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インディア~親蜜の香り~その一章 7
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彼女は男尊女卑の傾向強く残る結婚に、否定的な見解を持っているようだった。
「結婚は考えていません」
という時のアーシャは辛そうというよりはいっそ苦々しげで、聞かれるのも嫌という趣があった。
「父は私たちに学を与え、こういいました。持参金を求める男と結婚するくらいなら独身の方がいい、と。でもこの国では女性は結婚しなければ宗教的にも救われず、永遠に亡霊になるという強いヒンドゥー信仰があります。なので、それから自由でいようとすることは、並大抵の意思では出来ません。殆どの家族は、結婚しないくらいなら、または、離婚するくらいなら、娘が夫に殺される方がましだ、と考えています」
リンゼイも、何度も会う中でダウリーという持参金の額を不服とするが故に、臨月の妻ですら焼き殺して事故だと言い張る事件が多数存在するのは、もう常識としていた。
彼はうっすら、彼女が自分を好ましく思って付き合っているのは、インド人男性にはない新鮮さよりも結婚相手として不適格だからではないか、とすら考える。
そうはいっても、アーシャはどんな妻になるだろう。彼女を尊重して指図などしない夫なら、上手くやっていけるのではないか? 勿論、持参金なんて要らない。彼女は知性もあるし、理性に目覚めた女性でない限り得られない物を持っている。謙虚ながら、世界に向かって開かれた知識欲があり、それらに基いた人の役に立とうという強い目的意識もある。
この容姿でこの中身……金なんかよりも価値がある。彼女のような女性と暮らすのは楽しいだろうな。いつの間にか、彼女との結婚生活を想像している自分に気付いて、リンゼイは苦笑する。
結婚などと。
まだ寝てもいないのだが、彼女を攫ってしまいたい。
通算五回目のデートで、そんなことを考える自分が可笑しかったが、理由のないことではない。
アーシャはお金がないという態度の割には必ず決まった個人タクシーを呼んで、家の前まで送ってもらう。運転手は従兄弟だという。一緒にいたいが為、リンゼイがレンタカーを借りようとしたが、止められた。はっきりとはいわれなかったが、外国人が運転していて事故を起こした場合、その場で命を奪われる可能性があるかららしい。全く以て恐ろしい文化の国である。
幸い、その従兄弟は無口で、一族の誇りたる従姉妹を優待しており、邪魔をしようとはしなかった。その道程にて、バスは痴漢天国で嫌というほど触られる上、女の一人歩きでは拉致される女が後を絶たない世界――インド旅行者の女にもその忠告が必ず成されるほどである――彼女のタクシーでの帰宅はささやかな贅沢ではなく、誘拐を恐れてのことだと知ってからというもの、彼の畏れにも似た激しい所有欲求は募るばかりだった。
しかし、果たして彼女がこれを男女のデートだと理解しているのか、いささか不安の残るところであるが……もしかしたら、キングスイングリッシュを学ぶ良い機会だとでも思っているのかも知れなかった。
もしかしたら、サパーを一緒に過ごしたら当たり前に男性が奢るこの世界で、夕食代を浮かせるために会っているのかも知れない。賭けても良いが、リンゼイと昼食なり夕食なりを共にした日、彼女は家で夕食を摂っていまい。アーシャは上品に物を食べ、喋ったが、一度も食事を欠片も残さなかった。
男女が出かけた食事で、男が代金を出さないことなど考えられぬインドにおいて、できるだけ高いところへ連れて行ってやるのが甲斐性であり、軽いサパーの方が下心が透けずに安心かと思っていた。が、そうと知ってから、貧しい彼女がスチュワーデスの恰好で来るしかない三ツ星のレストランではなく、高品質で良質の料理を多過ぎると思われるボリュームで提供する料理店に連れて行くことにした。
一ルピーも出せば食べ放題の、ゾロアスター教徒の奉仕精神が作った勤勉なベジタリアンの店である。
その六回目のデートで、アーシャは細身の何処に入るのかと思うほどたっぷり食べた。そこはスプーンも付けてくれたが、手で食べるのが作法であり、彼女は右手で摘まんで口に運ぶ。左手は不浄なので使ってはいけない。リンゼイも真似をして手で食べてみたが、程なく手首の方まで汚れてしまう。アーシャが指先だけしか汚さないのを、芸術的だとすら思う。
いや、それよりも、彼女の食欲をそそったのは何だったのだろうか。
菜食の食材が載った鉄の大皿だろうか。
ナイフやフォークを使わない、手掴みで食べる開放感か。
溢したりした訳ではないが、餓えたような貪欲極まりない食べっぷりに、彼は呆気に取られ、その次に感動し、幸せな気分に浸る。先進国の女性はこんなに食べない。少なくともリンゼイが付き合うような上流階級の女性は。今や欧米では、細い身体こそ富と品格の象徴に成りつつあるのだ。
嬉々として次から次へと美味しそうに平らげる女性は、見ていてこんなに楽しいのか。
リンゼイも体形維持の為カロリーなど気にしている方であるが、そんなことが馬鹿らしく感じられる。彼女に食べさせているのは自分だ。愛する女性の腹を満たすことがこんなにも幸福なことだとは思いも寄らなかった。
しかしその気持ちは、すぐに萎んでしまった。
「弟さんが卒業して職が決まったらどうするの」
そんな質問をした時に。
「あんまり考えていません、私はもう半分以上生きましたから」
「何だって?」
「あと十年、生きられるか分からないの」
「病気なのか!?」
「いいえ、でも……親戚の女性は皆、三十五歳前に亡くなるから、きっと私もそれくらいだと思ってきました。本当だったら、十年前に嫁いで子供をもう九人くらい産んで、その時に死んでいても可笑しくないのに、ずっと楽しく過ごせた」
未だに多産と貞節を当然と強要され、女の平均年齢が四十歳未満という恐ろしい数字をリンゼイは今日初めて知る。産まれた子供が成人する確率は六十パーセント。九人産んだとしても成人するのは平均五人。絶対的な男社会で、保証などなく、女が身を護り養うために子供が必要なインドで、子を産まない女は石女か非難されるべき親不孝者だけである。
「でも私の父は勉強が好きで、私たちにも好きに勉強させてくれたわ。持参金を出してやれないから、せめてもの花向けに、と良く泣いていました。でも私はそれで良かったんです。弟の花嫁には持参金を沢山持ってくる人が良いと母はいっているけど、姉も私もそうじゃなくてもいいと思っているの」
思った以上に口が軽くなった今夜のアーシャの発音に、強いヒンディー語の訛りが見られた。
「この生活をずっと続けたい、でも若くなくなるから、他の仕事を探さなくちゃ……でも弟が卒業したらそれでもきっと食べていけると思うの」
「若くなくなるって、君は確か二十五歳だろう?」
「ヒンドゥーでは、もうとても結婚できない年齢ですわ。適齢期は十年前……でも結婚には多額の持参金も必要だし、いいんです。無理だけど、できたら死ぬまでこの仕事がしたいから」
アーシャはそれを特別おかしなことだと、思っていないようだった。
打って変わって無口になり、食が進まなくなったリンゼイに合わせたのか、アーシャは喋らず食べることに没頭する。二人で十五種類ものメニューを頼んだので、食事は残ってしまった。それでも一つ星ホテルでは、この一〇〇から一〇〇〇倍の値段でなければカップルでは入れない。彼女は残したものを包んでもらい、いつもは決してしない満面の笑みを浮かべてタクシーに乗り込んだ。
送っていくその帰り、浮かれた彼女は初めてリンゼイの頬に接吻する。吐息が掠めるような、そんなキスだった。
「ミスター、ありがとう」
「結婚は考えていません」
という時のアーシャは辛そうというよりはいっそ苦々しげで、聞かれるのも嫌という趣があった。
「父は私たちに学を与え、こういいました。持参金を求める男と結婚するくらいなら独身の方がいい、と。でもこの国では女性は結婚しなければ宗教的にも救われず、永遠に亡霊になるという強いヒンドゥー信仰があります。なので、それから自由でいようとすることは、並大抵の意思では出来ません。殆どの家族は、結婚しないくらいなら、または、離婚するくらいなら、娘が夫に殺される方がましだ、と考えています」
リンゼイも、何度も会う中でダウリーという持参金の額を不服とするが故に、臨月の妻ですら焼き殺して事故だと言い張る事件が多数存在するのは、もう常識としていた。
彼はうっすら、彼女が自分を好ましく思って付き合っているのは、インド人男性にはない新鮮さよりも結婚相手として不適格だからではないか、とすら考える。
そうはいっても、アーシャはどんな妻になるだろう。彼女を尊重して指図などしない夫なら、上手くやっていけるのではないか? 勿論、持参金なんて要らない。彼女は知性もあるし、理性に目覚めた女性でない限り得られない物を持っている。謙虚ながら、世界に向かって開かれた知識欲があり、それらに基いた人の役に立とうという強い目的意識もある。
この容姿でこの中身……金なんかよりも価値がある。彼女のような女性と暮らすのは楽しいだろうな。いつの間にか、彼女との結婚生活を想像している自分に気付いて、リンゼイは苦笑する。
結婚などと。
まだ寝てもいないのだが、彼女を攫ってしまいたい。
通算五回目のデートで、そんなことを考える自分が可笑しかったが、理由のないことではない。
アーシャはお金がないという態度の割には必ず決まった個人タクシーを呼んで、家の前まで送ってもらう。運転手は従兄弟だという。一緒にいたいが為、リンゼイがレンタカーを借りようとしたが、止められた。はっきりとはいわれなかったが、外国人が運転していて事故を起こした場合、その場で命を奪われる可能性があるかららしい。全く以て恐ろしい文化の国である。
幸い、その従兄弟は無口で、一族の誇りたる従姉妹を優待しており、邪魔をしようとはしなかった。その道程にて、バスは痴漢天国で嫌というほど触られる上、女の一人歩きでは拉致される女が後を絶たない世界――インド旅行者の女にもその忠告が必ず成されるほどである――彼女のタクシーでの帰宅はささやかな贅沢ではなく、誘拐を恐れてのことだと知ってからというもの、彼の畏れにも似た激しい所有欲求は募るばかりだった。
しかし、果たして彼女がこれを男女のデートだと理解しているのか、いささか不安の残るところであるが……もしかしたら、キングスイングリッシュを学ぶ良い機会だとでも思っているのかも知れなかった。
もしかしたら、サパーを一緒に過ごしたら当たり前に男性が奢るこの世界で、夕食代を浮かせるために会っているのかも知れない。賭けても良いが、リンゼイと昼食なり夕食なりを共にした日、彼女は家で夕食を摂っていまい。アーシャは上品に物を食べ、喋ったが、一度も食事を欠片も残さなかった。
男女が出かけた食事で、男が代金を出さないことなど考えられぬインドにおいて、できるだけ高いところへ連れて行ってやるのが甲斐性であり、軽いサパーの方が下心が透けずに安心かと思っていた。が、そうと知ってから、貧しい彼女がスチュワーデスの恰好で来るしかない三ツ星のレストランではなく、高品質で良質の料理を多過ぎると思われるボリュームで提供する料理店に連れて行くことにした。
一ルピーも出せば食べ放題の、ゾロアスター教徒の奉仕精神が作った勤勉なベジタリアンの店である。
その六回目のデートで、アーシャは細身の何処に入るのかと思うほどたっぷり食べた。そこはスプーンも付けてくれたが、手で食べるのが作法であり、彼女は右手で摘まんで口に運ぶ。左手は不浄なので使ってはいけない。リンゼイも真似をして手で食べてみたが、程なく手首の方まで汚れてしまう。アーシャが指先だけしか汚さないのを、芸術的だとすら思う。
いや、それよりも、彼女の食欲をそそったのは何だったのだろうか。
菜食の食材が載った鉄の大皿だろうか。
ナイフやフォークを使わない、手掴みで食べる開放感か。
溢したりした訳ではないが、餓えたような貪欲極まりない食べっぷりに、彼は呆気に取られ、その次に感動し、幸せな気分に浸る。先進国の女性はこんなに食べない。少なくともリンゼイが付き合うような上流階級の女性は。今や欧米では、細い身体こそ富と品格の象徴に成りつつあるのだ。
嬉々として次から次へと美味しそうに平らげる女性は、見ていてこんなに楽しいのか。
リンゼイも体形維持の為カロリーなど気にしている方であるが、そんなことが馬鹿らしく感じられる。彼女に食べさせているのは自分だ。愛する女性の腹を満たすことがこんなにも幸福なことだとは思いも寄らなかった。
しかしその気持ちは、すぐに萎んでしまった。
「弟さんが卒業して職が決まったらどうするの」
そんな質問をした時に。
「あんまり考えていません、私はもう半分以上生きましたから」
「何だって?」
「あと十年、生きられるか分からないの」
「病気なのか!?」
「いいえ、でも……親戚の女性は皆、三十五歳前に亡くなるから、きっと私もそれくらいだと思ってきました。本当だったら、十年前に嫁いで子供をもう九人くらい産んで、その時に死んでいても可笑しくないのに、ずっと楽しく過ごせた」
未だに多産と貞節を当然と強要され、女の平均年齢が四十歳未満という恐ろしい数字をリンゼイは今日初めて知る。産まれた子供が成人する確率は六十パーセント。九人産んだとしても成人するのは平均五人。絶対的な男社会で、保証などなく、女が身を護り養うために子供が必要なインドで、子を産まない女は石女か非難されるべき親不孝者だけである。
「でも私の父は勉強が好きで、私たちにも好きに勉強させてくれたわ。持参金を出してやれないから、せめてもの花向けに、と良く泣いていました。でも私はそれで良かったんです。弟の花嫁には持参金を沢山持ってくる人が良いと母はいっているけど、姉も私もそうじゃなくてもいいと思っているの」
思った以上に口が軽くなった今夜のアーシャの発音に、強いヒンディー語の訛りが見られた。
「この生活をずっと続けたい、でも若くなくなるから、他の仕事を探さなくちゃ……でも弟が卒業したらそれでもきっと食べていけると思うの」
「若くなくなるって、君は確か二十五歳だろう?」
「ヒンドゥーでは、もうとても結婚できない年齢ですわ。適齢期は十年前……でも結婚には多額の持参金も必要だし、いいんです。無理だけど、できたら死ぬまでこの仕事がしたいから」
アーシャはそれを特別おかしなことだと、思っていないようだった。
打って変わって無口になり、食が進まなくなったリンゼイに合わせたのか、アーシャは喋らず食べることに没頭する。二人で十五種類ものメニューを頼んだので、食事は残ってしまった。それでも一つ星ホテルでは、この一〇〇から一〇〇〇倍の値段でなければカップルでは入れない。彼女は残したものを包んでもらい、いつもは決してしない満面の笑みを浮かべてタクシーに乗り込んだ。
送っていくその帰り、浮かれた彼女は初めてリンゼイの頬に接吻する。吐息が掠めるような、そんなキスだった。
「ミスター、ありがとう」
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