となりの宮川さんは人気Vtuberになりたい

usi(ウシ)

文字の大きさ
38 / 44
宮川さんとの学校での日常

Vtuberには案件配信というものがある

しおりを挟む
これはとなりの宮川さんとたわいもない会話をする話。


無口な宮川さんと話せる時間。それは朝の教室で二人きりのときだけ。僕は今日も宮川さんと話すために早めに家をでる。


教室につくといつものように宮川さんは本を読んでいる。「おはよう」そう挨拶するがいつものように彼女から返事はない。。


僕が小説を読んでいると。彼女が話しかけてきた。


「ねえ。Vtuberの案件配信って見たことある?」

「あるよ。新作のゲームを実際にプレイしたり、商品の紹介なんかをしていたよ」

「いいわね。それだけでお金をもらえて」

「思っていても言っちゃだめだよ!知名度があるからこそだよ!」

「ならなんで私のところにこないのかしら」

「こないよ!たかだが500人ちょっとじゃあまり宣伝にならないよ!」

「何がたかだかよ。500人でも私には大切なリスナーなのよ!」

「ごめんよ。そんなにリスナーの事を大切に思っているとは思わなかったよ」

「そうね。GUCCHIの財布の次に大切だわ」

「そこは命って言ってほしかったよ!それだと財布のほうが大切になっちゃうよ!」

「なんか改めてリスナーのありがたみを感じたわ。何か感謝を伝える方法はないかしら」

「そうだね!Vtuberには記念配信とかする人もいるよ」

「ああーー。有馬記念ね」

「それは競馬だよ!中山競馬場で行われるGIじゃないよ!」

「妙に詳しいわね。さすが馬の骨ね」

「ひどいよ!素性のしれないもの、役に立たないものを指す言葉を使わないでよ!」

「うるさいわね。他に記念配信ってないの?」

「他には誕生日配信とかあるよ。みんなで誕生日の喜びを分かち合うんだよ」

「それはいいわね。私の望むものを持ってきた人と結婚してあげてもいいわ」

「それはかぐや姫だよ!さすがにかぐや姫と自分を同列に語るのはおこがましいよ!」

「いいじゃない。誕生日くらいちやほやされたいのよ」

「欲望がでてるよ。しかも普段の配信でちやほやされてないことが発覚したよ」

「そんなことより記念配信よ。チャンネル登録者数500人記念配信をするわ」

「いいとおもうよ。ちなみに何をするの?」

「そうね。500人だから、500万円スパチャしてもらうまで耐久配信するわ」

「望みが高すぎるよ!おばあちゃんになるまで耐久することになるよ!その前に寿命がつきるよ!」

「冗談よ。やっぱり感謝を伝えないとね。500回感謝の正拳突きをするわ」

「バーチャルだからやってるか分からないよ!それをやるのは3Dの体を手に入れてからだよ!」

「「感謝するぜ リスナーと出会えた これまでの すべてに」」

「うるさいよ!」

宮川さんとの特訓は続く
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

なほ
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模るな子。新入社員として入った会社でるなを待ち受ける運命とは....。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

秘められたサイズへの渇望

到冠
大衆娯楽
大きな胸であることを隠してる少女たちが、自分の真のサイズを開放して比べあうお話です。

処理中です...