ふと頭をよぎったことを書いておく、いわゆるブログ的なあれ

ぽんたしろお

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2020年07月

段ボールも来たから詰めてるよ。

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 引っ越し先の部屋が決まった。
 引っ越し業者が決まった。

 一気に動き出す。段ボールが来て、詰込み始める。腰にくる。やはり年だ。世帯まるごと引っ越しの経験値はちょびっとあっても、経験値が打ち勝てないのが年齢だ。
 ネットのお友達が強くアドバイスしてくれた。引っ越し作業期間は腰サポーター使えって。アドバイスもらって考えた。荷造りだけでないよな、と。引っ越し先の荷ほどきもある。
 加齢で腰いためて動けなくなったらまずい、非常にまずい。

 店の腰サポーターみて驚いた。四千円~六千円する高級品ではないか? さすがに即決できず、一日考えた。段ボールに詰め詰めしながら考えた。荷物詰めるたびに腰が嫌な感じで『やばくね? やばくね?』と問いかけてくるのだ。
 私は腰の問いかけに応える必要性を認識し、翌日、たっかい腰サポーターを購入したぜ!

 自分のための出費は、インコ以外ほとんどしない私が、自分のために買ったよ! 装着したら、腰が喜んだ。ネットのお友達に感謝だ。腰サポーターなんて、自分独りじゃ、思いつきもしなかった。
 引っ越し作業を完遂するためにも! 腰サポーターで腰を守り段ボールに詰め込む作業は続くのだ。

 段ボールに詰め込み始めると、一気に作業が進んだ気になる。可視化されるためだ。

 しかし! あらかた段ボールに入れたところからが勝負なのだ。
 引っ越し作業したことない方に特に言っておきたいのが、ここだ。物が意外なところから湧いてくる。それも驚くぐらい大量に、だ。
 てめぇ、どこに隠れていたんだ、あ? と胸倉を掴んで問いかけたくなるが、残念ながら、湧き出た物体には胸倉はないので、怒鳴っても自分の体力と気力を無駄に消耗するだけだ。黙って発見した発掘品を段ボールに放り込もう。

 そして、本日。日記には書いてなかったが引っ越し当初からの懸案事項だった問題が解決に向かいそうだ。現住所で夫の数少ない趣味であるプランターでの野菜栽培。
 この地で夫が始めた趣味だった。仕事ですさんだ心がなごむらしい。しかし、六十センチのでかいプランターは時間がたつにつれ、六個になった。
 さすがに全てを引っ越し先に持っていけない。とはいえ、土をアスファルトにぶちまけるわけにもいかない。どーする? と悩んでいたのだ。
 ゴミ出しの際、初めて見た近所の方が畑作業やっていたので、思いきって声をかけた。
「畑に土いれさせてもらえませんか?」
 いいよって、言ってもらえた! 良かった、土も畑なら喜ぶよね。頑張って畑まで、土運ぶ。これで懸案事項に一つが解決した。良かった。

 段ボールへの荷物の詰込みも続けなきゃ。今日も引っ越し作業は続くのだ。物を発掘しつくすまで!


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