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6.初めてのイジメ経験(2)
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藤宮「顔を上げて、情けない顔、よく見せてよ」
ひれ伏したままだった僕は、翔に促されて、
ようやく顔を上げた。
両手はまだ床についたままだ。
藤宮「さっき、俺にいろいろ嫌な想いをさせたって
言ってたよね。
いろいろって、具体的にはどういう事?
それがないと、何を謝ってもらったのか、
僕も分からないし」
佐藤「はい」
僕は翔を差し置いて試合に出ている事、
レギュラー番号を付け続けている事をあげた。
藤宮「だからさっきも言ったけど、
それは監督が決めてる事だし」
佐藤「僕がそれに甘えていたのも事実です。
僕から監督に進言すべきでした。
申し訳ありません!」
藤宮「まぁ、実力がないのにレギュラー面して
図々しく試合に出てる6年生って、
佐藤さんだけじゃないでしょ。
佐藤さんなんて、このチームじゃ
まだマシな方だと思うけどね」
僕の屈服した態度に、翔の言葉も
幾分かは柔らかくなっている。
佐藤「他の連中は同じポジションの5年生に
たいした奴がいるわけじゃありません。
どんぐりの背比べという事なら
6年生を出すのも分かります。
でも、僕の場合は藤宮さんですから、
比べものにならないですよ」
翔はまんざらでもないように頷いた。
佐藤「本当に申し訳ありませんでした。
監督に直訴して、背番号と試合起用を
改善してもらいます」
藤宮「まぁ、それは任せますが、
背番号を変えるとなると、他の人にも
影響するんじゃないですか?」
“細かい事を言うなぁ”と僕は思った
だが逆に言えば、翔自身も背番号の件は
気にしていたという事なのだろう。
佐藤「僕と藤宮さんの番号を入れ替えるだけで
良いと思います。
僕らの体格は似てますし、
ユニフォームを交換すれば
それで済むんじゃないですか」
藤宮「まぁ、それもそうか」
少し沈黙があった。
藤宮「それじゃ、佐藤さんの気持ちは分かったし、
この話はもう良いわ」
佐藤「えっ」
藤宮「ただし!一つだけ条件があるんだよね」
佐藤「はい」
藤宮「次の練習の時、みんなの前でもう一度、
俺に土下座して謝ってくれるかな。
そしたら、許してやるから」
ひれ伏したままだった僕は、翔に促されて、
ようやく顔を上げた。
両手はまだ床についたままだ。
藤宮「さっき、俺にいろいろ嫌な想いをさせたって
言ってたよね。
いろいろって、具体的にはどういう事?
それがないと、何を謝ってもらったのか、
僕も分からないし」
佐藤「はい」
僕は翔を差し置いて試合に出ている事、
レギュラー番号を付け続けている事をあげた。
藤宮「だからさっきも言ったけど、
それは監督が決めてる事だし」
佐藤「僕がそれに甘えていたのも事実です。
僕から監督に進言すべきでした。
申し訳ありません!」
藤宮「まぁ、実力がないのにレギュラー面して
図々しく試合に出てる6年生って、
佐藤さんだけじゃないでしょ。
佐藤さんなんて、このチームじゃ
まだマシな方だと思うけどね」
僕の屈服した態度に、翔の言葉も
幾分かは柔らかくなっている。
佐藤「他の連中は同じポジションの5年生に
たいした奴がいるわけじゃありません。
どんぐりの背比べという事なら
6年生を出すのも分かります。
でも、僕の場合は藤宮さんですから、
比べものにならないですよ」
翔はまんざらでもないように頷いた。
佐藤「本当に申し訳ありませんでした。
監督に直訴して、背番号と試合起用を
改善してもらいます」
藤宮「まぁ、それは任せますが、
背番号を変えるとなると、他の人にも
影響するんじゃないですか?」
“細かい事を言うなぁ”と僕は思った
だが逆に言えば、翔自身も背番号の件は
気にしていたという事なのだろう。
佐藤「僕と藤宮さんの番号を入れ替えるだけで
良いと思います。
僕らの体格は似てますし、
ユニフォームを交換すれば
それで済むんじゃないですか」
藤宮「まぁ、それもそうか」
少し沈黙があった。
藤宮「それじゃ、佐藤さんの気持ちは分かったし、
この話はもう良いわ」
佐藤「えっ」
藤宮「ただし!一つだけ条件があるんだよね」
佐藤「はい」
藤宮「次の練習の時、みんなの前でもう一度、
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