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三章 何気ない日常
しおりを挟む大学生の守(まもる)は本日公開された
映画をレイトショーで視聴し終えた所であった
内容に概ね満足だったらしく、一人ながらも少し
ニヤついている守である
先週アルバイトのお金で買った腕時計を見る
時刻は22時を過ぎていた
おそらく23時には家に帰れるだろうと
予見していると急にお腹が鳴る音がする
22時になると周りの店は閉まっているので
映画の売店で買うのもいいがラインナップを見ると
特に欲しいものがなかったため
近所のコンビニに行くことにした
高校生の時には感じなかった深夜帯のコンビニにのありがたさに勝てるものはないなと最近実感しつつある。
帰路の途中にあるコンビニに入る
何を買おうと考えていると無難なおにぎりの棚に目をやると
隣にサラダチキンのコーナーが写る
そこには父親の会社のものがある
今朝冷蔵庫にあった父親が作った
サラダチキンを食べたのである
肝心な味は非常に良く溢れ出る鶏感が凄いものだ
父親は栄養食品としてはバッチリだ!と強調しており商品の後ろの栄養素表示もタンパク質豊富で
大学生の守には役立ったようだ
夜食の商品を決めレジに着く
接客してくれた店員は守と同じ大学生だろうか
基本深夜バイトはイメージで店員のやる気がないと感じていた守であったがこの店員は
非常に愛想良くいい印象を抱いた
店を出ると時計は23時を回っており
少し小走りに走り家につく
母親はもう寝ている
最近夜遅くまで遊んでいるなと感じつつも
家族に恩返しができてない守は
父親に置き手紙をすることにした
こんなに美味しいサラダチキンを作る父
手紙を書き終え父の机に手紙を置こうとすると
机に別の手紙がある宛名は母親である
母親にも何かしてやりたいと感じた守は
出来ることとして朝に家族のために手料理を
振る舞おうと考えた(高校時代に毎日美味しい弁当を作ってくれた母には感謝だ)
父の部屋の窓から写る
綺麗な夜空は今日も僕達を微笑んでくれているように見えた。
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