ふと頭をよぎったことを書いておく、いわゆるブログ的なあれ

ぽんたしろお

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2019年12月

リカちゃんダイニングテーブルの話

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 私はリカちゃん人形が大好きだった。
 リカちゃんシリーズの中で一番の憧れは「リカちゃんダイニングテーブル」。ちょっとお金持ちのお友達の家でそれを見た時のことは忘れられない。
 リカちゃんが持つサイズに合わせた銀(色)のカトラリー類。銀(色)のティーポット。白いお皿。透明なコップの数々。
 テーブルとイスを並べると、そこに執事がいるような錯覚に陥った。それほど世界観が膨らむセットだった。そもそもリカちゃん製品は子供にとって高嶺の花だった。
 裕福とはいえない一般家庭の子供だった私には、リカちゃん本体とお洋服を買ってもらえただけ恩の字だった。その後、リカちゃんハウスがクリスマスの届いた。
 今思えば、かなり両親が無理して買ってくれたのだなと思う。ありがたい。
 でも、勿論本音を言うことはなかったが、ほんとのほんとを言えば。リカちゃんハウスより「リカちゃんダイニングテーブル」が欲しかったのだ。
 今では絶対子供用として売り出すことは不可能な商品だろう。食器一つ一つが、精巧かつ小さくて子供ならあっという間にのみ込んでしまう恐れがあるからだ。
 今、同じ物が発売されるとすれば、大人向けのドールハウスの中に置かれるレベルなのではないかな。

 基本、一度執着した物はいつまでも執着しつづける性格なので、当時子供だった私は決心する。
「初任給で、リカちゃんダイニングテーブルを始めとするリカちゃんシリーズの欲しい物を全部買う!」
 と。
 実際、その決意を忘れることなく初任給をもらった。初任給の入った通帳を眺めて、親に感謝の品を買うでもなく、リカちゃんのダイニングテーブルを真っ先に思い浮かべた。あまりにも恩知らずの子供でごめん。今更謝ってもな、なのだがw
 さすがに、独り暮らしを始めていて生活していくのが最優先だったので、おもちゃ屋さんには走らなかった。
 大人は生活のために欲しい物を我慢しているのだなと、そこでようやく理解できた。かなりのアホである。

 それでも、「リカちゃんダイニングテーブル」への憧れが消えることはなかった。
 そのこだわりから解放されたのは、ネットで着せ替えアバターのゲームを見つけた時だった。憧れのおしゃれもお部屋も、ネットに持つことができた。
 今でも着せ替えアバターのゲームを続けている。その原点は「リカちゃんダイニングテーブル」なのだ。

 興味を持った方は是非検索してみてください。「リカちゃんダイニングテーブル」で検索すると出てくるそれは、今なおトキメキくなぁ。




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童話、体験記、ファンタジー、R18(^^;まで幅広いジャンルの作品を置いてあります。
読んでみていただければ幸いです。面白いと思ってもらえたら嬉しいな。

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