27 / 44
宮川さんとの学校での日常
Vtuberにはゲームの腕前が必要
しおりを挟む
最近は宮川さんとVtuberについて話すことが日常になっている。
「Vtuberのゲーム実況を見たことはある?」
宮川さんは顔だけこちらに向けて話かけてきた。
「あるよ。僕はFPSのゲームが好きだから、よくAp○xとかやってるVtuberを見たりするよ」
そう僕は結構ゲームをやっているのでそれなりにできるつもりだ。ランクはゴールドだけど。
「そう。ちなみにゲームはよくするのかしら?」
宮川さんは興味なさそうな聞いてくる。
「そうだね。休日は部屋にこもってゲームをしているよ」
休日は朝から晩までゲームをしたりVtuberの動画を見たりして過ごしている。この世の高校生の中で最も自堕落な生活を送っているかもしれない。
「してそうな顔してるもの」
「してそうな顔ってどういうこと!僕の顔はそこまで暗くないよ!」
失礼な。僕の顔は70点くらいはあると自負している。
「まあ、あなたの休日なんてどうでもいいわ。今度別のゲームの実況に挑戦しようと思うの」
珍しく宮川さんの声に力が入っている。
「へー。ちなみに何のゲーム」
「今流行りの「エル伝リング」よ」
「絶対にやめたほうがいいよ!へたしたらこちらの心が折られるかもしれない危険なゲームだよ!」
本当にやめたほうがいい。ゲーム初心者が手をだしていいものではない。
「でもたかがゲームでしょ。私だってぷよぷよとかテトリスくらいならやったことはあるわ」
「絶対にやめたほうがいいよ!今のセリフ「なんだただのガキか」くらいの死亡フラグだよ!」
この女よっぽど死にたいらしい。
「あなたたまに意味のわからないこと言うわね」
宮川さんは呆れた声で言った。
「今の言葉、オタクの人にいってはいけないことばランキング第3位くらいだよ!」
「もうじゃあ何のゲームをすればいいのよ」
「そうだね、好きなゲームとかはあるの?」
結局好きなゲームを実況するのが一番おもしろくなると思う。
「ぷよぷよとか」
「他には?」
「テトリスとか」
「他には?」
「マインスイーパーとか」
「やってるゲームがうちのおばあちゃんと同じレベルだよ!Vtuberという最先端のエンタメをやろうとしている人とは思えないよ!」
ぷよぷよもテトリスもマインスイーパーも素晴らしいゲームだそこは認めよう。
「しかたないじゃない。ゲームなんて買ってもらえなかったんだから。うちの家は厳しくて勉強ばかりさせられて。だからもう一人の自分になって楽しそうに生きてるVtuberになりたいのよ」
そう言った宮川さんの声は悲しそうだった。そうか。宮川さんも苦労してきたんだな。
「そうだったんだ。ごめん。もっと考えてみるよ。ちなみにぷよぷよはどのくらいできるの?」
「なんか一回やって出来なかったからやめたわ」
「一回でくじけてたらだめだよ!そんなんじゃエル伝リングなんてやったら即台パンだよ!」
エル伝リングは素晴らしいゲームだが忍耐力や精神力が試される。
「いや、やっぱり、私はエル伝リングをやるわ。人気Vtuberになるって決めたもの。どんなに時間がかかっても必ずクリアして見せる!」
宮川さんは拳を握って熱く語ってきた。いけるかもしれない。だが一応動画を見せておくか。
「宮川さん・・。ちなみにこれがエル伝リングの実況動画だよ」
「・・・I am Dead」
「やっぱりだめだったよ!」
宮川さんとの特訓は続く
「Vtuberのゲーム実況を見たことはある?」
宮川さんは顔だけこちらに向けて話かけてきた。
「あるよ。僕はFPSのゲームが好きだから、よくAp○xとかやってるVtuberを見たりするよ」
そう僕は結構ゲームをやっているのでそれなりにできるつもりだ。ランクはゴールドだけど。
「そう。ちなみにゲームはよくするのかしら?」
宮川さんは興味なさそうな聞いてくる。
「そうだね。休日は部屋にこもってゲームをしているよ」
休日は朝から晩までゲームをしたりVtuberの動画を見たりして過ごしている。この世の高校生の中で最も自堕落な生活を送っているかもしれない。
「してそうな顔してるもの」
「してそうな顔ってどういうこと!僕の顔はそこまで暗くないよ!」
失礼な。僕の顔は70点くらいはあると自負している。
「まあ、あなたの休日なんてどうでもいいわ。今度別のゲームの実況に挑戦しようと思うの」
珍しく宮川さんの声に力が入っている。
「へー。ちなみに何のゲーム」
「今流行りの「エル伝リング」よ」
「絶対にやめたほうがいいよ!へたしたらこちらの心が折られるかもしれない危険なゲームだよ!」
本当にやめたほうがいい。ゲーム初心者が手をだしていいものではない。
「でもたかがゲームでしょ。私だってぷよぷよとかテトリスくらいならやったことはあるわ」
「絶対にやめたほうがいいよ!今のセリフ「なんだただのガキか」くらいの死亡フラグだよ!」
この女よっぽど死にたいらしい。
「あなたたまに意味のわからないこと言うわね」
宮川さんは呆れた声で言った。
「今の言葉、オタクの人にいってはいけないことばランキング第3位くらいだよ!」
「もうじゃあ何のゲームをすればいいのよ」
「そうだね、好きなゲームとかはあるの?」
結局好きなゲームを実況するのが一番おもしろくなると思う。
「ぷよぷよとか」
「他には?」
「テトリスとか」
「他には?」
「マインスイーパーとか」
「やってるゲームがうちのおばあちゃんと同じレベルだよ!Vtuberという最先端のエンタメをやろうとしている人とは思えないよ!」
ぷよぷよもテトリスもマインスイーパーも素晴らしいゲームだそこは認めよう。
「しかたないじゃない。ゲームなんて買ってもらえなかったんだから。うちの家は厳しくて勉強ばかりさせられて。だからもう一人の自分になって楽しそうに生きてるVtuberになりたいのよ」
そう言った宮川さんの声は悲しそうだった。そうか。宮川さんも苦労してきたんだな。
「そうだったんだ。ごめん。もっと考えてみるよ。ちなみにぷよぷよはどのくらいできるの?」
「なんか一回やって出来なかったからやめたわ」
「一回でくじけてたらだめだよ!そんなんじゃエル伝リングなんてやったら即台パンだよ!」
エル伝リングは素晴らしいゲームだが忍耐力や精神力が試される。
「いや、やっぱり、私はエル伝リングをやるわ。人気Vtuberになるって決めたもの。どんなに時間がかかっても必ずクリアして見せる!」
宮川さんは拳を握って熱く語ってきた。いけるかもしれない。だが一応動画を見せておくか。
「宮川さん・・。ちなみにこれがエル伝リングの実況動画だよ」
「・・・I am Dead」
「やっぱりだめだったよ!」
宮川さんとの特訓は続く
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる