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2年2学期
47話: お誕生日会にご招待②
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レイラさんに腕を引かれ、俺達は誕生日会の会場の中心にある一際煌びやかなテーブルの前に連れてこられた。
「お嬢様、ご紹介いたします。私の弟のカイとその友人フレンです。以後お見知り置きを」
レイラさんが恭しくお辞儀するのに合わせ俺とカイもそれに続く。
「レイラ、ありがとう。私はクリスフィア。カイさん、フレンさん、どうか楽しんでいってね」
(これが、レイラさんの仕えてるお嬢様……)
俺たちに労いの言葉をかけたのは俺より頭一つ分小さなとても綺麗な女の子だった。言葉遣いは大人っぽいけどきっと年下だろう。雪のように真っ白で長い髪の毛は春の日差しを受けてキラキラしていた。思わず見惚れていたら、彼女がテーブルからマカロンを取り分け俺に差し出してくれる。
「ありがとうございます。クリスフィアさん」
「いいのよ。ねぇ、フレンさん、早速だけれど、よかったら私とお話ししてくださらない?」
そう言って笑いかけるクリスフィアさんのお言葉に甘え、俺は近くの椅子に腰掛けた。
「お嬢様とフレン君が並んでお話ししてる……天国の光景……?可愛すぎる……最高」
「姉貴……まさかこのためにあいつ呼んだんじゃねぇよな?」
少し離れたところでカイとレイラさんが何か話しているけれど、パーティ会場のざわめきでよく聞こえない。俺はクリスフィアさんに勧められた紅茶で喉を潤しながら会話と共に甘いマカロンを味わった。
◇
「フレンさんのことは前からレイラに聞いて気になってたの」
「レイラさんから?どんな話を……」
ボディーガードってお嬢様に後輩の話とかするんだ……確かに仕事中ずっと無言なのも気まずそうだしそういうものなのかも?
「とても可愛らしい方だって聞いて……私も一度会ってみたいなと思っていたのよ。」
なるほどそういうことか。レイラさんは俺の事を毎度可愛いって言ってくれるからその延長線上でクリスフィアさんにも話してるんだろう。
「ねえ、フレンさん……もし良ければ答えてもらえたら嬉しいのだけど」
彼女が自身の長い髪を指に絡めながら小さな声で呟く。
「私もよく、お人形に喩えられたりするのだけど……たまにそれが、少し疲れるというか……フレンさんはそういう時、良くない気持ちになったりするは事ない……かしら?」
「……それは」
お嬢様らしく、上品で選ばれた言葉だったけれど俺はその中に込められた気持ちに気がつく
「俺は、自分の事を気に入ってるので基本的には嬉しいですけど、それでトラブルに巻き込まれるのはちょっと……辛いですね」
魅力的な容姿は時に人との距離を無遠慮に壊す材料になる。前にレイラさんと出かけた時のナンパもそうだ。クリスフィアさんはお嬢様だからああいう奴らに声をかけられたりはあまりないだろうけど、きっと彼女には彼女なりの苦労がある。
クリスフィアさんの問いかけから、俺はレイラさんに招待された理由がなんとなくわかった気がした。そのまま普段は少し話しずらい事を話題に初対面にしては長く話し込んでしまった。
「変な事を聞いてごめんなさいね。お話しできてよかったわ。ありがとう」
「いえ、俺も話せてよかったです」
紅茶を飲み干してカップが殻になる。丁度いいタイミングなので俺は挨拶をして席を立った。
「あら……その髪飾り……」
立ち上がった際に髪が揺れたのだろう。少し驚いたような彼女の目を見て
「これがどうかされましたか?」
俺は首を傾げた。
「……いいえ、なんでも。今日はありがとう。いい誕生日になったわ。また仲良くしてくれたら嬉しい」
けれどクリスフィアさんはそれには答えず、綺麗に笑って俺を見送った。彼女の白い髪が風に舞い上がり天使の羽のようだと、そう思った。
◇
「フレン君ありがとね!私はお嬢様の側を離れられないけど、自由に楽しんでいって!……カイあんたさっき言ったことちゃんとわかってるでしょうね」
「っせぇな、何度も言うなよ、さっさと仕事戻れ!」
レイラさんに勧められ俺とカイは会場を見て回ることにした。
入った時から思ってたけどこの会場かなり広い。それに細部まで綺麗に飾り付けられていて歩いてるだけで楽しい。
「わぁ、カイ見て!あそこのケーキ虹みたい!」
「あ?どれだよ……お前さっきから忙しなさすぎんだろ」
俺はパステルカラーのグラデーションが美しいケーキが目に止まり、取り皿に盛り付けてもらう。
「美味しい……!えーこの青いところ何味だろ?不思議な味~」
「食いながら喋んな……リスかよお前は……」
果物ではない甘い味が広がる。食べながら分析をするけど、何が入ってるのか全然わかんない。
「はい!カイはなんだと思う?」
「むぐっ……は?お前これ間接キ……」
真相を求めるため俺は隣でぶつぶつ言ってたカイの口にケーキを突っ込んだ。ちゃんと取り分け用のフォークを使ったんだけど、カイは突然でびっくりしたのか顔を真っ赤にしながらそれを飲み込み
「す……菫じゃねぇの?知らねえけど」
とそっぽを向く。あ、今のは無理やりすぎたかも……怒らせちゃったかな?流石にちょっと申し訳なくなった俺は
「確かにそうかも……ね、もしかして怒った?飲み物とってくる?」
「別に……怒ってねえよ。はぐれたらだりぃから勝手にどっか行くなっての」
少し様子を伺いつつカイから距離を取ろうとしたけど返ってきた返事はこんな感じで特に機嫌が悪くはなってないみたい。怒ってないなら良かった。カイの言葉にほっとして胸を撫で下ろしたところで、俺の耳に突然女の子達の黄色い歓声が飛び込んでくる。
「人だかりできてる!なんだろ?出し物とか?」
「っおい、言った側からガキかお前は……」
賑やかな人だかりに俄然興味を惹かれた俺は人の集まる方向に駆け寄る。こんな盛大なパーティだからきっと出し物も素敵に違いない。見逃すのは勿体無いもんね。
「お嬢様、ご紹介いたします。私の弟のカイとその友人フレンです。以後お見知り置きを」
レイラさんが恭しくお辞儀するのに合わせ俺とカイもそれに続く。
「レイラ、ありがとう。私はクリスフィア。カイさん、フレンさん、どうか楽しんでいってね」
(これが、レイラさんの仕えてるお嬢様……)
俺たちに労いの言葉をかけたのは俺より頭一つ分小さなとても綺麗な女の子だった。言葉遣いは大人っぽいけどきっと年下だろう。雪のように真っ白で長い髪の毛は春の日差しを受けてキラキラしていた。思わず見惚れていたら、彼女がテーブルからマカロンを取り分け俺に差し出してくれる。
「ありがとうございます。クリスフィアさん」
「いいのよ。ねぇ、フレンさん、早速だけれど、よかったら私とお話ししてくださらない?」
そう言って笑いかけるクリスフィアさんのお言葉に甘え、俺は近くの椅子に腰掛けた。
「お嬢様とフレン君が並んでお話ししてる……天国の光景……?可愛すぎる……最高」
「姉貴……まさかこのためにあいつ呼んだんじゃねぇよな?」
少し離れたところでカイとレイラさんが何か話しているけれど、パーティ会場のざわめきでよく聞こえない。俺はクリスフィアさんに勧められた紅茶で喉を潤しながら会話と共に甘いマカロンを味わった。
◇
「フレンさんのことは前からレイラに聞いて気になってたの」
「レイラさんから?どんな話を……」
ボディーガードってお嬢様に後輩の話とかするんだ……確かに仕事中ずっと無言なのも気まずそうだしそういうものなのかも?
「とても可愛らしい方だって聞いて……私も一度会ってみたいなと思っていたのよ。」
なるほどそういうことか。レイラさんは俺の事を毎度可愛いって言ってくれるからその延長線上でクリスフィアさんにも話してるんだろう。
「ねえ、フレンさん……もし良ければ答えてもらえたら嬉しいのだけど」
彼女が自身の長い髪を指に絡めながら小さな声で呟く。
「私もよく、お人形に喩えられたりするのだけど……たまにそれが、少し疲れるというか……フレンさんはそういう時、良くない気持ちになったりするは事ない……かしら?」
「……それは」
お嬢様らしく、上品で選ばれた言葉だったけれど俺はその中に込められた気持ちに気がつく
「俺は、自分の事を気に入ってるので基本的には嬉しいですけど、それでトラブルに巻き込まれるのはちょっと……辛いですね」
魅力的な容姿は時に人との距離を無遠慮に壊す材料になる。前にレイラさんと出かけた時のナンパもそうだ。クリスフィアさんはお嬢様だからああいう奴らに声をかけられたりはあまりないだろうけど、きっと彼女には彼女なりの苦労がある。
クリスフィアさんの問いかけから、俺はレイラさんに招待された理由がなんとなくわかった気がした。そのまま普段は少し話しずらい事を話題に初対面にしては長く話し込んでしまった。
「変な事を聞いてごめんなさいね。お話しできてよかったわ。ありがとう」
「いえ、俺も話せてよかったです」
紅茶を飲み干してカップが殻になる。丁度いいタイミングなので俺は挨拶をして席を立った。
「あら……その髪飾り……」
立ち上がった際に髪が揺れたのだろう。少し驚いたような彼女の目を見て
「これがどうかされましたか?」
俺は首を傾げた。
「……いいえ、なんでも。今日はありがとう。いい誕生日になったわ。また仲良くしてくれたら嬉しい」
けれどクリスフィアさんはそれには答えず、綺麗に笑って俺を見送った。彼女の白い髪が風に舞い上がり天使の羽のようだと、そう思った。
◇
「フレン君ありがとね!私はお嬢様の側を離れられないけど、自由に楽しんでいって!……カイあんたさっき言ったことちゃんとわかってるでしょうね」
「っせぇな、何度も言うなよ、さっさと仕事戻れ!」
レイラさんに勧められ俺とカイは会場を見て回ることにした。
入った時から思ってたけどこの会場かなり広い。それに細部まで綺麗に飾り付けられていて歩いてるだけで楽しい。
「わぁ、カイ見て!あそこのケーキ虹みたい!」
「あ?どれだよ……お前さっきから忙しなさすぎんだろ」
俺はパステルカラーのグラデーションが美しいケーキが目に止まり、取り皿に盛り付けてもらう。
「美味しい……!えーこの青いところ何味だろ?不思議な味~」
「食いながら喋んな……リスかよお前は……」
果物ではない甘い味が広がる。食べながら分析をするけど、何が入ってるのか全然わかんない。
「はい!カイはなんだと思う?」
「むぐっ……は?お前これ間接キ……」
真相を求めるため俺は隣でぶつぶつ言ってたカイの口にケーキを突っ込んだ。ちゃんと取り分け用のフォークを使ったんだけど、カイは突然でびっくりしたのか顔を真っ赤にしながらそれを飲み込み
「す……菫じゃねぇの?知らねえけど」
とそっぽを向く。あ、今のは無理やりすぎたかも……怒らせちゃったかな?流石にちょっと申し訳なくなった俺は
「確かにそうかも……ね、もしかして怒った?飲み物とってくる?」
「別に……怒ってねえよ。はぐれたらだりぃから勝手にどっか行くなっての」
少し様子を伺いつつカイから距離を取ろうとしたけど返ってきた返事はこんな感じで特に機嫌が悪くはなってないみたい。怒ってないなら良かった。カイの言葉にほっとして胸を撫で下ろしたところで、俺の耳に突然女の子達の黄色い歓声が飛び込んでくる。
「人だかりできてる!なんだろ?出し物とか?」
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