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2019/12/18
まとめサイトのパターンいろいろあるよ(2020/10/29 改)
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自分が関わったのは主にドラマ・映画のまとめ記事だが、一言でまとめ記事といっても、ありとあらゆる分野のまとめ記事が存在する。
検索で調べものして、一ページ目に出てくるサイトは、ほぼほぼ「まとめ記事?」と疑いながら見てもいい。かなり専門的なキーワードでもまとめサイトはあったりする。
ここでは自分的に大きく二つに分類してみた。
・瞬間的に爆発力があるサイト【いわゆるニュース・エンタメ系】)と継続的に何回も検索されるお役立ち系【生活の知恵など】だ。
どちらのまとめサイトも収益性を狙っている、最終的に広告収入が目的なのは同じだが、その収益の出方が違う。
ニュース系に分類できるドラマや映画のまとめ記事は、その放映前・放映時にアクセスが集中するが、ドラマが終わればアクセスはピタッとなくなってしまう。
一方、お役立ち系【生活の知恵など】は公開してすぐにPVが上がるということはない。必要になった人が調べてサイトを訪れるので長期間使える内容になる。
だから、両方のタイプの記事を書くのがいいだろうな、収益を出すブロガーさん的には。
下書きやっていた自分にとって、調べる時間をかなり割いたのはお役立ち系の生活の知恵だった。書いた記事が家事関連、生活関連の記事なんだが、洗剤とか漂白剤とか出てくるわけよ。キーワードもらった時、正直、「しまった!」と思った。思ったけどすでに作業する契約していたから、約束を守るため、作業し納品するしかなかった。単価がドラマ記事より若干高ったので、報酬に釣られたのだ。
単価がちょっと高いのは当然だと思った。調べながらしみじみ思ったのは、家事って化学なんだなってこと。で、化学的な話に間違いがあるのは、一大事(「混ぜるな危険」の塩素系漂白剤も家事用品だし、消毒用アルコールも家事用品だし、でもりっぱな化学製品なわけ)なので、調べまくったなあ。
学校で習った知識なんて、すっかり忘れているから、この使い方で事故の起きる危険性はないのか? などめちゃくちゃ突っ込んで調べたあもの。最終的には、製品作っているメーカーの製品テストの結果などもチェックした。メーカーのサイトに製品テスト結果が公表してあったりするのは、この作業するまで知ろうともしなかったことではある。
正直、クライアントがこのテーマを怖いと思わず記事アップするのだなぁと思ったし、他の下書きやっている人は怖くないのかなと、まじで疑問になった。
クラウドソーシングサービスのサイトにおいて、生活関連のライター募集案件に対し、記事の納品終わった人が「勉強になりました、ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします」って書いているのをとく見掛ける。
おそらく初めて案件応募してテスト記事一本で作業終了した人が、作成した文章への指導ありがとうという意味の他に、検索で初めて知った生活の知恵を学べたことへのありがとうも含まれている言葉なのだと感じた。そして、記事書くことにビビった感想が滲み出ている言葉だと思った。
「勉強になりました、ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします」と書いた人の何割が、下書きライターの案件を続けて応募するだろうかな? クラウドソーシングの案件見ていていつも感じることだ。
話を【ニュース・エンタメ系】の記事作成に戻す。
メインで作業していたドラマ記事の方のクライアントだったAさんから、私は厳しい納品期限を要求されることはなかったけれど(それは、私が期限を設けなくても、仕上げようとするタイプだったからというのはある)、時間勝負な記事【キーワード】であるのは事実だ。ドラマ公開前に展開を予測する記事は、ドラマが始まる前にアップしなければ陳腐になる。
だからこそ、ドラマ記事をアップするクライアントはたくさんの下書き要員を確保する。納品が早いタイプには速報性にある記事を発注し、私のように調べまくる人間には若干時間の余裕のある記事を発注するようにしていたのだと思われる。
例えば主要人物の相関図などは、公式サイトやテレビ雑誌にも出ているのだから、即効性より、時間がややかかってもそこそこ掘り下げた内容を書く人間でよい。そういう記事が自分に割り当てられていたのだろうなと感じていた。
自分に割り当てられていた記事はドラマの他に「公開前」の映画作品が多かった。映画制作は公開の一年以上前から始まるし、公開一か月前には宣伝活動が賑やかになる。
例えばドラマの次回のゲストさんの紹介記事よりは、情報解禁などと称しつつ時間はあるので、映画公開前の記事をよく割り当てられた。
一番印象に残っているのはドラマの続編の映画作品。公式サイトにはたった一枚のポスター写真が載っているのみだった。しかも海と空とヘリコプターと煙が映っているだけ。これで記事書けっていうのかよ……。(これだけの説明でも作品名、わかる読者さんいるんだよなぁ(笑))
書いたよ、ポスターを隅々見て、ポスター内の小さな小さな文字のスタッフの名前読んで、監督やら脚本家やらの名前を発見。ドラマの復習記事と、監督さんや脚本家さんの過去作品を紹介し、映画の内容を予想する! みたいな感じで記事作ったぜ!
記事の〆は「公開が非常に待ち遠しいですね!」だったが、心の中では出し惜しみしてるんじゃねぇよ! これで記事書く身にもなってみろよ!(←完全に言いがかり)と怒りまみれだったから、見たいとは一ミリも思わなかったな。
ちなみに、クライアントは同時にたくさんのドラマや映画の記事を複数の下請けに発注しているので、映画のポスター写真一枚で記事書くハメになっているとか知らないでキーワード放り投げていたんだと思う。
こんなに頑張ったのに、私はいまだに初心者ライターですw
(つづく)
海と空とヘリコプターと煙のポスターの答え
「劇場版コードブルー」w
検索で調べものして、一ページ目に出てくるサイトは、ほぼほぼ「まとめ記事?」と疑いながら見てもいい。かなり専門的なキーワードでもまとめサイトはあったりする。
ここでは自分的に大きく二つに分類してみた。
・瞬間的に爆発力があるサイト【いわゆるニュース・エンタメ系】)と継続的に何回も検索されるお役立ち系【生活の知恵など】だ。
どちらのまとめサイトも収益性を狙っている、最終的に広告収入が目的なのは同じだが、その収益の出方が違う。
ニュース系に分類できるドラマや映画のまとめ記事は、その放映前・放映時にアクセスが集中するが、ドラマが終わればアクセスはピタッとなくなってしまう。
一方、お役立ち系【生活の知恵など】は公開してすぐにPVが上がるということはない。必要になった人が調べてサイトを訪れるので長期間使える内容になる。
だから、両方のタイプの記事を書くのがいいだろうな、収益を出すブロガーさん的には。
下書きやっていた自分にとって、調べる時間をかなり割いたのはお役立ち系の生活の知恵だった。書いた記事が家事関連、生活関連の記事なんだが、洗剤とか漂白剤とか出てくるわけよ。キーワードもらった時、正直、「しまった!」と思った。思ったけどすでに作業する契約していたから、約束を守るため、作業し納品するしかなかった。単価がドラマ記事より若干高ったので、報酬に釣られたのだ。
単価がちょっと高いのは当然だと思った。調べながらしみじみ思ったのは、家事って化学なんだなってこと。で、化学的な話に間違いがあるのは、一大事(「混ぜるな危険」の塩素系漂白剤も家事用品だし、消毒用アルコールも家事用品だし、でもりっぱな化学製品なわけ)なので、調べまくったなあ。
学校で習った知識なんて、すっかり忘れているから、この使い方で事故の起きる危険性はないのか? などめちゃくちゃ突っ込んで調べたあもの。最終的には、製品作っているメーカーの製品テストの結果などもチェックした。メーカーのサイトに製品テスト結果が公表してあったりするのは、この作業するまで知ろうともしなかったことではある。
正直、クライアントがこのテーマを怖いと思わず記事アップするのだなぁと思ったし、他の下書きやっている人は怖くないのかなと、まじで疑問になった。
クラウドソーシングサービスのサイトにおいて、生活関連のライター募集案件に対し、記事の納品終わった人が「勉強になりました、ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします」って書いているのをとく見掛ける。
おそらく初めて案件応募してテスト記事一本で作業終了した人が、作成した文章への指導ありがとうという意味の他に、検索で初めて知った生活の知恵を学べたことへのありがとうも含まれている言葉なのだと感じた。そして、記事書くことにビビった感想が滲み出ている言葉だと思った。
「勉強になりました、ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします」と書いた人の何割が、下書きライターの案件を続けて応募するだろうかな? クラウドソーシングの案件見ていていつも感じることだ。
話を【ニュース・エンタメ系】の記事作成に戻す。
メインで作業していたドラマ記事の方のクライアントだったAさんから、私は厳しい納品期限を要求されることはなかったけれど(それは、私が期限を設けなくても、仕上げようとするタイプだったからというのはある)、時間勝負な記事【キーワード】であるのは事実だ。ドラマ公開前に展開を予測する記事は、ドラマが始まる前にアップしなければ陳腐になる。
だからこそ、ドラマ記事をアップするクライアントはたくさんの下書き要員を確保する。納品が早いタイプには速報性にある記事を発注し、私のように調べまくる人間には若干時間の余裕のある記事を発注するようにしていたのだと思われる。
例えば主要人物の相関図などは、公式サイトやテレビ雑誌にも出ているのだから、即効性より、時間がややかかってもそこそこ掘り下げた内容を書く人間でよい。そういう記事が自分に割り当てられていたのだろうなと感じていた。
自分に割り当てられていた記事はドラマの他に「公開前」の映画作品が多かった。映画制作は公開の一年以上前から始まるし、公開一か月前には宣伝活動が賑やかになる。
例えばドラマの次回のゲストさんの紹介記事よりは、情報解禁などと称しつつ時間はあるので、映画公開前の記事をよく割り当てられた。
一番印象に残っているのはドラマの続編の映画作品。公式サイトにはたった一枚のポスター写真が載っているのみだった。しかも海と空とヘリコプターと煙が映っているだけ。これで記事書けっていうのかよ……。(これだけの説明でも作品名、わかる読者さんいるんだよなぁ(笑))
書いたよ、ポスターを隅々見て、ポスター内の小さな小さな文字のスタッフの名前読んで、監督やら脚本家やらの名前を発見。ドラマの復習記事と、監督さんや脚本家さんの過去作品を紹介し、映画の内容を予想する! みたいな感じで記事作ったぜ!
記事の〆は「公開が非常に待ち遠しいですね!」だったが、心の中では出し惜しみしてるんじゃねぇよ! これで記事書く身にもなってみろよ!(←完全に言いがかり)と怒りまみれだったから、見たいとは一ミリも思わなかったな。
ちなみに、クライアントは同時にたくさんのドラマや映画の記事を複数の下請けに発注しているので、映画のポスター写真一枚で記事書くハメになっているとか知らないでキーワード放り投げていたんだと思う。
こんなに頑張ったのに、私はいまだに初心者ライターですw
(つづく)
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