異世界子供ヤクザ【ダラムルバクト】

忍絵 奉公

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ダラムル=イカシテル+イカレテル

12) サンドマンとは

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※いつも読んでくれてありがとう♪毎週土曜日更新
※YouTubeでダラムルバクトを検索すると、青い光の玉(龍魂様)降臨♪
※良いお年を♪来年もよろしく♪



 城門には二人の騎士が立っているが、遠くからこちらを確認すると一人中に入っていった。
 城門にあと30Mほどまで近づくと、いきなり中から騎士が30人程出てきた。
「おいっとまれ!後ろの魔物はなんだ!?」と騎士が槍を向けてきた。
「あ?・・・あ~レッコンか~」とバクト
「答えろ!なんだ!その魔物は」と騎士
「あ~ワイザの女だよ」とバクトはワイザの肩を叩く。
 ワイザはつっこみたかったが、面倒なので我慢した。
「魔物は街には入れん!ダメだ!そのスライムもダメだ!」と騎士
「ちっ!わかったよ!ちょっと待て!」とバクト
 バクトはメンバーを集めた。
「街に入りたい人は?」とバクト
 カリナとヒャッポ、ポロンが手を上げた。
「じゃぁテントと食料だすから、暫く待っててくれるか?」
「了解!こんな融通の利かない街なんかどうでもいいすよ」とワイザ
・・・魔物が入れる街なんか実際聞いた事ないが・・・
 城門から200Mくらい離れた城壁沿いにテントを設置した。
 そしてバクトら4人は、街にはいるべく城門へ向かった。
 城門に入ると大きな街だった。
 荷車を引く人、露店で商売をするもの、3人単位であるく騎士など活気がある。
 小高い山の上に城がみえる。大きな城だ。
 とりあえず見たいだけで目的はなかった。
「どこかいきたいとこあるか?街の地図はないかな?」
「・・・服屋とギルド・・・」とヒャッポ
「服?ギルド?なにしに?」とバクト
「・・・ギルド・・・依頼・・・街の問題・・・わかる」
「むむ、正義の味方か?」とバクト
 ヒャッポは顔を赤くした。
 歩いていると新聞屋が目についた。
 店頭に置かれている新聞にポンポチーコ侯爵と書いてある。
 一枚買った。
“ポンポチーコ侯爵!闇の儀式か!?異常な全裸祭り!!”
「おいっ見てみろよ!笑える!」とバクト
 カリナも新聞を買った。ポロンがのぞき込む。
 新聞には白黒ながら、全裸で股間が黒く塗りつぶされた円陣の様子と踊る貴婦人達が掲載されている。
“これがなんの儀式なのか!異常な状態!黒い噂の絶えないポンポチーコ侯爵!”
「ははは、ざまーみろだな」とバクト
「正気になったら、うちらに追手がかかるんじゃない?」とカリナ
「喧嘩上等!」とバクト
 街の掲示板に地図があった。
 街の名前はニータ・・・ギルドは、まっすぐいって右に曲がって、左だな・・・
 まっすぐ歩きやがて右の路地に入った。
 狭い路地である。ゴミ箱の上にかわいい子猫がいた。
 バクトは思わず、かわいい子猫の首元をゴロゴロとさわる。
 ヒャッポは気にせず先頭を歩く。
 すると左の小さな路地から14・5歳くらいの女の子が突進してきて、派手にぶつかった。
 ヒャッポはびくともしないが、女の子はぶつかって吹っ飛んだ。
「す、すみません。」といってヒャッポの顔を見ると、恐ろしい顔である。
「ひっひ~・・・ごめんなさい!ごめんなさい!」
「待てっこら!」と小さな路地から、ワイザくらいデカい髭男が女の子を掴もうと出てきた。
 女の子は素早く躱してヒャッポの後ろに隠れる。
 デカい髭は、ヒャッポの恐ろしい人相を見て言った。
「おにいさん、どこの組で?その女を渡してほしいのですが?」と凄んできた。
「この人、人さらいです。助けてください!」と女の子
 それを聞いたヒャッポは、デカい髭がヒャッポを躱して、後ろの女の子を掴もうとするのを邪魔した。
「おおい!どけ!」と髭
 とうとう髭男はヒャッポの胸ぐらをつかんできた。
 ヒャッポは落ち着いて、髭男のこめかみを掴んだ。
 普段から弓を引いているので、すさまじい握力である。
「むぎぎ~」と髭男は力が抜けて、胸ぐらを離す。
 髭男はへたれ込んだが、ヒャッポはこめかみを締め付けるのをやめない。
 髭男は泡を吹いて気を失ったのを見て、手を離した。
「あ、ありがとうございます」と女の子を見るとエルフだ。耳が長い。
「どうした~」とバクト達が来た。
「こいつ・・人さらい・・・エルフ・・・助けた」
「ポロン、手錠だして」とバクト
「はい。どうぞ」と手錠を出して、バクトに渡す。
 手錠をかけて、片足を持ってひきづって歩いて行った。
 ひきづって歩くものだから、髭男の後頭部は地面と擦れて血が出ている。
「ギルドに行くぞ。こいつギルドに提出しよう」とバクト
 猫はカリナが抱いていた。
「エルフなんて珍しいね。」とカリナ
「助けていただいて感謝します。私はアータの森に棲んでいるタンザ属のエルフでアユミっていいます。その村に突然、野盗が現れて、何人かさらわれました。手がかりを探して、この街に来たのですが、私も捕まってしまって、何とか逃げ出したところ」
「・・・いい・・・」とヒャッポ
 ギルドに行く間、エルフはずっとヒャッポの服を掴んであるいていた。
 おびえているようだ。
 猫はそっとそこに置いた。
 髭の大男を引きずっているので、街の住人から注目されている。
 やがてギルドについた。
 ギルドのドアを開けると冒険者たちが、たくさんいた。
 ざわざわと髭の大男を見て、ざわついている。
「こいつ人さらいだってよ。捕まえたんだが」とバクト
 すると髭と同じくらいの大きさの屈強な男が近づいてきて、髭をこまかく見ていた。
「こいつ、メタリカのサンドマンじゃねーか!!指名手配犯だ!!良く捕まえたな!」と屈強な男
「なんだ?メタリカって?ん?なんか聞いた事あるな」
「強盗、強姦、奴隷売買、麻薬、ど悪の組織だよ、あ、俺はこのギルドの長のエディだ。」
 エディと握手をした。
「とりあえず地下の牢屋につないでおく。明日になるが賞金を出そう」
「おいっルル!こいつを地下の牢屋につないでおけ」
 線の細い小さな男が、サンドマンを重そうに引きづって連れて行った。
「明日こなきゃならないなら、一泊しないとな」とバクト
 ヒャッポはギルドの依頼掲示板を見ていた。
「どうだ。ヒャッポ」とバクト
「子供・・・不明・・・多い・・・」
 みると子供の絵が多く、探してください。
 と賞金がかけられたものが多い。
 数えると5枚もある。
 ほかには家の魔鼠の駆除依頼とか素材系魔物の討伐依頼などだ。
「メタリカなのか?」
 エディが近くにいた。
「メタリカかどうかはわからないが、ここ最近行方不明事件が多くてな。夕方から夜にかけて、子供が一人で出ていると攫われるって噂になっていてな」とエディ
「ぶっそうだな」とバクト
「お前らところでみかけない顔だが、どこから来たんだ?」
「イデオだよ」
「王都か、旅か?」
「あぁ」
「明日賞金もらうなら冒険者登録してるか?」
「いや」
「じゃぁしていけよ」とエディ
「ポロン、冒険者登録してくれ」
「はい」
 受付に行くとエディが、魔石が埋め込まれた板を持ってきた。
「ここに手を置いてくれ」
 ポロンが手を置くと、板に文字が浮かんだ。
フカザワ ポロン ギフト1)創 ギフト2)忠 ギフト3)徒
「すごいな。トリプルか!」とエディ
「これ創、忠、徒って、意味わかるのか?」
「それは想像するしかないな」とエディ
・・・レベルの低い鑑定だ。こんなものか、ギルドの鑑定とは・・・
 ルルが戻ってきた。
「おい!ルル!客人たちは宿をお探しだ。あそこ案内してやれ」
「・・はい」とルル
「どうぞ一緒についてきてください」とルル
 ルルに案内されたのは民宿ジョウツと書いてある宿だった。
 ヒャッポは服を見たいと言うので、いなくなった。
 女将が来た。
「いらっしゃい!朝食、夕食付で一泊お一人銀貨3枚だよ」
「じゃぁ5人分で銀貨15枚だな」と言って、懐から銀貨を出した。
「じゃあ私はここで」とルルが疲れた顔をして、ギルドに戻っていった。
 夕食時、ここの名物である一本酒という酒をたらふく飲んだ。旨かった。
 ご飯もとても旨く、しかし残念なのはおかずだった。
 野兎のステーキだったが、あまり旨くはない。
 パサついていて、容易にかみ切れず、臭みもあった。
「アユミ?お前逃げてきたんだろ。逃げた場所は覚えているのか?」
「なんとなくは・・・でも20人くらいの男がいたよ」
「潰すか、かたづけねぇとな。明日朝ギルドに行ってから、殴りこもうぜ」とバクト
「よしっやっつけよう!攫われた人がどこにいるかも聞き出さないと」とカリナ
 ヒャッポとポロンもうなずいた。
 アユミだけは心配顔であいかわらずヒャッポの服を掴んだままだった。
 8人用の大部屋だった。
 朝起きるとカリナがヒャッポの寝ているベッドを見てニヤニヤしている。
「どうしたカリナ?」とバクト
 見るとヒャッポのベッドにアユミも入っている。
 アユミが目を覚ました。
 カリナと目が合い、バクトを見た。
「ち!違うの!怖くて眠れなくて!ごめんなさい!違うの!」とアユミ
 取り乱している。
 ヒャッポも目を覚ましたが、状況を把握したのか、まんざらでもない顔をしている。
 何気にバクトはアユミを鑑定した。
※ナカムラ アユミ タンザ属 ハイエルフ
体力C 攻撃B 防御C 魔力A 知力A 素早さA 抵抗B 器用A
ギフト1)風魔法 レベル12 887/1305
ギフト2)射撃 レベル21 676/2225
ギフト経験値 125/8000
・・・相性バッチリじゃないか!!・・・
 ポロンは顔を手で覆って、指の間から見ている。
 朝食はパンとサラダとスープだった。
 ギルドに向かった。
 朝市でギルドに行ったが、入り口のドアが倒れているし、何か騒がしい。
「おいっ!どういうことだ!」とエディが取り乱している。
「エディ!おはよう!どした?」とバクト
「牢屋にいたサンドマンが逃げた!」とエディ
「は?どうやって?」
「牢屋がひん曲がって、ボロボロだ!」とエディ
 地下まで見に行くとオロオロしたルルがいた。
 見ると牢屋は4・5本グンニャリと折れ曲がり、壊されており、壊れた手錠も転がっていた。
「あいつそんなに力があったのか?・・・エディ、また捕まえてくるわ」とバクト
「また捕まえてくるって軽く言うなよ」とエディ
「アユミ、アジトまでわかるか?」とバクト
「なんとなくは」とアユミ
 
 こうして、バクト達はアユミの案内でアジトに向かった。
「確かあの建物です」とアユミ
 見ると木造で高さ10Mくらいあり、おそらく中は2階建てだろうと思われる。
 入り口に誰もおらず、扉もない。
 まずバクトはそっと中を覗いた。
 真ん中に階段があり、一回は木の丸テーブルや椅子などが沢山ある。
 部屋の四隅には樽が沢山積まれていた。
 一階には誰もいない。
 口にシーと手をあててから、中に一同入った。
 2階の階段をそっと上る。
 バクト達全員2階に上りきったところで、階段が突然崩れた。
 ドドド!すると外からサンドマンが現れて、両手を掲げる。
「昨日は世話になったな!お前ら燃えて散れ!」といい、火魔法を出して、四隅にあった樽に小さな火の玉をぶつけた。
 すると樽には油が入っていたのか勢いよく燃え出した。四隅すべてである。
「ちっ罠かよ!」とバクトは落ち着いて2階から外を見ると、そこには20人ほどのいかつい男たちがニヤニヤしながら眺めている。全員武装している。
 ヒャッポはおびえるアユミを抱きかかえて、外に飛ぶ準備をした。
「え?ちょっと、足とか折れちゃいますよ!」とアユミ
「俺たちはそんなにヤワじゃないよ」とバクト
 迷わずバクトは外に飛び出した。
 カリナもポロンもヒャッポも飛んだ。
 降りるなり、バクトは抜刀し、3人まとめて切った。
 カリナも二刀を抜き、目にもとまらぬ速さで駆け回り、5人切った。
 ポロンも近くにいた男の腹を正拳突きし、顔面も正拳突きし、一人を昏倒させる。
 ヒャッポは落ち着いて、アユミを下して、弓を構えて、5本矢をつがえて発射し、風魔法でコントロールして、それぞれ5本命中。
 あまりの強さにたじろぐメタリカ達。
 サンドマンが火の玉をバクトに向けて放つもあっさり火の玉を切られてしまう。
 それよりも建物が派手に燃える方が熱かった。
 あっというまにサンドマン以外の手下どもは全員悶絶している。
 あゆみは、口をあんぐり開けて、呆けて見ていた。
 ヒャッポはサンドマンに近づいて行った。
「く、くるな!」とサンドマンが両手をヒャッポに掲げて、火の玉を作り出した。
 が、ヒャッポの風魔法で火の玉はサンドマンの服に引火する。
「熱い!痛い!」と慌てて火を消そうとするサンドマン。
 ヒャッポは落ち着いて、サンドマンのこめかみを掴んで、締め上げた。
「むぎぎ・・・」白目をむき、泡を吹いて、気を失った。
「ポロン、人数分の手錠とロープ」
「はい!」
・・・色々おかしい・・・俺たちが来るのをわかっていたのか・・・
 バクトはサンドマンを鑑定するとギフト火魔法だけで、体力も攻撃もBだ。
・・・こんなやつが、牢屋を壊せるのか?・・・

 手下たちは、その辺に数珠繋ぎにして、サンドマンだけ手錠をかけて、また引きづってギルドに行った。
「お~い、エディ!ご所望のサンドマンだぞ!」とバクト
「え!はやっ!」と言ってエディが満面の笑顔で近づいてきた。
 バクトはエディの耳元で小声で言った。
「話したい事がある」
「おい!ルル!こいつを牢屋につないでおけ!ロープでがんじがらめにしてな」
 掃除道具を持って右往左往していたルルが、疲れた顔でサンドマンを引きづっていった。
 エディはギルド長室に案内した。
「話したい事とは?」
「あぁ、俺たちがアジト行ったらな、まるで俺たちが来る事をわかっていたみたいに
待ち構えていてな。アジトは空で、中に入ったら、火をつけられて、外に18人の手下とサンドマンがニヤけていてな。で、あいつ、牢屋破る程の力もないぜ。で、手下たちはアジトに数珠繋ぎにしてある」
「何が言いたい?」とエディ
「情報が洩れてるぜ。そして昨日牢屋を破ったのも別の奴って事だ」
「冒険者に紛れているのか!」
「わからん。ただ、また牢は破られるだろうな・・・でだ。罠をはる。俺をサンドマン手下と一緒に牢屋にぶち込め」とバクト
「顔が割れてるだろ、お前は」とエディ
「いや、大丈夫だ。ここにいるポロン様が、変装の名人でな、すごい顔マスクを作ってくれる」
「まさか、そんなの」とエディ
「はい」とポロンはどこから出したのか、顔マスクを渡してきた。
 早速、バクトは被ると全然違う髭ジジィになった。
 禿散らかっているがどこか凄みもある。
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