ぼくはなぜ。

koharu

文字の大きさ
1 / 1

生まれた時から。

しおりを挟む
ぼくが生まれた時、みんなが楽しみにしてたのだろうか。
ぼくが泣いた時、みんな喜んでくれたのだろうか。

「今日も寒いな...」
真冬の雪の中を
手を擦り合わせ、歩く。


朝の6:00。
ゴミを集めて、お金に変えてもらう仕事を5歳の時にはじめた。

駅に人が集まる時は仕事がたくさんある。空き缶やビニール高く売れるから多く集めれるように
しっかり見ておく。

「あっあのおじさん
新聞読み終えたかな。」
そう言いながら、捨てられた新聞を拾い鞄にしまう。

お昼頃になると仕事をやめる。
他にも同じ仕事をしてる人がいる限り、自分ばかり働く事はできない。

「帰ろうかな。」
来た道とは違う道を通る。
そう。ぼくには唯一好きな事がある。

駅の近くの住宅街を歩くことだ。
休日は特に好きだ。
家の前で遊んでいる兄弟。
窓から見守るお父さんとお母さん。

「いいな。」
ぼくはよく考えるんだ。もしも
外で遊んでいる男の子がぼくだったらなって。
「大きな雪だるまを作って...」
その先は言えない。
何していいのかわからないから。

「帰ろう。」
そう呟くと、帽子を深くかぶり
歩き始める。




しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

そうして、女の子は人形へ戻ってしまいました。

桗梛葉 (たなは)
児童書・童話
神様がある日人形を作りました。 それは女の子の人形で、あまりに上手にできていたので神様はその人形に命を与える事にしました。 でも笑わないその子はやっぱりお人形だと言われました。 そこで神様は心に1つの袋をあげたのです。

きたいの悪女は処刑されました

トネリコ
児童書・童話
 悪女は処刑されました。  国は益々栄えました。  おめでとう。おめでとう。  おしまい。

緑色の友達

石河 翠
児童書・童話
むかしむかしあるところに、大きな森に囲まれた小さな村がありました。そこに住む女の子ララは、祭りの前日に不思議な男の子に出会います。ところが男の子にはある秘密があったのです……。 こちらは小説家になろうにも投稿しております。 表紙は、貴様 二太郎様に描いて頂きました。

瑠璃の姫君と鉄黒の騎士

石河 翠
児童書・童話
可愛いフェリシアはひとりぼっち。部屋の中に閉じ込められ、放置されています。彼女の楽しみは、窓の隙間から空を眺めながら歌うことだけ。 そんなある日フェリシアは、貧しい身なりの男の子にさらわれてしまいました。彼は本来自分が受け取るべきだった幸せを、フェリシアが台無しにしたのだと責め立てます。 突然のことに困惑しつつも、男の子のためにできることはないかと悩んだあげく、彼女は一本の羽を渡すことに決めました。 大好きな友達に似た男の子に笑ってほしい、ただその一心で。けれどそれは、彼女の命を削る行為で……。 記憶を失くしたヒロインと、幸せになりたいヒーローの物語。ハッピーエンドです。 この作品は、他サイトにも投稿しております。 表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:249286)をお借りしています。

ぼくのだいじなヒーラー

もちっぱち
絵本
台所でお母さんと喧嘩した。 遊んでほしくて駄々をこねただけなのに 怖い顔で怒っていたお母さん。 そんな時、不思議な空間に包まれてふわりと気持ちが軽くなった。 癒される謎の生き物に会えたゆうくんは楽しくなった。 お子様向けの作品です ひらがな表記です。 ぜひ読んでみてください。 イラスト:ChatGPT(OpenAI)生成

ローズお姉さまのドレス

有沢真尋
児童書・童話
*「第3回きずな児童書大賞」エントリー中です* 最近のルイーゼは少しおかしい。 いつも丈の合わない、ローズお姉さまのドレスを着ている。 話し方もお姉さまそっくり。 わたしと同じ年なのに、ずいぶん年上のように振舞う。 表紙はかんたん表紙メーカーさまで作成

悪女の死んだ国

神々廻
児童書・童話
ある日、民から恨まれていた悪女が死んだ。しかし、悪女がいなくなってからすぐに国は植民地になってしまった。実は悪女は民を1番に考えていた。 悪女は何を思い生きたのか。悪女は後世に何を残したのか......... 2話完結 1/14に2話の内容を増やしました

【完結】森の中の白雪姫

佐倉穂波
児童書・童話
 城で暮らす美しいブランシュ姫。  ある日、ブランシュは、王妃さまが魔法の鏡に話しかけている姿を目にしました。 「この国で一番美しく可愛いのは誰?」 『この国で一番美しく可愛いのは、ブランシュ姫です』  身の危険を感じて森へと逃げたブランシュは、不思議な小人たちや狩人ライと出会い、楽しい日々を送ります。

処理中です...