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第一章:七瀬家と世界の状況
何もかもが分からない
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.........ん?
ここは......どこだ.......?
周辺を見る限りここにはすべり台やブランコ、名前が分からない地球儀みたいな回るやつがあるということはここは公園で確定している
俺は公園周辺の生垣にもたれかかっている状況のようだ
とりあえず、立って身体の確認をしないと.....
「痛っ.....つ」
.....なんか頭が痛い
五体満足であることは確定しているし、手も足も動く
だが、体はけだるく頭も霞がかかっている状態のようであり、うまく脳が働かない
だとしても、こんな状況になった記憶を思い出さないと...
俺の名前は「優心」年齢は15 苗字は.....あれ、思い出せない
着ている服は白のYシャツと黒のスラックス、少し汚れている黒のスニーカー
持っている物は、リュックサックのみ
中身は....剣道着と麦茶が入っているペットポトルが一本、鳥ごぼうおにぎりが一つ
この状況から察するに、俺は剣道部に所属していたようだ。部活に行く途中だったのかは定かではないが
さて、ポケットの中には財布が入っていた
所持金を確認してみたが、そこで明らかに違う物に目が点になった
「なんで....千円が野口英世じゃない知らない女性なっているんだ..?」
訳が分からない
札に描かれているのは俺が知らない黒髪の女性 いつも見るちょびひげの偉人はそこにはいないのだ
俺の記憶が正しければ、札の改正はされていないし
されていたとしても、持っていた記憶はない
「だめだ...軽く俺の考える範疇を超えている... 誰かにこの状況を聞いてみるしかないな」
公園を去るために、俺は立ち上がり、公園を後にした
**********
ここは住宅街になっており、ところ狭しと家が立ち並んでいる
記憶の中にこの住宅街を通った記憶はない 風景もなにも知らないのだ
出来たら駅、もしくはスーパーやコンビニなどの店に出れば人にここのことを聞くことができるので
歩いてみたが、外は夕暮れであり道の感覚も分からない
どこかの家で聞いてみるのも手ではあるだろうが、それはやめとくことにした
今の俺は小汚い どう見てもホームレスか家出青年の仲間である
とぼとぼ歩いたが通りすがる人はいなかった
更に、住宅街が迷路のように入り組んでいたからか俺はスタート地点の公園に戻ってきていた
「ウソだろ......」
**********
力がどっと抜けたし、腹も減ったのでリュックに入っていたおにぎりを食べる
うん 美味しい
食べ終わった後、歩いた間の情報を整理したが何も見当はつかなかった
張り紙もなかったし、電柱にも看板が打ち付けられている様子は無かった
「どーーーすっかなぁーーーー.....」
うなだれていると、コツコツと歩いている音が聞こえる
まさか....近辺の人か!?
今までの脱力を全て切り捨て、その人に話しかけるべく俺は全力で走った
ここで聞かなければ公園で一夜を明けることになる
それはなんとしても避けたい!!!!
俺は息を切らし、膝に手を突きながら先ほどの足音の正体であった
ブレザーの女子中学生?の前に出た
「あのっ、すいません!
ここの住宅街の地名と駅への道を教えてくれませんか!?
あっ、別に何か不貞を働くわけではないので答えてくれると安心してください!」
息を切らしながら、言ったのだが返答が無い
まさか、通り過ぎた!?!?
やばい!と思って顔を上げるとそこには
顔を真っ赤にしながらわなわな震えている女子の姿が
「えっ..........あなた、あの男なんですか!?!?!?!?!?!?!?!?」
.......はい?
質問の意味が分からない、が、これに答えなければ俺の質問の答えてくれないのか?
「えぇ、男ですけども」
そう言った瞬間、女子はきゅうと倒れてしまった
ここは......どこだ.......?
周辺を見る限りここにはすべり台やブランコ、名前が分からない地球儀みたいな回るやつがあるということはここは公園で確定している
俺は公園周辺の生垣にもたれかかっている状況のようだ
とりあえず、立って身体の確認をしないと.....
「痛っ.....つ」
.....なんか頭が痛い
五体満足であることは確定しているし、手も足も動く
だが、体はけだるく頭も霞がかかっている状態のようであり、うまく脳が働かない
だとしても、こんな状況になった記憶を思い出さないと...
俺の名前は「優心」年齢は15 苗字は.....あれ、思い出せない
着ている服は白のYシャツと黒のスラックス、少し汚れている黒のスニーカー
持っている物は、リュックサックのみ
中身は....剣道着と麦茶が入っているペットポトルが一本、鳥ごぼうおにぎりが一つ
この状況から察するに、俺は剣道部に所属していたようだ。部活に行く途中だったのかは定かではないが
さて、ポケットの中には財布が入っていた
所持金を確認してみたが、そこで明らかに違う物に目が点になった
「なんで....千円が野口英世じゃない知らない女性なっているんだ..?」
訳が分からない
札に描かれているのは俺が知らない黒髪の女性 いつも見るちょびひげの偉人はそこにはいないのだ
俺の記憶が正しければ、札の改正はされていないし
されていたとしても、持っていた記憶はない
「だめだ...軽く俺の考える範疇を超えている... 誰かにこの状況を聞いてみるしかないな」
公園を去るために、俺は立ち上がり、公園を後にした
**********
ここは住宅街になっており、ところ狭しと家が立ち並んでいる
記憶の中にこの住宅街を通った記憶はない 風景もなにも知らないのだ
出来たら駅、もしくはスーパーやコンビニなどの店に出れば人にここのことを聞くことができるので
歩いてみたが、外は夕暮れであり道の感覚も分からない
どこかの家で聞いてみるのも手ではあるだろうが、それはやめとくことにした
今の俺は小汚い どう見てもホームレスか家出青年の仲間である
とぼとぼ歩いたが通りすがる人はいなかった
更に、住宅街が迷路のように入り組んでいたからか俺はスタート地点の公園に戻ってきていた
「ウソだろ......」
**********
力がどっと抜けたし、腹も減ったのでリュックに入っていたおにぎりを食べる
うん 美味しい
食べ終わった後、歩いた間の情報を整理したが何も見当はつかなかった
張り紙もなかったし、電柱にも看板が打ち付けられている様子は無かった
「どーーーすっかなぁーーーー.....」
うなだれていると、コツコツと歩いている音が聞こえる
まさか....近辺の人か!?
今までの脱力を全て切り捨て、その人に話しかけるべく俺は全力で走った
ここで聞かなければ公園で一夜を明けることになる
それはなんとしても避けたい!!!!
俺は息を切らし、膝に手を突きながら先ほどの足音の正体であった
ブレザーの女子中学生?の前に出た
「あのっ、すいません!
ここの住宅街の地名と駅への道を教えてくれませんか!?
あっ、別に何か不貞を働くわけではないので答えてくれると安心してください!」
息を切らしながら、言ったのだが返答が無い
まさか、通り過ぎた!?!?
やばい!と思って顔を上げるとそこには
顔を真っ赤にしながらわなわな震えている女子の姿が
「えっ..........あなた、あの男なんですか!?!?!?!?!?!?!?!?」
.......はい?
質問の意味が分からない、が、これに答えなければ俺の質問の答えてくれないのか?
「えぇ、男ですけども」
そう言った瞬間、女子はきゅうと倒れてしまった
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