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第六章:繋がりゆく、想いの道
①
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「和也は先程から、何を熱心に見ておる?」
二階の配信部屋のパソコンから、和也はバイトを探していた。今日の配信準備を終わらせたのだろう、白亜が和也の背中にピトっと貼り付いて、パソコンの画面を覗き込んできた。
「バイトの求人。オレだってそろそろ、マトモに働こうとしてんだ」
「ふむ……そう言えばこの前。あの男、和也の父親がな。和也が働く気になったらバイトの斡旋位はするから、連絡寄越せ。というような事を言っていた」
キーボードを打つ音が止む。和也はパソコンで開いていた求人サイトを閉じ、白亜の方を振り返り、苦虫を噛み潰したような顔を浮かべた。
「あのクソ親父か……仕方ねえ。言いてえ事もある。連絡先して、実家行ってくっか」
「うむ。行くがよい。道は繋がっておる。我が言うのだ、次こそ上手くいくであろう」
立ち上がり、白亜の頭をぽんぽんと撫でた。
意識するまで時間はかかってしまったが、この白く綺麗で愛くるしい神様が言うならば、和也は自信を持って前を向ける。そんな気がしていた。
「ありがとう、白亜さん。土産買ってくっから、昼はカップ麺でも食っててくれ」
「では土産は……今日発売の雑誌を頼む」
白亜はパソコン傍のメモ用紙に、雑誌名を書いて和也に手渡した。和也はそれを折り畳んで、ポケットに入れた。
怒鳴りたくなる気持ちを抑え、父親に連絡した後、和也は実家である西村不動産へ足を運んだ。
「和也……!やっと働く気になったか!私はとても嬉しい」
西村不動産の入り口を開けた瞬間、父親である秀雄が両腕を広げ、人の良さそうな笑顔で和也を出迎えた。抱きついてこようとする秀雄を、和也はスッと避ける。秀雄の腕は、何もない宙を抱きしめる事になった。
「キメェ事しようとすんなクソが!」
「うん、ちょっと奥行こうか。それから、ゆっくり話そう」
店の奥へ進み、その先の居住スペースの居間へと歩く秀雄の後を、和也が歩く。
棚や箪笥やテレビと、座卓や座布団の置かれた居間は、昔とあまり変わらず、片付いてはいるものの、物量から散らかって見えた。若干埃を被った赤べこや木彫りの熊も、和也が実家を放り出される前と変わらず、箪笥の上にいた。
「しっかし、変わってねーなあこの部屋」
「いいじゃないか。人は変わっていくんだ。家の中に変わらぬ場所があった方が、私は落ちつく」
座卓を挟んで、和也と秀雄は座布団の上に座った。
「で。バイト。斡旋してくれんだろ?」
「そうだね。いくつか有るんだけど、どれがいいかなあ」
バイトを募集しているだろう場所を、手書きでまとめたリストが和也の前に差し出された。和也は真剣に、リストに目を通していく。
「すぐに始められんのは、どれだ?」
「本屋と居酒屋だね」
それぞれの時給と勤務時間を見て、和也はうーんと唸り、考え込んだ。秀雄の指が、リストの中の引越業者を指差した。
「ここは、年明けから働けると聞いているよ。無理の無い範囲なら、掛け持ちでもいいだろう」
道は繋がっている。秀雄に連絡をする前、白亜さんが言っていた事が頭をよぎる。それならと、和也は意を決して、真っ直ぐに秀雄と向き合った。
「まずは本屋で。年明けからは引越業者との掛け持ちでバイト。やってやるさ」
「本屋なら今、メールを送っておくよ。帰りにでも立ち寄って、挨拶してきなさい。駅前の二階建ての本屋だよ」
「あー……どの道その本屋、帰りに寄るつもりだ」
にこにこと、秀雄は人の良さそうな笑顔のまま、和也を見つめていた。
「和也は今、どこに住んでいるんだい?」
「それな……たぶん荘の大家の家で住み込み家政夫やってる」
「何だ。白亜さん教えてくれたら良かったのに、意地が悪い。この前は和也が動画のアシスタントをしている所までしか、白状しなかった」
ピキ、と和也のこめかみに青筋が立つ。
「クソ親父!……白亜さんに、変な事しただろ!無防備で、自分のされた事の意味分かって無かったんだあの人は!動画だけでシコってろ!」
ダンッ!和也は座卓に思い切り拳を振り下ろし、秀雄を怒鳴りつけた。少しだけ、気まずそうにしながら、秀雄はニヤニヤしていた。
「いやー、和也が、ねえ?特定の相手に入れ込まず、女の子取っ替え引っ替えしてた、和也がねえ。成長したもんだ」
「うるせえ!」
「白亜さんとは、雇い雇われだけの関係?私にはそれだけじゃないように見えるんだが。本当の所、どうなの」
関係……お互い好きだと確認は出来た。が、それだけでいたと、和也は気付く。関係性についてどうこうしたい等の話は、まだしていなかった。
秀雄に殴りかかりそうな拳を、和也は震えながら抑えていた。
「は、白亜さんは……オレの雇い主兼、オレ専用の、オナホ!そう、オレ専用のオナホだっ!」
「和也、それを執着していると言うんだよ。若いっていいねえ」
その後、一悶着あった後、西村不動産を後にした。和也は今後のバイト先になる本屋で、白亜さんに渡されたメモに記された本日発売の雑誌……表紙からして生々しくえげつないSM投稿雑誌を買った。
……どぎついエロ本買って、明日から宜しくお願いしますっつーのはどうなんだよ?と言うのは思うだけに留めた。
二階の配信部屋のパソコンから、和也はバイトを探していた。今日の配信準備を終わらせたのだろう、白亜が和也の背中にピトっと貼り付いて、パソコンの画面を覗き込んできた。
「バイトの求人。オレだってそろそろ、マトモに働こうとしてんだ」
「ふむ……そう言えばこの前。あの男、和也の父親がな。和也が働く気になったらバイトの斡旋位はするから、連絡寄越せ。というような事を言っていた」
キーボードを打つ音が止む。和也はパソコンで開いていた求人サイトを閉じ、白亜の方を振り返り、苦虫を噛み潰したような顔を浮かべた。
「あのクソ親父か……仕方ねえ。言いてえ事もある。連絡先して、実家行ってくっか」
「うむ。行くがよい。道は繋がっておる。我が言うのだ、次こそ上手くいくであろう」
立ち上がり、白亜の頭をぽんぽんと撫でた。
意識するまで時間はかかってしまったが、この白く綺麗で愛くるしい神様が言うならば、和也は自信を持って前を向ける。そんな気がしていた。
「ありがとう、白亜さん。土産買ってくっから、昼はカップ麺でも食っててくれ」
「では土産は……今日発売の雑誌を頼む」
白亜はパソコン傍のメモ用紙に、雑誌名を書いて和也に手渡した。和也はそれを折り畳んで、ポケットに入れた。
怒鳴りたくなる気持ちを抑え、父親に連絡した後、和也は実家である西村不動産へ足を運んだ。
「和也……!やっと働く気になったか!私はとても嬉しい」
西村不動産の入り口を開けた瞬間、父親である秀雄が両腕を広げ、人の良さそうな笑顔で和也を出迎えた。抱きついてこようとする秀雄を、和也はスッと避ける。秀雄の腕は、何もない宙を抱きしめる事になった。
「キメェ事しようとすんなクソが!」
「うん、ちょっと奥行こうか。それから、ゆっくり話そう」
店の奥へ進み、その先の居住スペースの居間へと歩く秀雄の後を、和也が歩く。
棚や箪笥やテレビと、座卓や座布団の置かれた居間は、昔とあまり変わらず、片付いてはいるものの、物量から散らかって見えた。若干埃を被った赤べこや木彫りの熊も、和也が実家を放り出される前と変わらず、箪笥の上にいた。
「しっかし、変わってねーなあこの部屋」
「いいじゃないか。人は変わっていくんだ。家の中に変わらぬ場所があった方が、私は落ちつく」
座卓を挟んで、和也と秀雄は座布団の上に座った。
「で。バイト。斡旋してくれんだろ?」
「そうだね。いくつか有るんだけど、どれがいいかなあ」
バイトを募集しているだろう場所を、手書きでまとめたリストが和也の前に差し出された。和也は真剣に、リストに目を通していく。
「すぐに始められんのは、どれだ?」
「本屋と居酒屋だね」
それぞれの時給と勤務時間を見て、和也はうーんと唸り、考え込んだ。秀雄の指が、リストの中の引越業者を指差した。
「ここは、年明けから働けると聞いているよ。無理の無い範囲なら、掛け持ちでもいいだろう」
道は繋がっている。秀雄に連絡をする前、白亜さんが言っていた事が頭をよぎる。それならと、和也は意を決して、真っ直ぐに秀雄と向き合った。
「まずは本屋で。年明けからは引越業者との掛け持ちでバイト。やってやるさ」
「本屋なら今、メールを送っておくよ。帰りにでも立ち寄って、挨拶してきなさい。駅前の二階建ての本屋だよ」
「あー……どの道その本屋、帰りに寄るつもりだ」
にこにこと、秀雄は人の良さそうな笑顔のまま、和也を見つめていた。
「和也は今、どこに住んでいるんだい?」
「それな……たぶん荘の大家の家で住み込み家政夫やってる」
「何だ。白亜さん教えてくれたら良かったのに、意地が悪い。この前は和也が動画のアシスタントをしている所までしか、白状しなかった」
ピキ、と和也のこめかみに青筋が立つ。
「クソ親父!……白亜さんに、変な事しただろ!無防備で、自分のされた事の意味分かって無かったんだあの人は!動画だけでシコってろ!」
ダンッ!和也は座卓に思い切り拳を振り下ろし、秀雄を怒鳴りつけた。少しだけ、気まずそうにしながら、秀雄はニヤニヤしていた。
「いやー、和也が、ねえ?特定の相手に入れ込まず、女の子取っ替え引っ替えしてた、和也がねえ。成長したもんだ」
「うるせえ!」
「白亜さんとは、雇い雇われだけの関係?私にはそれだけじゃないように見えるんだが。本当の所、どうなの」
関係……お互い好きだと確認は出来た。が、それだけでいたと、和也は気付く。関係性についてどうこうしたい等の話は、まだしていなかった。
秀雄に殴りかかりそうな拳を、和也は震えながら抑えていた。
「は、白亜さんは……オレの雇い主兼、オレ専用の、オナホ!そう、オレ専用のオナホだっ!」
「和也、それを執着していると言うんだよ。若いっていいねえ」
その後、一悶着あった後、西村不動産を後にした。和也は今後のバイト先になる本屋で、白亜さんに渡されたメモに記された本日発売の雑誌……表紙からして生々しくえげつないSM投稿雑誌を買った。
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