でっかいバイトとちっさい店長〜休日編〜

振悶亭めこ

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「宏太くんっ♡イっちゃうっ♡おちんちん触ってないのにぃ♡射精ちゃうよおぉっ♡♡♡」
 ズチュッ、ズチュッ、バチュン!
射精せっ♡射精せっ♡バイトちんこだけでイけよ、店長!」
 宏太も絶頂が近いのか、声や言葉から余裕が消えていた。
 何度も激しく腰を打ちつけられていくうちに、僕の頭は真っ白になっていく。
「あああああぁーっ♡♡♡んひっ♡ああぁっ♡射精ちゃうのぉ♡だめっ♡止めらんないぃぃっ♡♡♡」
 びゅくっ!どぴゅぴゅぴゅっ!
 禍々しい肉の凶器に奥深くを貫かれ、千晶の小さな身体の、淡い色をしたペニスから白濁が放たれた。
 ズチュン!ズチュン!ズチュンッ!
「ひんっ♡♡♡あぁーっ♡あっ♡♡♡」
 射精後も続く激しい突き上げに、口許からは涎が垂れ、顎を伝い滴っていく。滴りを、宏太の舌が丁寧に舐め取っていた。
「はーっ、はっ♡俺がイくまで付き合って下さいね」
「んんんぅっ♡宏太くんっ♡宏太くんっ♡♡♡イッたのにぃっ、イくの止まらないよぉ♡♡♡」
 ズチュン!ズチュン!バチュン!
 真っ白にぼやけきった千晶の頭の中に、突き上げてくる男根の、脈動が聞こえる。きゅうっと繋いだ手を握りしめて、強すぎる甘い痺れを甘受していく。
「あぁ……っ!射精ますっ!店長……っ、受け止めて下さい!」
 ドクドクッ!ドドドドドッ!
「んひいぃっ♡♡♡あああああっ♡♡♡熱いっ♡あついの……っ♡いっぱいきてりゅ♡♡♡どろどろにぃっ♡とけちゃ……っ♡ああああぁんっ♡♡♡」
 二人分の荒い吐息が重なって、アパートの中でどろどろに溶け合っているようだった。
 中に出された宏太の蕩ける程の熱の広がりを下腹部に感じ、それを意識した瞬間、千晶は心地良い午後の気怠さに包まれていった。

 気づいた時には、オレンジの光で室内が満たされていた。あの後、二人して少し眠ってしまったのだろう。隣では加倉井店長が穏やかな寝息を立てていた。
 シャワー、浴びて来ようか。風呂を沸かすか。さて、どうしよう?
 なんて事を考えつつ、店長のあどけない寝顔を見つめる。ぷにっと頬をつついてみた。つきたての餅のような触り心地だ。これでアラサーだなんて、何度言われたって信じがたいモノがある。
「ま、店長がアラサーだから犯罪にはならん訳なんだが……ちんちくりんでも、こんな見た目してても」
 独り呟いて、宏太はそっと千晶の唇にキスをした。
「んー……おはよ……?」
「もう夕方っス」
 キスで起きるもんなんだな。まあいいか。眠たそうな表情も可愛いし。
「千晶さん、風呂入って行くっスか?」
「んっ……少し寒いし、お風呂使っていいなら入りたい」
 寝起きのせいか、店長は眠たそうな猫みたいな声になっている。俺はベッドからおりて、風呂場に向かった。

「……宏太くん、今、僕のこと千晶さんって、名前で呼んでたのは一体……んー?」
 小首を傾げて口にした、千晶の素朴な疑問は、宏太には届かない。
 すぐにザアアァッという、風呂を掃除する流水音が、壁を隔てて響いてきた。


【おわり】
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