に学年トップクラスの学力、
スポーツは何でも人並み以上にこなし、
さらに容姿端麗で、女子にももてる。
 
サッカーは小学校1年生から始めた。
スポーツ少年団・三鶴FCに所属している。
三鶴FCは小学3年生以上を対象にした
スポーツ少年団で、各学年10~15人程度が
在籍している。
僕は5年生になる時に入団した。
それまではJリーグチームのスクールに
通っていたが、スクールには市内の中心部まで
行かなければならないのが面倒だったのだ。
僕にとって、サッカーとは
その程度のものだった。
三鶴FCを選んだのも、活動場所が家から近い
という理由だけだ。
 
実力的には中の下程度のチームで、
チーム内での僕の実力は群を抜いていた。
僕は最初から5・6年生のチームで
背番号11を与えられ、FWのレギュラーを
任された。
その程度のチームなのだ。
僕としては力を持て余し気味だったが、
それも気にならなかった。
あくまでも趣味の範囲内と思っていたのだ。
 
そして、6年生になった新チームでも、
背番号11は僕が背負う事になっていた。
 
一見、順風満帆に見える僕の生活だったが、
いつの頃からか、“何かが足りない”と
心の中で思い始めていた。
その“何か”は自分でも分からず、
モヤモヤした気持ちを感じていた。
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