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2年1学期
15話: 夏星祭、夏夜の願いと大騒動⑥
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軽食でお腹が満たされて落ち着いてきた頃、避難所に嬉しい知らせが飛び込んできた。
「魔獣10体討伐完了、これより避難警報を解除します」
暴れ回っていた魔獣は全て討伐された、それは確かにすごくいい知らせだ。だけど俺にとってはそれより大事なことがあった。
「クロード!」
俺の呼びかけに優しい海色の瞳がこちらを向く。
そのまま俺は全速力で駆け寄り、避難所の入り口に立っているクロードに抱きついた。
「クロード、無事で良かった……怪我はない?」
「ただいま、フレン。大きな怪我はしてないよ」
そう言って優しく抱きしめ返してくれる体温に俺は心の底から安心する。
最高の、自慢の幼馴染。クロードの実力を疑ったことはないけれど、さっき避難所で対峙した魔獣を思い出すと心配は抑えられなかった。それも俺達と違ってクロードは単身だったから余計に大変だっただろう。
話したいことがたくさんあって、俺が何から話せばいいか悩んでたところで後ろから声がかかる。
「君、少しいいかな?」
魔獣討伐課の制服を来た年嵩の男性がクロードに声をかけてきた。
なにやら物々しい気配を感じた俺はそっとクロードから離れて、後ろから様子を伺うことにした。
「私は魔獣討伐課署長のボルツだ。よろしく。」
差し出された手をクロードが握り返す。
「クロードです。それでお話とは?」
「ああ、本題に入ろうか。今回の討伐は君のおかげで被害が最小限で済んだ。そこで是非君を表彰をさせて欲しいと思っていてね」
そう言って署長さんは熱のこもった目でクロードを見つめる。こういうのって普通一般人が勝手にお株を奪ったとか言ってトラブルになりそうなものだけど、彼は純粋にクロードへの感謝を示していた。その姿に、この人はきっと本当に市民の安全のことを考えてるいい人なんだろうなって俺は感じる。
「いえ、俺は俺にできることをしただけですから……」
その申し出に、偉ぶるわけでもなくただ謙虚に首を振り申し出を断る姿はクロードらしかった。
「だが、大型3体に中型と小型をそれぞれ1体、1人で半数の魔獣を討伐した功績をこのまま埋もれさせるなんて……」
「えっ?5体?」
俺は後ろで大人しく聞いておくつもりだったけどこれは話が変わってくる。
討伐数の多さもだけど、特に大型3体って、俺達が協力してなんとか倒した家みたいな大きさの魔獣を1人でって事でしょ?どうやってやったのか単純に疑問で俺は声を抑えることができなかった。
「君は?」
突然クロードの後ろから飛び出した俺に署長が首を傾げる。話の腰を折ってしまったことに気がついた俺は署長に向き直り、名乗るために口を開いた。
「クロードの友人のフレンです。急に話しかけてごめんなさい。あの……今のって」
「ああ、私たちが駆けつけた頃には彼のおかげで大型の討伐は終わっていてね、残りの討伐補助もしてもらって彼には頭が上がらないんだよ」
署長はどう見ても学生の俺にも目を合わせてわかりやすく説明してくれる。やっぱりこの人かなりいい人だ。
「すごいじゃんクロード!流石!」
「そんな大したことはしてないよ」
クロードは困ったように笑うけど俺は署長の話を聞いてクロードの頑張りも、ルカやカイと同じように多くの人に認めて欲しいと思った。
「クロードあのね、クロードが嫌ならいいんだけど、できれば表彰受けて欲しいな」
「フレン?」
「俺、クロードが凄いってこともっと多くの人に知ってもらいたい。俺の幼馴染は凄くてかっこいいんだぞって……ごめん、迷惑……かな?」
無理強いはしたくないけど、こんなに凄いことを誰も見てない中1人でやり遂げた幼馴染を、俺は讃えたくて仕方なかった。
「俺は、フレンだけが知っていてくれれば、それでいいんだが……うん、そこまで言ってくれるなら受けようかな。署長いいですか?」
「話はまとまったみたいだね、後日書状を届けるからとりあえず今日は感謝の言葉だけ先に伝えさせてもらうよ」
そう言って深々を頭を下げる署長に手を振り俺とクロードは避難所の広場の中心で待つルカとカイと合流した。
◇
夏季休暇明けの初日、クロードの表彰式は全校生徒の前で行われた。
騎士コースの正装を身につけたクロードは遠い壇上でも凄く目立っていて、賞状を受け取る姿も様になっている。
「やっぱクロード先輩半端ねー」
「本当完璧な王子様だよね」
「正装最高すぎない?」
突然集会場に集められた生徒たちからも不満より賛美の声が大半を占めていることからクロードの人望が窺える。
「……俺なら1人で全部倒せた」
「けっ、相変わらず規格外なこって」
まあその数少ない不満勢力のうち2人が俺の前にいるんだけどね。
「ルカだってすごかったよ?怪我人がほとんどいなかったのはルカのおかげだもん!みんな感謝してたよ」
キラキラ輝く壇上をじっとりと眺めるルカに俺は声をかける。ルカの功績も表彰ものだと思うし、不満があるのは仕方ないよね。でも、表彰って形には残らなかったけどあの件以来校内で邪竜の噂話を聞く回数が減ったのは気のせいじゃないと思う。こうやっていつかルカのことを色眼鏡なしで見てくれる人が増えてくれたらいいなって俺は心の底からそう思った。
俺は大型一体を倒したカイももっと褒められてもいいと思うんだけど、その事をカイに言ったら
「あいつが5体倒してるって時に1体倒した程度ではしゃいでたらだせえだろ」
って謎の意地を見せてくるから不良ってやっぱわかんないな。すごいことには変わらないじゃん。
表彰が終わったクロードが壇上から降りて、こっちに歩いてくる。俺はクロードに駆け寄って心からの称賛を伝えた。
「クロードすごいね!おめでとう!正装も凄く似合ってる!」
軍服を基調とした純白の正装はクロードの精悍な顔立ちによく似合っていた。
「褒めてくれて嬉しいよ。そうだ、フレンに伝えたいことがあって……」
そう言って俺を見る瞳はいつもの穏やかな海色で、俺はようやく日常が戻ってきたのを感じた。
◇
「んっ……しょ、クロードこれでいい?」
「ああ、いいぞ、上手にできてる」
その日の夜、クロードと俺は寮の裏庭に出ていた。
表彰式の後クロードが俺だけに教えてくれたこと、それは――
「表彰の副賞として、署長が小型の夏星をくれたんだ。……今夜2人で打ち上げないか?」
という夏の終わりにふさわしい内緒話だった。
夏星……それは夏星祭の最後に打ち上げる特製の花火だ。
「今年は事件のせいで夏星が上げれなかったから、その分のお詫びだそうだ」
「え……すごい、夏星って普通の花火と違って簡単に買えないんでしょ?」
確か特別な製法があって専門の職人じゃないと作れないとか。偽物はたくさん出回ってるけど。
「これはちゃんと本物だ。事件のせいでほとんどダメになったらしいが、無事だったものがいくつかあってその一つらしい」
「それ、いいの?署長職権濫用じゃない?」
わざと茶化すように俺が笑いかけると
「あの人なりの学生に向けた労いなんじゃないかな」
とクロードも笑う。
「そういえば結局魔獣が逃げ出したのって何が原因だったの?」
「魔獣の悪徳ブローカーの資金集めのための活動で、管理が杜撰だったらしい。今は業者も捕まってるから再発の恐れはないそうだ」
「それはよかった!もうあんなのはこりごりだよね」
あの時はクロードとルカ、それにカイがいたからなんとかなったけど、あんな事件は二度と起きてほしくない。
そんな話をしていたら準備が終わっていた。
「短冊は貼れたな?そろそろ打ち上げるから少し離れててくれ」
「うん」
クロードが魔力を込めると夏星はパチパチと火花をあげて空に打ち上がる。
数分間破裂音と共に夜空を彩るそれは、小規模ながらも立派な夏星で、夏の締めくくりにはぴったりの美しさだった。
「フレン……」
クロードが何か呟きかけたけど聞き返す前に次の夏星が弾けては空を染め上げ言葉をかき消していく。
俺はクロードを振り返ったけどクロードからいつも通りの優しい笑顔で見つめ返されてそれ以上はなにも変わらなかった。
七色に煌めく夏星は本物の星空のような輝きを放って夜空に溶けていった。
「あっという間だったね」
「一玉だったからな」
「でも凄く綺麗だった、誘ってくれてありがとうクロード」
毎年夏星祭の会場は人が多いからこんなに間近で夏星を見たのはこれが初めてだった。
普段のクロードなら、全校で見れるように学校に掛け合いそうだったけど、俺はこうやって2人で静かに見れたのがなんとなく嬉しかった。
俺が夏星に貼った短冊に書いた願い
――「みんなとずっと仲良くいられますように」
漠然とした、だけど今本心から思ってるこれが叶うといいな……なんて夢みがちな事を思いながら俺はクロードと一緒に後片付けをする。
うっすらと残る火薬の匂いの中夏は少しずつ終わりを迎え、秋へと移り変わっていった。
「魔獣10体討伐完了、これより避難警報を解除します」
暴れ回っていた魔獣は全て討伐された、それは確かにすごくいい知らせだ。だけど俺にとってはそれより大事なことがあった。
「クロード!」
俺の呼びかけに優しい海色の瞳がこちらを向く。
そのまま俺は全速力で駆け寄り、避難所の入り口に立っているクロードに抱きついた。
「クロード、無事で良かった……怪我はない?」
「ただいま、フレン。大きな怪我はしてないよ」
そう言って優しく抱きしめ返してくれる体温に俺は心の底から安心する。
最高の、自慢の幼馴染。クロードの実力を疑ったことはないけれど、さっき避難所で対峙した魔獣を思い出すと心配は抑えられなかった。それも俺達と違ってクロードは単身だったから余計に大変だっただろう。
話したいことがたくさんあって、俺が何から話せばいいか悩んでたところで後ろから声がかかる。
「君、少しいいかな?」
魔獣討伐課の制服を来た年嵩の男性がクロードに声をかけてきた。
なにやら物々しい気配を感じた俺はそっとクロードから離れて、後ろから様子を伺うことにした。
「私は魔獣討伐課署長のボルツだ。よろしく。」
差し出された手をクロードが握り返す。
「クロードです。それでお話とは?」
「ああ、本題に入ろうか。今回の討伐は君のおかげで被害が最小限で済んだ。そこで是非君を表彰をさせて欲しいと思っていてね」
そう言って署長さんは熱のこもった目でクロードを見つめる。こういうのって普通一般人が勝手にお株を奪ったとか言ってトラブルになりそうなものだけど、彼は純粋にクロードへの感謝を示していた。その姿に、この人はきっと本当に市民の安全のことを考えてるいい人なんだろうなって俺は感じる。
「いえ、俺は俺にできることをしただけですから……」
その申し出に、偉ぶるわけでもなくただ謙虚に首を振り申し出を断る姿はクロードらしかった。
「だが、大型3体に中型と小型をそれぞれ1体、1人で半数の魔獣を討伐した功績をこのまま埋もれさせるなんて……」
「えっ?5体?」
俺は後ろで大人しく聞いておくつもりだったけどこれは話が変わってくる。
討伐数の多さもだけど、特に大型3体って、俺達が協力してなんとか倒した家みたいな大きさの魔獣を1人でって事でしょ?どうやってやったのか単純に疑問で俺は声を抑えることができなかった。
「君は?」
突然クロードの後ろから飛び出した俺に署長が首を傾げる。話の腰を折ってしまったことに気がついた俺は署長に向き直り、名乗るために口を開いた。
「クロードの友人のフレンです。急に話しかけてごめんなさい。あの……今のって」
「ああ、私たちが駆けつけた頃には彼のおかげで大型の討伐は終わっていてね、残りの討伐補助もしてもらって彼には頭が上がらないんだよ」
署長はどう見ても学生の俺にも目を合わせてわかりやすく説明してくれる。やっぱりこの人かなりいい人だ。
「すごいじゃんクロード!流石!」
「そんな大したことはしてないよ」
クロードは困ったように笑うけど俺は署長の話を聞いてクロードの頑張りも、ルカやカイと同じように多くの人に認めて欲しいと思った。
「クロードあのね、クロードが嫌ならいいんだけど、できれば表彰受けて欲しいな」
「フレン?」
「俺、クロードが凄いってこともっと多くの人に知ってもらいたい。俺の幼馴染は凄くてかっこいいんだぞって……ごめん、迷惑……かな?」
無理強いはしたくないけど、こんなに凄いことを誰も見てない中1人でやり遂げた幼馴染を、俺は讃えたくて仕方なかった。
「俺は、フレンだけが知っていてくれれば、それでいいんだが……うん、そこまで言ってくれるなら受けようかな。署長いいですか?」
「話はまとまったみたいだね、後日書状を届けるからとりあえず今日は感謝の言葉だけ先に伝えさせてもらうよ」
そう言って深々を頭を下げる署長に手を振り俺とクロードは避難所の広場の中心で待つルカとカイと合流した。
◇
夏季休暇明けの初日、クロードの表彰式は全校生徒の前で行われた。
騎士コースの正装を身につけたクロードは遠い壇上でも凄く目立っていて、賞状を受け取る姿も様になっている。
「やっぱクロード先輩半端ねー」
「本当完璧な王子様だよね」
「正装最高すぎない?」
突然集会場に集められた生徒たちからも不満より賛美の声が大半を占めていることからクロードの人望が窺える。
「……俺なら1人で全部倒せた」
「けっ、相変わらず規格外なこって」
まあその数少ない不満勢力のうち2人が俺の前にいるんだけどね。
「ルカだってすごかったよ?怪我人がほとんどいなかったのはルカのおかげだもん!みんな感謝してたよ」
キラキラ輝く壇上をじっとりと眺めるルカに俺は声をかける。ルカの功績も表彰ものだと思うし、不満があるのは仕方ないよね。でも、表彰って形には残らなかったけどあの件以来校内で邪竜の噂話を聞く回数が減ったのは気のせいじゃないと思う。こうやっていつかルカのことを色眼鏡なしで見てくれる人が増えてくれたらいいなって俺は心の底からそう思った。
俺は大型一体を倒したカイももっと褒められてもいいと思うんだけど、その事をカイに言ったら
「あいつが5体倒してるって時に1体倒した程度ではしゃいでたらだせえだろ」
って謎の意地を見せてくるから不良ってやっぱわかんないな。すごいことには変わらないじゃん。
表彰が終わったクロードが壇上から降りて、こっちに歩いてくる。俺はクロードに駆け寄って心からの称賛を伝えた。
「クロードすごいね!おめでとう!正装も凄く似合ってる!」
軍服を基調とした純白の正装はクロードの精悍な顔立ちによく似合っていた。
「褒めてくれて嬉しいよ。そうだ、フレンに伝えたいことがあって……」
そう言って俺を見る瞳はいつもの穏やかな海色で、俺はようやく日常が戻ってきたのを感じた。
◇
「んっ……しょ、クロードこれでいい?」
「ああ、いいぞ、上手にできてる」
その日の夜、クロードと俺は寮の裏庭に出ていた。
表彰式の後クロードが俺だけに教えてくれたこと、それは――
「表彰の副賞として、署長が小型の夏星をくれたんだ。……今夜2人で打ち上げないか?」
という夏の終わりにふさわしい内緒話だった。
夏星……それは夏星祭の最後に打ち上げる特製の花火だ。
「今年は事件のせいで夏星が上げれなかったから、その分のお詫びだそうだ」
「え……すごい、夏星って普通の花火と違って簡単に買えないんでしょ?」
確か特別な製法があって専門の職人じゃないと作れないとか。偽物はたくさん出回ってるけど。
「これはちゃんと本物だ。事件のせいでほとんどダメになったらしいが、無事だったものがいくつかあってその一つらしい」
「それ、いいの?署長職権濫用じゃない?」
わざと茶化すように俺が笑いかけると
「あの人なりの学生に向けた労いなんじゃないかな」
とクロードも笑う。
「そういえば結局魔獣が逃げ出したのって何が原因だったの?」
「魔獣の悪徳ブローカーの資金集めのための活動で、管理が杜撰だったらしい。今は業者も捕まってるから再発の恐れはないそうだ」
「それはよかった!もうあんなのはこりごりだよね」
あの時はクロードとルカ、それにカイがいたからなんとかなったけど、あんな事件は二度と起きてほしくない。
そんな話をしていたら準備が終わっていた。
「短冊は貼れたな?そろそろ打ち上げるから少し離れててくれ」
「うん」
クロードが魔力を込めると夏星はパチパチと火花をあげて空に打ち上がる。
数分間破裂音と共に夜空を彩るそれは、小規模ながらも立派な夏星で、夏の締めくくりにはぴったりの美しさだった。
「フレン……」
クロードが何か呟きかけたけど聞き返す前に次の夏星が弾けては空を染め上げ言葉をかき消していく。
俺はクロードを振り返ったけどクロードからいつも通りの優しい笑顔で見つめ返されてそれ以上はなにも変わらなかった。
七色に煌めく夏星は本物の星空のような輝きを放って夜空に溶けていった。
「あっという間だったね」
「一玉だったからな」
「でも凄く綺麗だった、誘ってくれてありがとうクロード」
毎年夏星祭の会場は人が多いからこんなに間近で夏星を見たのはこれが初めてだった。
普段のクロードなら、全校で見れるように学校に掛け合いそうだったけど、俺はこうやって2人で静かに見れたのがなんとなく嬉しかった。
俺が夏星に貼った短冊に書いた願い
――「みんなとずっと仲良くいられますように」
漠然とした、だけど今本心から思ってるこれが叶うといいな……なんて夢みがちな事を思いながら俺はクロードと一緒に後片付けをする。
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