騎士と魔王とetc...

アヤネ

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3章

牢での再会

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怪しい男たちに連れられてヴィーリオと虚はライルから離されてしまった…。


「やつらは居なくなったがどうする?
壊すか?」

「そうしたいところだがここはどうもうまく力が出せんな…、
魔力を使おうものなら最悪城ごと木っ端微塵にするかもしれん。」


虚が壁を調べに戻るとヴィーリオがもう一人の人物に視線を向ける。


「で?
貴様はなぜここにいる?」


牢の壁にもたれて座っていたのは紫の髪の男、
ヴィーリオと知り合いらしいその人物はため息をつき両手を広げて大袈裟に首を振る。


「霧が晴れたと思って外に出ようとした瞬間捕まっちゃってねぇ~、
まさか魔界から漏れてる障気がここまで影響してるなんて思ってなくてさ。」

「魔界から?」

「そ、
君が居なくなってから誰かが城を占拠したみたいで今魔界はちょっとした混乱状態だよ。」


魔界の事情に詳しいその人物は人間では無いらしい…。


「…なるほどな、
ラム・ロゥを焚き付け魔神器を奪うことができるほどの相手などそうは居ない、

やつら随分と面倒なことをしてくれたな。」


「そう言われてももう僕は関わり無いからねぇ…、
手を貸すこともできないんだよ。」


男がおどけるがヴィーリオは一蹴して男を睨み付ける。


「やつの居場所は?」

「残念、
僕だって彼を探してるけど昔の気配と違うから掠りもしないんだよね~。」


ヴィーリオが舌打ちをすると男は気にせず笑う。


「使えんやつめ…。」

「相変わらず酷いな~。」


それからすぐに誰かが走ってくる音が聞こえて身なりのいい青年が急いで牢の鍵を開けた。


「お前はマトモなようだがいったい何があった?」

「わからない、
一ヶ月ほど前に突然紫色の霧が各地で現れてから妖怪は暴れだすし皆様子がおかしくなりだして…。」


遠くから走ってくる音が聞こえてくるが何かが落ちる音がして足音は止まった。


「時間は稼げるけど長くはもたない、
急いで。」

「お前はどうするつもりだ?」

「私はここの城主だからな…、
それに逃げたらまた前の城主が夢枕に立つ…。」

「あはは、
彼ならやりかねないね。」


前城主というのはあの男の事だろう、
かなり威圧感があった。


「雑談している暇は無いんじゃないか?」


虚が三人に呼び掛けて先に出ていった。


「じゃあ僕も行こうかな…。」


次に男が外に出てヴィーリオは隣の牢から出てきたライルと合流する。


「無事か?」

「ああ、
早く出よう。」


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