男子校生は先生のママになりたい

振悶亭めこ

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Welcome to the real world!

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早咲きの、桜の花が綻ぶ卒業式。うららかな春の空気に包まれて、最後のホームルームを終えた卒業生達が校舎を後にする。
古谷トシヲもそのうちの一人だった。制服のブレザーの胸元には、白い花のコサージュ、大切そうに抱きしめているものは、卒業証書。もう会う事は無いだろうクラスメイトに声をかけられては、ひと言、ふた言を交わして、にこにこと手を振っていた。

全人類のママになりたい。

トシヲはその欲望を抑え込む為に、クラスメイト達とは一定の距離を取り続けていた。下手に親しくなり過ぎてしまうと、母性が漲ってしまうから。そんな三年間も、今日で終わった。

「古谷、こっちだ」
殆ど人の居なくなった校舎に背を向けた時、聴き慣れた声に呼ばれ、駆け寄った。職員用の駐車場に、スーツ姿の智が居た。
停めてある智の車の助手席に、トシヲは座る。
「トモちゃん先生!」
「卒業おめでとう、トシヲ」
ドアを閉めて、エンジン音を立て、智は車を走らせた。
「昨日の約束、覚えてますか?」
車の助手席で、トシヲはシャツのボタンを上から二つ目まで外し、首筋を指差した。
「覚えてる。運転中は大人しくしていてくれ」
「ですね、安全運転は大切です」
ハンドルを握る智の表情は柔らかく、トシヲの言葉にクスッと小さく笑っていた。向かった先は、シティホテル。チェックインを済ませて部屋に入る。

明るく、清潔感のある、思っていたものよりも広い空間にダブルベッドが一つあった。
「トモちゃん先生……無理しなくても良いのに」
「無理しない為のデイユースだ。泊まりはしない。それに……制服姿のままで、大人のホテルには連れて行けない」
真剣な眼差しの智に、トシヲはふふっと笑ってゆったりとした一人がけのソファに座った。
「大人のホテルって、ラのつくあれですよね?」
「ラのつくあれは、そのうちな……というか、そんな言葉何処で覚えてきたんだよ。ネットで検索して予習したか?」
「いえ、ボランティア先の先ぱ……っ!?」
チュッ……
智の唇がトシヲの唇を塞ぎ、口を封じた。
チュッ、チュッ、チュルルッ!
角度を変え、小さな口付けは互いを貪り合うものへと変わっていく。
「今、他の男の話などするな」
「はふ……っ、トモちゃん先生が僕の事をママって呼んでくれたら、しませんよ」
「呼ばねーよ……て、まだ諦めてなかったのか」
「はい!トモちゃん先生の全部を受け入れる事も、ママの役割だと思ってます」
智は黙り込み、手で顔を覆って立ち尽くす。
「…………トシヲ、制服姿で先生の全部を、なんてのは正直股間にクる……」
「トモちゃん先生が、まさかそこまで重症だったとは……今日はこのまま、制服汚しても構いませんよ。ベッド行きますか」
トシヲがソファから立ちあがろうとする。すぐにソファの後ろに回った智が、トシヲの肩を軽く掴んで座り直させた。トシヲの肩を掴んだ腕を下に下ろし、智はトシヲの身体をギュッと抱きしめた。
「まずは、このままで」
チュッ、チュッ、チュッ……
智の唇が、トシヲの耳に、首筋に触れた。
「んんんっ……」
チュッ、チュッ、チュウウウウッ!
首筋に少し強く吸い付く。赤い痕が残る。トシヲの首筋に新しく付けた痕を、智は愛しげに指でなぞった。
「後で鏡を見てみろ。昨日の約束のモノ、綺麗に付いたからな」
「ふふふっ、嬉しいです」
抱きしめたトシヲの身体を、智の手が制服越しに撫で回していく。
さすっ、さすっ、さすっ……
「んんぅ、あぁ……っ♡」
智はトシヲの制服のブレザーのボタンを外し、胸元をシャツの上から、スラックスもベルトとボタンを外しただけの状態で服の上から手を這わせた。
「はっ、はー……♡あぁんっ」
シャツ越しに這う智の手が乳首を掠める度に、トシヲは上擦った甘い声を上げる。
さすっ、さすっ、さすっ……
スラックス越しの、トシヲの陰茎は智の手で撫でられる度に質量を増し、パンパンに張り詰めていった。
「あ……っ♡ああぁっ♡トモちゃん先生ぇ……ひゃうっ!?」
シャツ越しに智の指先が、トシヲの乳首をカリカリと刺激する。弦楽器をつま弾くように、緩急をつけ、丁寧な動きで弾かれる度、トシヲは肩や腰を震わせ声を上げた。
カリカリ、カリッ、カリカリ……
「んんぅ♡あぁっ、あああああっ♡カリカリ……っ、気持ちよくなっちゃ……んああああぁっ♡」
「制服の上からは、俺もいつも以上に興奮する」
トシヲの肩に顔を埋め、匂いを嗅いで堪能しているような状態で、智は制服越しの愛撫を続けていた。
カリッ、カリッ、カリッ……
「はーっ♡はあぁぁーーー♡トモちゃんせんせぇ……っ、焦らさないでぇ♡あああっ、あぁ♡」
「古谷のここは、だいぶ窮屈そうにしているな」
さすっ、さすっ、さすっ
「あっ♡そこぉ……パンパンになって……んんぅっ、苦しい……ですぅっ♡」
ボタンこそ外してあるものの、トシヲの陰茎はスラックスの中でパンパンに膨れ、生地を持ち上げられるだけ持ち上げた状態ではち切れそうになっていた。
さすっ、さすっ、さすっ、さすっ……
智はトシヲのスラックスの、パンパンに膨れ上がる部分を、徐々に動きを早めながら擦り続けた。空いている片手で、シャツ越しに乳首をカリカリと刺激し続けながら。
「苦しい場合は、どうして欲しいか言ってみなさい」
「あぁっ♡トモちゃ……せんせぇっ♡せんせぇの……手でっ、あああぁっ♡イかせてっ♡イかせて下さいぃっ」
「気持ちいい所触っててやる。好きなタイミングで、イく時はイくと言ってから出しなさい」
「ふぁいっ♡ああああぁっ」
さすっ、さすっ、しゅこっ、しゅこっ!
カリカリッ、カリッ、カリカリカリッ
智の手で乳首を、陰茎を、制服越しに責め立てられ続け、トシヲはビクビクと震え、身を捩らせて喘ぐ声を清潔感溢れる部屋に響かせる。
「あっ♡んあああああっ♡イくぅっ、イきますぅっ♡トモちゃ、せんせ……っ♡あっ、ひぃああああぁぁっ♡♡♡」
どぷんっ!どくっ!どくどくっ!
一際艶のある嬌声を上げ、背中を弓形に反らせ、トシヲは白濁をスラックスの中に吐き出した。じんわりと、シミが広がっていく。
「よく出来ました」
「はぁっ、あぁ……♡トモちゃん先生……」
「少し休んで、下だけ脱いでベッドに行こうか」
智はトシヲの唇にチュッと口付け、抱きしめていた腕を離し、スーツを脱ぎ始める。
「あのっ、下は脱ぎますけど、休み時間よりもトモちゃん先生の授業の方が……僕は好き、です」
「その心は?」
「続きを、して下さい」
「トシヲの勉強熱心な所、俺は好きだ」

脱いだ靴や衣服は、今はそのままにして。智とトシヲはダブルベッドに上がった。
膝立ちになった智の股間に、四つん這いになったトシヲが顔を埋めている。
スンッ……スンスン……
スリスリ……スリスリ……
「んんぅ……トモちゃん先生の、大きくなって……これが僕の奥をゴリゴリってすると考えただけで、愛しくてたまらなくなります」
スリスリ……スリスリ……
トシヲは智の剛直に頬擦りをし、舌を長く出して根本から先端を舐め上げた。
チュッ、チュルルッ!
智の先端から溢れていた透明な粘液を、うっとりと目を細めて、トシヲは吸い上げる。
「はああぁ♡好きぃ……」
興奮しきった面持ちで、トシヲは智の先端をパクリと口に含んだ。まずは粘液を溢れさせる先端を舌先で味わうように舐め、徐々に喉の奥まで咥え込んでいく。
「気持ちいいぞ……トシヲ。口の中、熱くて、舌が柔らかく絡みついて」
レロォ……レロレロ……
トシヲは喉の奥に智の亀頭を当て、裏筋を舌先で丁寧に舐める。
(トモちゃん先生にたくさん気持ち良くなって欲しい、けど……トモちゃん先生の先の方、喉の奥に当ててると……僕の方が先に気持ち良くなってくる)
じゅぶっ!じゅぶっ!じゅぶぶっ!
「んっ……気持ちいいぞ。そのまま続けろ。トシヲも気持ち良くなれるように、軽く準備しておこう」
じゅぶっ!じゅるるるっ!じゅぶっ!
四つん這いで淫靡な水音を立て、口淫をするトシヲの蕾に、智は手を伸ばす。ツン、ツンと突き、ゆっくりと指を挿入していく。ピクンとトシヲの身体が小さく跳ね上がった。
「んむっ!んんぅ♡んーーーっ♡」
「まだ指先を入れただけだ」
つぷぷぷっと、トシヲの蕾を智の指が開いていく。
ずぷりっ……
智の指は、トシヲの蕾に根本まで入ったと同時に、中で動き始めた。
「んむむぅっ♡んんぅ♡んううううぅっ♡」
(あっ、ダメ……これっ、気持ち良すぎるっ)
崩れ落ちそうになりながら、トシヲは必死に智の陰茎にむしゃぶり付いた。起立した陰茎からは、涎のように透明な粘液を垂らしていた。
じゅぶっ!じゅぶっ!じゅるるっ!
「後ろ、もう挿れられるか?」
智は片手でトシヲの髪をワシャリと掴んで陰茎から口元を引き離し、トシヲの顔を覗き込んで問いかけた。
「はーっ♡はあぅっ……いけますっ♡トモちゃん先生、たっぷり、おしゃせいして下さいね♡」
ずぶっ!ずぶぶぶぶぶっ!
トシヲの言葉を合図に、智は一気に腰を押し付ける。
「んあああぁっ♡いきなり……激し……っ♡」
「もう、何の後ろめたさも無いんだ。今日ぐらい……」
「今日ぐらい……じゃ、僕は嫌ですトモちゃん先生。これからずっと、じゃなきゃ……っ♡あああっ♡ああっ」
「そうだな」
ほっとしたようなため息の後、智はゆっくりと腰を動かし始めた。幾度となく行為を積み重ね、綻び始めた花のようなトシヲの蕾はヒクヒクと蠢き、智の動きに合わせるように、智の剛直をキュッ、キュと締め付けていく。
「はーっ♡あっ♡トモちゃん先生……♡熱いのっ、奥まできてるぅっ♡ああっ、ああああっ」
「奥、感じるんだろ?俺も気持ちいい」
パンっ!パンっ!パンっ!
肉と肉のぶつかり合う音を室内に響かせ、智は徐々にピストンのスピードを上げていく。
「あっ、あああ♡奥っ!ゴリゴリきてるっ♡トモちゃ……せんせぇの♡熱いの……っ!奥まで感じるのっ♡んあっ♡あああああぁっ♡好きっ……すきぃっ♡♡♡」
トシヲは身を捩らせ、枕の端をキュッと掴んで歓喜の声を上げた。すぐ傍で聴こえてくる、智の荒い息遣い。
(トモちゃん先生も、気持ち良くなってくれてる……?嬉しい……)
「すまん……今日はあまり長くは持たなそうだ」
「ふぇ?んああっ♡あぁああああっ♡」
ばちゅんっ!ばちゅんっ!ばちゅんっ!
終わりが近いのか、一層激しくなる智の腰の打ち付けに、トシヲの声も鼓動も大きく高鳴っていた。
「あぁ♡あああぁっ♡好きぃっ♡トモちゃんせんせぇ……っしゅきですぅっ♡んむっ」
「はっ、はぁ……」
トシヲの中の全てを抉り出すようなピストンを繰り返しながら、智は噛み付くような口付けをした。ヌメヌメとした口腔内の感触。智が確かにそこに居る、今、繋がっているという実感がトシヲの中に広まり、性的な昂まりは頂点に達しそうだった。
ばちゅんっ!ばちゅんっ!
智の剛直がトシヲの奥に当たる度、トシヲは弓形に仰け反りビクビクと身を震わせ、全身で快感を訴える。重なり合う唇の合間からは、二人分の唾液が垂れていた。
「んんぅ♡ん、んむぅんんーーー♡♡♡」
ドクンっ!どくどくどくどくっ!
智の張り詰めた剛直から、白い欲望の粘液が大量に放たれた。その熱に震え、歓喜するトシヲもまた、すぐに欲望を解き放ち、シーツの上を粘液で汚した。
「は……ぅんっ♡トモちゃ……せんせぇ」
ずるり、と、解き放った後の陰茎をトシヲの中から引き抜いて、智はトシヲの隣に寝転がり、そっとトシヲの頭を抱き寄せた。襟足の長い、柔らかなトシヲの癖毛を智は優しく撫で、もう一度軽い口付けをした。
「俺……今凄く幸せな気分だ。隕石が落ちて、世界が滅びても悔いが無いだろう程に」
「今、隕石が落ちてくるのは困りますよ。トモちゃん先生、流星群を一緒に見るって約束が残ってます」
「そうだったな」
うららかな春の、一幕だった。







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