賢者、二度目の転生――女性しか魔術を使えない世界だと? ふん、隠しておけば問題なかろう。(作中に飲酒シーンが含まれます、ご注意ください)

鳴海 酒

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第七章 製造と販売

これ、本当に治療なんですか?

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 マッシュルーム・ドラゴンは、苦し気な呻きをあげ、倒れていく。

 素材をとろうとしたが、キノコしか採れない。俺たちは冒険者であり、料理人ではないのだ。価値あるキノコなのかどうか、いまいちわからぬまま取っていく。
 こいつはこのままここで朽ちていくのだろうか。それとも、飛び散った胞子から第二第三のマッシュルーム・ドラゴンが?
 考えると一抹のむなしさが残る。


 おっと、そんなことは今はどうでもいい。

 マッシュルームのため込んでいた魔力が、ゆっくりとダンジョン内に戻っていく。

「なんだか、力が湧いてくるんですの」
「本当でちゅ」


「すごいな、この魔力の奔流は。いったい何年ため込めば、こうなるんだ?」

「あ、見るにゃん!」
 フィッツがレイチェルの体を指さす。

「んっ、胸、少し苦しいでちゅ……」

 レイチェルの背はそのままに、胸だけがゆっくりと膨らんでいく。
 これは、聞いたことがある。ロリ巨乳というやつか。
 確か前にいた世界では、至高と呼ばれる存在のうちのひとつ。実際には存在しないとも言われる、伝説の存在だ。


 しかし、これはさすがに……。
 レイチェルの胸は、大人だったころよりも成長しているように思えた。
 服はぴっちりと左右に引っ張られ、慌てて抑えるレイチェル。その反動で飛び散るボタン。
 ぷっちん、ぱちん、と可愛い音を立て、ころころと飛んでいく。

 レイチェルの魔力吸収性の高い体は、もともと自身が持っていた以上に、ダンジョン内にめぐる魔力を取り込もうとしていく。
 許容量を超えて取り込まれた魔力は、逆に体に害にしかならない。

「いかんな、破裂するぞ」

 俺は急いでレイチェルの胸に手を当て、無制限に胸へと吸い込まれていく魔力を、体内全体へと循環させていく。

「イングウェイさん、だめ、少し痛い……」
「がまんしろ、すぐに楽にしてやる」

 仕方ない。すまないと心の中で謝りつつ、レイチェルの服の中に手を滑らせる。
 温かな体温が伝わってくる。
 もっちりとした弾力とともに、じんわりと汗ばんだ肌が俺の手に吸い付いてくる。

 突起に触らないように気を遣ううち、気付いたらがっつりと握りしめる形になってしまっている。
 ふうと息を吐くものの、それがレイチェルの耳元に当たってしまわないか、また別の心配が生まれてしまう。


「えと、あの、……いんぐうぇいさん、そんなに、気を使わなくていいんですよ?」

 レイチェルの言葉は、ニセクロハツよりも危険な猛毒だ。

 しかし、彼女の命に関わることだとなると、確かに戸惑っているわけにもいかない。
「すまない」

 言葉に甘え、ゆっくりと、力をこめていく。
 柔らかな肉は形をかえ、俺の指の隙間を押し広げようとしてくる。
 体内の魔力許容量もそろそろ限界だ。あとはゆっくりとレイチェル自身の魔力操作を助けてやる。
 彼女は優秀な魔術師だ。体調さえ通常に戻れば、すぐに自分で魔力量をコントロールできるようになるはず。

「あ、イングウェイさん、その、――当たってます……」

「おっと、すまない」
 俺はばっと手を離そうとする。しかし、いつの間にかレイチェル自身が、服の上から俺の手をそっと、そしてしっかりと押さえつけていた。

「大丈夫ですよ、そのままで」

「――ああ、」



「インギー! いつまでいちゃついてるんですの!!」
「ふざけるなだにゃー!!!」
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