平凡OLとイケメンドクター 

紅牡丹

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キスと嫉妬と甘い・・・ 3(司) 

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自制心が効かなくなるなんて、まるでセックス覚えたてのティーンエイジャーだな……。

自嘲しながら、タオルケットの中で数子を抱き寄せて、額や頬や唇を啄ばんだ。

「俺は正直凄くかったけど、数子は? 」

「……あの……それは……」

数子は瞬時に耳まで真っ赤にして、そんなこと聞かないで……とかブツブツごにょごにょ。

「イマイチだったのかっ!?」

「そ、そんなこと言ってないでしょう!?」

「数子がどう思おうと、これから一生俺だけだからな? お前が耄碌婆もうろくばあさんになっても、絶対離してやらないから覚悟しとけ!」

数子はくすりと笑って俺の首に手を巻き付け、不意打ちのキスをした。


ったく、どこまで俺を翻弄して、夢中にさせる気だ……



ハッとして目覚めた時には、ベッドに数子の姿は無かった。

俺はいつの間にか眠ってしまったらしく、時計の針は午後四時二十五分を指している。

跳ねるようにベッドから下り、急いで服を着てリビングへ向かった。

数子はダイニングテーブルで文庫本を読んでいたが顔を上げ、
「おはよ」

ニコッと優しく微笑んだ。

柔らかで暖かな空気を纏った数子があまりにも綺麗で、一瞬言葉が出てこない。

「ごめん、寝ちゃったな……」

数子は頭を横に振った。

「全然大丈夫だよ。司君、疲れてたでしょう?」

明るく言ってすぐに、あっと何かに気付いたように手を口元へ持っていく。

「今の変な意味じゃないから……。あの、仕事で疲れてたでしょって意味だから……」

一瞬で真っ赤に茹で上がって、あたふた否定の言葉を口にする。

こういう生真面目でちょっと抜けた感じのところも、可愛くて癒される。

結局どんな数子も好きってことだな……。

心の中で呟きながら、俺は彼女の正面に座った。



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