15 / 84
改稿シリーズ・第一章
第14話 一方その頃は・・・の話
しおりを挟む私はあれから、夢を見るようになった。
───楊一!!待って!!
一人の大切な親友を守る事が出来ない、最悪な悪夢。
───お願い!死なないで!!行かないで!!
私は、ただその夢を繰り返し見ていた。
顔の見えない、黒い鎧を着た男が、親友の胸に目掛けて、剣を刺した。
助けようとしても、黒い何かに拘束されて、身動きできず。
ただ、見る事しか出来なかった。
───待って!楊一どうするつもりのなの!?放して!放してよ!!
そして、彼は血の涙を流しながら、手を伸ばして、助けを求める。
床は血の池が溜まり、不気味な笑い声が響き渡る。
そのまま、胸に突き刺さった剣を抜いて、彼を引きずる。
───嫌だ・・・嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
徐々に、奥に引きずり、黒騎士と彼は闇へと誘う。
───動け動け動け動け!!!!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!
身体強化しても、防御魔法も、攻撃技も、攻撃魔法も、全部全部全部発動しない。体が動かない、身体機能が停止してる、全てが止まっている。
助けたい、助けられない、そんな思考が言葉が交互に連鎖するように、繰り返し、追い付かなくなる。
間違っている、全てが間違っている、夢だ、これは悪い夢なんだ。
嫌な汗が止まらない、嫌な予感が、悪い出来事が、最悪な結末が。
そして彼は・・・。
───嫌ああああああああああああ!!!楊一!楊一いい!!!
奈落に落とされた。
途端に、周りは蒼い炎が消え、周りが暗くなる。
そして、何処からか声が聞こえる。
「守ると言ったのに」
───楊一!?何処!?何処なの!!
その声が徐々に反響する。
「嘘つき」
───楊一!違う・・・!違うの!
その言葉が彼女の心に深く突き刺さり、抉った。
嘘つき、裏切り者、許さない。その言葉が繰り返し、反響する。
守れなかったから、助けられなかったから、その報いを受けていると、自然に思ってしまう。
だから、私は謝ることしかできない。
───許して・・・ごめんなさい・・・。
そして、目の前に人影が見えてくる。
───ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ひっぐ・・・ごめん・・・なさ・・い
そして、人影はゆっくりと顔を揚げる。
人影の正体は、黒杉 楊一だった。
その目は、憎々しげに見つめた。
「さようなら」
その言葉を残して、黒杉は再び闇の中に消えようとした。
彼女は、闇の中に消えようとしている。立ち上がって追いかけて、肩を掴む。
ペチャ
触った時に、生暖かさを感じる。
思わず、自分の手を見ると、赤い液体を付着していた。
──血だ。
彼女は、血が付着した手を、拭おうとしたが、取れない。
黒杉は、振り向き、彼女の名前を呼ぶ。
「美空」
顔を上げる。
彼女が見た者は。
右半身がつぶれ、骨が剥き出しなり、肉が見え、血まみれになった。
黒杉の姿だった。
「嫌ああああああああああ!!!!」
美空は、勢いよくベットから、起き上がる。
今までにない、汗の量で、寝間着が雨に濡れたかのように、肌に張り付いていた。
「・・・また、あの夢」
自分の手に、血が付着していないかを、確認する。
付着はしていなかったが、手に雫が零れる。
「・・・っう・・・ひっぐ・・・ごめんなさい」
ただ、涙を流し、謝る事しか出来なかった。
あの日から、悪い夢を見るようになった。
いや、前にも似たような、夢を見ていた気がする。
それは、何時なのか、泡沫のように忘れていく。
「・・・訓練しなきゃ」
気持ちを切り替えて、濡れた寝間着を脱ぐ。
そのまま、シャワー室に入って、身体を洗う。
ふと、鏡を見る。
酷いクマだ。
悪い夢を見ないようにと、夜更かしして、良く訓練をするようになったせいかもしれない。
黒杉がいなくなってから、一ヶ月。
美空はシャワーした後、キャミソール姿で、ベランダの柵に寄りかかり上を向いて、青い空を眺めていた。
気分転換に、ぼーっとするだけで、あの時の光景を思い出し、再び涙を流す。
謎の黒騎士に、黒杉が殺され、そのまま、暗い闇の中へと落ちていく。
あの時の助けようとしても、動けず、落ちる瞬間・・・目があった気がした。
その顔が、今でも脳裏に焼き付いていた。
美空は涙を拭き、口を嚙み締め、血の味を感じる。
「繰り返さない・・・強くならならなきゃ・・・」
もっと、力が欲しい、二度とあの悲劇を起こさない為に。
「楊一・・・」
美空は黒杉の名前を呟き、部屋に戻った。
そのまま、訓練の為に、鎧に着替え、椅子に掛けてある、剣を手に取り、部屋から出る。
「さて、やりますか・・・!まってて、絶対に助けに行くから・・・楊一」
自分の頬を手で叩き、気持ちをリセットする。
こうしないと、訓練に集中できないからだ。
「さて・・・訓練所は・・・」
広い廊下に出て、私はこのまま訓練所に向かう。
今日は一樹に戦闘を手伝ってもらう約束をしてから、遅刻はしないようにと10分前に行くようにした。
歩いていると、こちら側に歩いて向ってくる男がいた。
あの人は、板野だ。
楊一がいなくなってから、やたら絡んでくるようになってきた。
私に気づいた彼は、手を振ってやってくる。
口元が少しニヤついている。
その状態で近づいて来た。無性に腹正しい。
「晴渡さん!!今から訓練ですか!」
「ええ、まあ、そうだけど・・・」
「じゃあ、俺も一緒に良いっすか!!」
板野は訓練に行こうとすると、一緒について行こうする。
だけど、何故なんだろう?まるで底の見えない暗い穴ような、何だか嫌な予感がした。
だから、私は適当に言い訳をして、断ることにした。
「ごめんなさい・・・今日は友達訓練する予定だから、また今度にしてほしい」
「あぁ、そうですか・・・それは残念だ。」
断ると、すごく残念そうな顔なる。
気のせいだろうか、僅かに彼の口角が上がっていた。
目を擦って、再び顔をみるけど、先ほどと同じ、残念そうな顔だった。
正直、鬱々しかった。
クラスメイトが一人いなくなったのに、彼はいつも通りで平気でいたのが、腹立たしかった。
その腹正しい気持ちは何処にもぶつける事はできずに、心の中にため込んでいた。
なんで、平気なの?どうして?
楊一にいつもちょっかい出してる事は知ってた。
それを見てるだけでも嫌なのに、さらに気分が悪くなる。
これ以上、自分がもっと嫌な気分になる前に板野からその場から立ち去ろうした。
立ち去ろうとすると、後ろから「次は絶対ですよー!」って聞こえたが、無視する事にした。
気分を紛らわす為に、廊下に見える景色を眺めることにした。
高いところから見える町は綺麗だ。
この景色は、私にとってお気に入りでもある。
あちらこちらに人が見える、とても活気のある国だ。
下を見ると、今から向かう訓練所が見え、兵士達が訓練している姿も見えた。
訓練所の近くに町が見えるが、殺風景だ。
だが、良くも悪くも、自然豊かでもあって、空気が綺麗。
私は景色を眺めながら、歩いていると城の鐘がなった。
―――ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・。
「いけない!遅れる!」
景色に長く眺め過ぎたせいで、約束の時間が過ぎてしまった。
普段は遅刻しないのだが・・・この日は、嫌な事が重なり過ぎて、行動が遅れてしまった。
「っく・・・!仕方ない!奥の手!!」
私は近道をつかうべく、スキルを発動する!
足に魔力を込めて、そして窓から飛んだ。
「『跳躍』!!」
私は高く高く飛んだ、このまま、訓練所に向かう。
スカート?どうでもいい!私の見たって、何も得にならないし、超スピードで降りてるから、見られるわけがないからね。
高く飛んだ、私は風を感じる。
気持ちが良い。さっきまでの、嫌な気分が吹き飛ばされる感じがした。
跳躍飛んでいると、一樹達の姿が見えてきた。
それに気づく、一樹は周りの人に退避させる合図が見えた。
訓練所に着地まであと少し、私はスキルを唱える。
そして、ギリギリの所で地面に向けてスキルを唱え発動させた。
「『風圧』」
スキル発動させ、着地ダメージを相殺させた。
砂煙が舞いその砂煙が二人に向って振りかかる
一樹と佐野の咳払いをする声が聞こえる。
「ごめん!」
煙が晴れると、一樹と七海の姿があった。
一樹はちょっと叱るような口調で言う。
「おいおい!あぶねえだろうが!!」
「ごめんごめん!遅れそうになったからさ!」
「軌光石で念話すればいいだろ!」
正論である、っく・・・言い返せない!
「あー・・・ごめんね?」
「ったく、気をつけろよな」
「本当だよー、気づかなかったら大惨事だったんだよー?」
一樹と水樹はそう言って、そのまま、3人で訓練を始める。
次は約束しても、守れるように、がむしゃらに頑張ることしかできない。
待っててね、楊一。
必ず、向かいに行くから。
――――― 「板野の部屋」
板野は自分の部屋に戻る。
美空に会えて興奮する気持ちを抑え、笑いをこらえた。
その場で襲っても良かったが、今はその時ではないと事を、その欲望を抑える。
不気味に口角を上げ、呟く。
「イヒッ、ヒヒ・・・美空さン・・・は僕の物に・・・」
目ざわりの、アイツが消えたんだ。
「時間かかってしまったヨ・・・それも全部アイツのせいだ!!オレハ悪くない」
そうだ、全てはアイツだ、アイツのせいで振り向いてくれなかった!
だから、排除敷しなければならなかったんだ。
「でも・・・今はアイツはいない、そうだッ!!いないッ!!」
アイツはこの剣で刺して、殺したんだ。
奈落にそこに落ちたんだ!生きてるはずがない!
板野は、自分の剣を取り出し、恍惚な目で黒い剣を見つめる。
その剣は、血がべっとりとついていた。
あの日から、洗っておらず、記念品として、保管していた。
「運が良かったよ・・・皆、ケロベロスに夢中で、どんどん魔力を消費しちゃってさあ・・・ヒヒッ、簡単に拘束が、出来たよ・・・バカダナぁ」
運は僕に味方にしてくれたんだ!
"あの人"のおかげで、ボクの願いが叶ったんだ!
「あぁ~!晴渡さん!美空さん・・・!ハァ・・・ハァ・・・」
そう言って、ポケットから何かを取り出す。
美空の写真だ。
板野は、その写真を舐めながら、自分の唾液で美空に直接触れ合っていることを、想像して興奮する。
歪んだ顔が、さらに恍惚な顔になる。
「もう少し、僕のモノになるんだね・・・あぁあああああ!」
なんて、素晴らしいんだ!!
きっと、次は僕に振り向いてくれる筈!
部屋には美空の写真がびっしり埋まっていた。
「俺は忘れないよ・・・?君は私を助けてくれたんだ!」
写真には色々あった、笑ってる顔や、怒ってるかお、
入浴してる、下着姿・・・今まで彼が撮った写真のだった。
「我は君の事、何でも知ってるんだ。ヒヒ、イヒヒッ!」
板野は既に壊れていた。
愛し過ぎる、愛は狂気に染まっていた。
もう、戻れないだろう。
「あぁ、綺麗だなぁ・・・いっそうの事、犯して絶望させて、私の物に・・・、いやアイツの死体を取りに行って、その前で、犯すのも悪くないな!ああ、興奮してきた」
最初に汚すなら、俺が汚したい!
二度と逆らわないように、絶望を与えて、僕が希望を与えなきゃいけない。
「いや、私にはまだ早いだろう!もうちょっと距離を詰めてだな・・・」
そうだ、時間ならまだたっぷりあるんだ。
どうせ、この世界は・・・出られないんだから。
「それからじっくりと愛を育むんだ。君と板野でね・・・」
きっと、伝わる筈
「ボクは美空ちゃんを壊したい、彼女のもがき泣いて鳴き、そして堕ちて行く姿を・・・!」
あぁ、想像するだけでも興奮する!
「ねぇ、見せてよ、俺達に・・・、目、口、白い肌、髪、耳、足
まとめて愛してあげるかラサ・・・」
そう言って、壁に張り付いた写真を舐める。
一人、その部屋でブツブツと話す。
――――――訓練所
「ハァアアアアア!!!!雷閃光らいせんこう!!」
美空の剣が閃光の如く駆け抜ける。
その剣は、殺す勢いで一樹に向けて振った。
「遅い!!」
一樹は、その攻撃を肘と膝で挟みガードする。
そのまま、お互いに近接戦に持ち込む。
文武両道の彼女元の世界では格闘技も嗜んでい為、一樹程ではないが、身体強化で能力を向上させて応戦する。
一樹は、剣を抑えている為、片手で抑えているがその状態でもバランス保ちつつ攻撃を捌いた。
「やるわね・・・!」
「お前もな!」
二人はお互いを突き放し、距離を取る。
美空は剣を再び構える。
その時だった美空の背中からゾクッっ背筋が凍る。
そして、その嫌な方向を見ると、そこには高くそびえ立つ城だった。
その姿を見た、佐野は美空に話しかける。
「美空ちゃんどうしたの?」
「いや、何でもないわ」
僅かに感じた悪寒が、気持ち悪い。
何かの予兆?どうも嫌な予感がした。
悪寒を背負ったまま、訓練を続ける。
美空は心配させないと、いつも通り振る舞いを続けた。
「さあ!続きよ!私たちはもっと強くならなきゃいけないんだからね」
「おう!そうだな!強くなって早くアイツの所に向いに行こうぜ!」
そう言って、今日も剣を振る。
だが、美空は知らない、これから先、自分の身の危険が起こることを・・・。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『三度目の滅びを阻止せよ ―サラリーマン係長の異世界再建記―』
KAORUwithAI
ファンタジー
45歳、胃薬が手放せない大手総合商社営業部係長・佐藤悠真。
ある日、横断歩道で子供を助け、トラックに轢かれて死んでしまう。
目を覚ますと、目の前に現れたのは“おじさんっぽい神”。
「この世界を何とかしてほしい」と頼まれるが、悠真は「ただのサラリーマンに何ができる」と拒否。
しかし神は、「ならこの世界は三度目の滅びで終わりだな」と冷徹に突き放す。
結局、悠真は渋々承諾。
与えられたのは“現実知識”と“ワールドサーチ”――地球の知識すら検索できる探索魔法。
さらに肉体は20歳に若返り、滅びかけの異世界に送り込まれた。
衛生観念もなく、食糧も乏しく、二度の滅びで人々は絶望の淵にある。
だが、係長として培った経験と知識を武器に、悠真は人々をまとめ、再び世界を立て直そうと奮闘する。
――これは、“三度目の滅び”を阻止するために挑む、ひとりの中年係長の異世界再建記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる