57 / 77
キスと嫉妬と甘い・・・ 3(司)
しおりを挟む
自制心が効かなくなるなんて、まるでセックス覚えたてのティーンエイジャーだな……。
自嘲しながら、タオルケットの中で数子を抱き寄せて、額や頬や唇を啄ばんだ。
「俺は正直凄く悦かったけど、数子は? 」
「……あの……それは……」
数子は瞬時に耳まで真っ赤にして、そんなこと聞かないで……とかブツブツごにょごにょ。
「イマイチだったのかっ!?」
「そ、そんなこと言ってないでしょう!?」
「数子がどう思おうと、これから一生俺だけだからな? お前が耄碌婆さんになっても、絶対離してやらないから覚悟しとけ!」
数子はくすりと笑って俺の首に手を巻き付け、不意打ちのキスをした。
ったく、どこまで俺を翻弄して、夢中にさせる気だ……
*
ハッとして目覚めた時には、ベッドに数子の姿は無かった。
俺はいつの間にか眠ってしまったらしく、時計の針は午後四時二十五分を指している。
跳ねるようにベッドから下り、急いで服を着てリビングへ向かった。
数子はダイニングテーブルで文庫本を読んでいたが顔を上げ、
「おはよ」
ニコッと優しく微笑んだ。
柔らかで暖かな空気を纏った数子があまりにも綺麗で、一瞬言葉が出てこない。
「ごめん、寝ちゃったな……」
数子は頭を横に振った。
「全然大丈夫だよ。司君、疲れてたでしょう?」
明るく言ってすぐに、あっと何かに気付いたように手を口元へ持っていく。
「今の変な意味じゃないから……。あの、仕事で疲れてたでしょって意味だから……」
一瞬で真っ赤に茹で上がって、あたふた否定の言葉を口にする。
こういう生真面目でちょっと抜けた感じのところも、可愛くて癒される。
結局どんな数子も好きってことだな……。
心の中で呟きながら、俺は彼女の正面に座った。
自嘲しながら、タオルケットの中で数子を抱き寄せて、額や頬や唇を啄ばんだ。
「俺は正直凄く悦かったけど、数子は? 」
「……あの……それは……」
数子は瞬時に耳まで真っ赤にして、そんなこと聞かないで……とかブツブツごにょごにょ。
「イマイチだったのかっ!?」
「そ、そんなこと言ってないでしょう!?」
「数子がどう思おうと、これから一生俺だけだからな? お前が耄碌婆さんになっても、絶対離してやらないから覚悟しとけ!」
数子はくすりと笑って俺の首に手を巻き付け、不意打ちのキスをした。
ったく、どこまで俺を翻弄して、夢中にさせる気だ……
*
ハッとして目覚めた時には、ベッドに数子の姿は無かった。
俺はいつの間にか眠ってしまったらしく、時計の針は午後四時二十五分を指している。
跳ねるようにベッドから下り、急いで服を着てリビングへ向かった。
数子はダイニングテーブルで文庫本を読んでいたが顔を上げ、
「おはよ」
ニコッと優しく微笑んだ。
柔らかで暖かな空気を纏った数子があまりにも綺麗で、一瞬言葉が出てこない。
「ごめん、寝ちゃったな……」
数子は頭を横に振った。
「全然大丈夫だよ。司君、疲れてたでしょう?」
明るく言ってすぐに、あっと何かに気付いたように手を口元へ持っていく。
「今の変な意味じゃないから……。あの、仕事で疲れてたでしょって意味だから……」
一瞬で真っ赤に茹で上がって、あたふた否定の言葉を口にする。
こういう生真面目でちょっと抜けた感じのところも、可愛くて癒される。
結局どんな数子も好きってことだな……。
心の中で呟きながら、俺は彼女の正面に座った。
2
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
密室に二人閉じ込められたら?
水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる