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四階層 水晶の洞穴
2/4 出てきそうで出てこない…。
しおりを挟む音を聞き付けて動く敵が待ち構える部屋で慎重に進んでいるとその魔物の前を通るときにウィリアムが立ち止まりその隣でギルも立ち止まった…。
「これに似た魔物を何かで見た気がする…。」
「吸い込まれたらダンジョンに入るやつだろう?
ふむ、名前が出てこない……。」
魔物を見つめながら同じ仕草で考え込んでいるアースラン族とルナリア族というなかなかにおかしな光景だが街では変人ギルドと呼ばれているため見られたとしても誰も違和感を感じないだろう、
むしろネタが増えるため酒場からは歓迎されている。
「おいさっさと来い!」
「ちょっと待て…、
もう少しで名前が出てきそうだ。」
数秒してウィリアムとギルが顔を上げた。
「「タ●ラントワー●だ…!!」」
*この後完全にキレたアインツが洞窟中を震動させる怒号を発しモンスターが暫く寄ってこなくなった…。
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