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10章 一人ぼっちの少女
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あたし優木多恵…とにかく人は冷たい!「特にあいつらは嫌っているしあたしも嫌い!」それは大山と原本の見た目も性格が嫌いだから…それに「とにかく行こう!嫌いな奴見ると腹立つから!」「そうそうブスだし!」「行こう!」「うん!」スタスタ…ちなみに言われても泣くことはない…「それにしても先生に廊下で正座されられるとは…はぁ」「どうしたの?」「ひ…」バシン!「何するだよ!」「名前を言うんじゃねーよ!盛るぞ!」「はぁ!?やれるものなら…」「私があなたを救う!」「どういうこと…」「ちょっとり…」バコーン!「まぁ…これから分かるよ!」(これから分かる?いや…バカが言うことなんか信じられないし)「…」あと担任の河井はヒドイ奴で…『あき子かん5000円払いなさい!るなさん私を運びなさい』『あいつ人としてどうかしてるよね!』『確かに!ブスなのに…』「クソッ…何でだよ…」「…だよね!」(また話してる…はぁ)「!?うわぁ!」ガシャーン!「痛っ!!」「ちょ…大丈夫!?」バシン!「触るな汚れる!」「あんた何様よ!助けてもらう立場が…汚れてるのはあんたよ!糞が!」「ま…まこちゃん?しょうがない…誰か階段で落ちて怪我した人がいるんだけど手を貸してあげ…」ガン!「これ以上騒ぐな!それに大げさ」スタスタ…「大丈夫!?」「…大丈夫」(さっきポケットの中に刃物がまさか…)「イテテ…体が痛い!」「どこにいくの!?」「保健室…」「付き添うよ!」「1人で大丈夫…」ズリッ…「止めない…と!」「何してるんだひ…」ガン!「何してるんだ…」「大変なの…優木さんが刃物持ってた…早く止めないと!」「あれ弘中に…何でお前が?」「優木が自殺しそうなんだとさ!」「えっ!?」「俺は優木を止めてくる!佐野はそいつを保健室まで連れて行ってくれ!」「…分かった!」バタバタ…「ありがとう…佐野君」「どうしてお前は怪我したるんだ?そしてま…大山は?」「…まぁ…喧嘩?あはは!冗談だよ!優木さんとまこちゃんは互いに嫌ってる…」「確かに…」「それは置いといて…本当は優木さんが階段から落ちた、それを私が声をかけたんだけど逆効果で…大したことはないって!」「お前…相変わらずお人好しだな!まこは怒ったか…」「あはは…まぁーね!でも私は後悔してない!」「バカな奴…」その頃弘中と多恵は(あたしが死んでも誰も悲しまない…)「おい!何してるんだよ!」「弘中!?」「自分で死ぬなよ!」「だって!大山と原本が…腹立つから…」ギュッ…「大丈夫だから…意地張ってるけど辛かったんだな!」ガラガラ…「大丈夫か!?」「何とか止められたんだイテテテ…」「無理はダメだよ!」「ありがとう藤真ちゃん!」「イヨ、ゼロと帰らなくて大丈夫か?」「弘中あのね…僕のことは別にいいでしょ?あんたと帰るから!」「浮気だね~!」「うるさい!」「分からないようで分かる~!」「あのさ…なんで助けた?特にひ…」「私は困った人は助ける…ただそれだけ!」「きれい事!」「いいこと言うな!」「盛り上がってるところ悪いけど帰るよ!」「はーい!」翌日「グフフフ…」「何その顔!」「いやぁ!幸せだなって…思えてきた!」「笑った後は泣いてるし!」「まこちゃん…」(佐野君はまこちゃんに合ってる!)「何?」「いや!ただ佐野君は優しい!弘中君も昨日助けてたし…」「まさか…アイツを!?」「私だよ!優木さんを助けたかは知らないけど…」(教えたら怒りそうだし!)「本当のこと教えなさいよ!」「本当のこと教えたじゃん!」
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