瞳が潤うまでに

夏鶴 里愛

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一難去ってまた一難

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喧嘩するほど仲がいいとは私達のことだろうか。

月日が立ち私達はあることで意気投合した。

11月のある日の授業で窓に目をやった時だった。

窓の外は晴天で鳥たちが舞っていた。

あの窓から飛び降りたら気持ちいいんじゃないか楽になれるんじゃないか。

鳥のように舞えなくても飛び降りれたら気分転換になるんじゃないか。

休み時間になり窓に座り外側に身を乗り出す。

心地よい寒さの風が過ぎていく。下を見ると鋭い柵がある。

やっぱやめよ。落ちたら刺さっちゃう。飛び込んでいくイメージを浮かべ、刺された自分を窓から見下ろす。

席に戻り座るとイゼが「大丈夫?顔色悪いよ。」と心配する。

私は憧れてたことを口に漏らす。

「1度、人生で1度でいいから…告白されたかった~!」

「それな~!」

「それで、オッケーして、彼氏ができてほしかった~!」

「それな~!手繋いだりキスしたり…でも、旦那に1度も彼氏できなかった。あなたが最初で最後です。と言えることにも感謝してる。この現状に感謝してる自分もいる~!」

「それな~!」

と意気投合してからはいっつも一緒につるむようになり悩みを聞いたり言ったりした。

イゼは悩みをあまり人に言うタイプではないが…

のりがいいもの同士ふざけすぎることもあった。

水筒が無かったイゼに週末水筒を買ったり、イゼも筆箱中身もセットで買ってくれたり。

鉛筆たちは可愛くとうもろこし型のシャープペンはついつい噛みたくなった。

休み時間、アミが最近来た転校生、レイナと一緒に来た。

イゼと仲が良くなかった頃アミとよく話していたがレイナが来てからはアミが友達に順位をつけ始めた。

くだらなくなりその輪に入るのはさけた。

 レイナは少し苦手だ。イメージでいうとジョーカー。場を荒らしに来た、ジョーカー。

何回か話すうちに今度はレイナがアミらから離れ私達と話すようになった。

レイナの興味は私達ではなくイゼの方にあった。

3人でいるのに2人しかわからないような話をしたりその話についていこうと同じドラマを見たりした。

ついていく。ついていこう。追いかけて追いかけて。でも、なんかちがくない?

なんでいちいち合わせなきゃいけないの。

実は乱しているのが私だったりして…

少し2人から離れてみよう。

昼食に向かう時、休憩時間、就寝時間、少し距離を取ろうとするがイゼは「3人で」にてっしていた。

レイナの顔を見るとどけよとでも言う顔をしていた。

寝室に行き着替える。アザはすっかり消えていた。

次の日の朝レイナと道ですれ違った。

おはよーと手を降るとおはよーと返してくれる。

「正直言うと私、マリーに嫉妬してる。」

そう言われた。嫉妬を堂々と言える人は滅多にいない。感心し少し見直した。

また先生達に招集され私は2人と離れて座った。

すると、あまり話さなかった昔組のスーという子が話しかけてきて週末遊ぼうと言ってきた。

断ったがせがんでくるので仕方なくオッケーした。


 週末、おばに伝えスーの家に向かう。

早めに帰りたい道が遠いからと伝えると、大丈夫だよと返事が返ってきた。

荷物を家に置き、出掛けるかと思うとスーのお母さんが料理を作ったらしくそれを頂いた。

スーは食べなかった。

「少し遅いから今日はやめてまた来週にしたら?」

スーのお母さんが心配してくれる。

「いいの!せっかくマリーと遊べるのに来週暇じゃないかもしれないでしょ。マリーが行きたいって言ったんだから。ね?」

と私に聞いてくる。っていうか行きたいって言ったのはそっちじゃね。仕方なく合わせる。

「そうですね。」

家から出るまでに4時が過ぎた。

正直今にでも帰りたい。

少しバスに揺られ行く宛もなくただブラブラと歩き回った。

するとスーが「うち、行きたい場所があるんだけど行っていい?」と言ってきた。

「いいよ。」

「でもこれから行く場所でした事は誰にも言わないで。」

「わかっ…た。」

向かったところでは未成年がしないこと、私が絶対やらない事をスーはやった。秘密を私に言った。

夜6時頃になりスーはお腹が空いたと言ってお店に入った。

親が作ってくれたものは食わなったのに…

帰りのバスを待つ途中

「今日楽しかった?」

と聞いてきた。憔悴しきり暴言を押しこらえてる私は少し強めに

「うん楽しかった。とっても…」

という。

 バスを眺めているとバスの中に学校の責任者が乗っていた。

格好が校則違反のスーは急いで他人のフリをする。

1人ポツンと残った私は仕方なく先生に手を降ってみる。

日本で言う、「天然」のようなものには見えただろう。

バスが行き目的のバスに乗る支払いはなぜか私がやっている。

さっきの店も金が無いとか言って。

バスに乗りスーの家に向かう途中、責任者から連絡が来た。「さっきの子は誰ですか?」という内容で。

ごまかしてと言われ「いとこです。」と書く。

「この時間で出歩かないように。」と注意された。

嘘から遠かったのに…この1日で…いや考えるのはよそう。

もう少し考えたらこいつの首を絞めそうだ。

鞄を取りスーのお母さんに料理の礼を言い。またバスに乗った。

家につく頃には9時を過ぎていた。

おじとおばに謝り次この時間に来ることは2度とないからと伝えた。
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