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28.野営2日目ーー伝説となった日
しおりを挟む馬が死んだ……。
由々しき事態である。
折角乗り心地のいい馬車を作ったというのに、それを引く馬がいない。
か弱いゴブリンの足では、大豆村まで後どのくらいかかるかもわからない。歩いている間に体力が削られて、気がついたら三途の川を渡っている可能性すらある。
というわけで、かれこれ1時間近く馬の死骸にピントを当てて、『素材鑑定』の製作可能物のページを検索している。
ツライ……地味にツライ……
何がツライって、その馬の横で湧き出て来た魔物を片っ端からミギエさんが狩って解体したり、私の隣でタラバが亡き母の日記をグズグズ泣きながら音読していたり……
集中力の限界に挑戦させられているようで、メンタルがツライ!
もう、諦めてしまおうか……という諦めが過ぎったその時――
「あ……あった。あった、あった、あった! やっと見つけた!」
ようやく目的の項目を発見した。
食品~加工品の項目が多すぎて、なかなか生きた馬を作る項目までたどり着けなかった。
というか、ほぼ全ての製作物に目を通してしまった。だって、結局後ろから2つ目に並んでたんだもん。
きっともっと効率よく探し出す方法があるはずだと思うのだが、いつもそれがなかなか見つけ出せない。
もしかしたら、そういう派生スキルが存在していて、まだそれを習得できる段階にないのかもしれないが……うーん。残念。
「おめ……でとうございます……これで……明日にでも……出発でき……ますね」
「うん、そうだね。ありがとう。てか、君、顔すごいよ」
最近タラバは暇さえあれば、よく母日記を読んで号泣している。可愛い顔が鼻水垂らして台無しである。
それでも美しいのだから、美人は徳だなと思わずにはいられないが……
私はミギエさんに声を掛け、早速見つけ出したそれを試してみることにした。
必要な材料は2つだけ。
【馬の死骸】と【ゴブリンモドキの体の一部】
それらを『銀の匙』で等価錬成すれば、あらあら不思議【シリョウバモドキ】の完成です。
名前から察するに……死霊馬もどき? うん、嫌な予感しかしない。残念ながら、こういう予感だけはよく当たる。気をつけよう。
――とはいえ、だからやめとこう……というわけにはいかない。背に腹は変えられない。馬がないと出発できない。最悪徒歩を強いられる。絶対に歩きたくない。前世だって、健康のために一駅分歩いて帰ろうなんて選択はしたことがない人間だったのだ。
とりあえず、試しに1頭作ってみるか。
『トランクルーム』から【氷漬けのゴブリンモドキの足】を取り出し、【馬の死骸】と共に『菜箸』で固定して、『銀の匙』を発動、等価交換を開始する。
検索した通り、【シリョウバモドキ】が表示された。必要経験値は300か……結構取られるなぁ……
――ということは、2頭いっぺんに作ったらどのくらい必要なのだろう? んん? 480? え? 120もお得になる? 何故?
普段、料理を『さじ加減』で大量錬成する時には、2倍から3倍の消費経験値が必要になることが多い。なのに何故、今回に限って20%もオフなのか?
うーん。守銭奴スキルの基準が全く理解出来ないが、悩んでも答えは一つなので、仕方なく錬成開始をチョイスした。
途端に辺り一面黒緑色の煙が立ち込め、強烈な硫黄の臭いが鼻をつく。それらは一度空まで舞い上がり、大きな渦を巻くと再び地上へと一気に集約された。軽い爆発音と共にそこに現れたのは、黒緑色のラグビーボールを思わせる何かが2つ。
想定外の結果!
「え? あれ? 何アレ、卵?」
安全のために距離を取って作業していた私は、完全に予想を裏切られ拍子抜けしたまま、フラフラと卵らしきものへ近づき手を伸ばした。
「あっ! コティ様、危ない!」
「え?」
その瞬間、一斉に割れた卵から飛び出して来た巨大な2頭の黒馬と白馬に激しくその身体を挟まれーー
「フギャッ……」
――呆気なく圧死した……
「あっ……あ?」
「ヴィヒィーンッ!」
死に戻ったのは、それから数十分後のことだった。
微かに聞こえ始めたミギエさんと魔物達のバトル音は徐々に大きくなり、やがて大音量へと変わる。
そして、静寂へーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族名: シリョウバモドキ
レベル: ♾
非常に気性が荒く、その制御には飼主登録が必要
頭が良く、仲間意識が強い 飼主には従順
最大積載量:3トン 最大スピード:時速220キロ
脳を完全破壊するまで絶命しない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
死に戻り早々、眼前に表示されていたのはシリョウバモドキの詳細画面。
たまにこういう死ぬ直前に危惧した事柄への解決策のようなものが表示されていることがあるけれども、コレは一種の死に戻りオプションといった事なのだろうか?
死にボケた頭で、目の前の詳細画面に目を通す。頭痛が酷すぎて、内容がうまく理解出来ない。
飼主登録……? なんじゃそら!
よくわからない謎単語の出現に眉をひそめると、それが合図となったのか、画面が切り替わり別の詳細が自動表示された。目線の動きと感情が連動して、自動切り替えが行われているようだ。
こうところばかり無駄にハイテクな仕様はなんなんだろう? 助かるけど……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
飼主登録
モドキ種系の魔物の制御に必要な登録
職業:調教師を取得したトミエ族のみが使えるスキル
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トミエ族
『富江の欠片』から生まれる魔物人
職業に応じて異なる特性を持つ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
待って。情報の交通渋滞がひどい。え? なに? どういうこと?
一つ一つ整理して、ゆっくり咀嚼していく。このままでは完全に消化不良で胃潰瘍コース。
そうしてようやく、つまりは『富江の欠片』から作り出した調教師の資格を持つ魔物人とやらががいないと、アレを制御することはできないということが理解出来た。
なるほど。なんとなく分かったぞ。
でも出来ればこれからは、そういう大切なことは錬成前に詳しく教えてくれる機能をつけて欲しい。
とりあえずの解決策をひっさげ、重い体を引きずって外に出ると、そこには首を切り落とされた2頭のシリョウバモドキが、その尾を真結びにされ引っ張り合っていた。何故だか知らんが、泉の中で……
そして、さらにその切り落とされた首はというと、2頭並んでその頭をもたげ、タラバの手の上に乗ったミギエさんに説教されている。
えええ! どんな状況?
「コティ様! 無事のご帰還なによりです」
私に気づいたタラバが、爽やかな笑顔で労いの言葉をかけてくれた。
「ありがとう…… ところで、コレはどういう状況?」
ミギエさん曰く、見たままなのだそうだ。
どう宥めようとしても暴れる馬に業を煮やし、その首を切り落としたところ、それでも死ぬことなく暴れ続けるので、仕方なくこういった対処を取っているらしい。
相変わらず、一番の化け物が幼児の右手というのは……うーん。如何なものだろう。
「それなんだけど、今この馬を制御する方法が分かったから、やってみるね」
私は早速『トランクルーム』から王印のマークの入った『富江の欠片』と高レベルの『人間の死骸』を取り出した。
王印のマークとは、あの小さき王のように統率者だった者にのみ記される特別なマークのことである。
先日、スキル研究をしていた際に気がついたのだが、あの場には6つの種族がいて、それぞれに長となる王が存在していたらしい。
小さき王以外の全員が緑のぷよぷよ状態だったため、そんなことには全く気が付かなかった。
何匹が人間の言葉を解して発していた者がいた記憶があるので、恐らくその者達のことだろう。
初めての錬成ということもあり、それぞれ上から4番目あたりの素材を選んでみた。
もちろん失敗は許されない。――が、一応保険は掛けておきたい!
何が起こってもすぐ逃げ出せるように、ある程度の距離を保って『菜箸』でつまみ、『銀の匙』を発動する。
錬成可能選択画面に、職業選択の項目が表示された。
【執事】【メイド】【料理人】【医者】
【庭師】【建築士】【調教師】【建築士】etc.
様々な職業があった。
中には【隠密】や【遊び人】なんてものもある。遊び人……めちゃくちゃ気になる!
本当に、どうしていつもこの選択の段階でそれが如何なるものなのかという詳細を表示されることが出来ないのだろう? こういうところがすごく残念……
気になる職業もあるが、とりあえず今一番必要な【調教師】を選択し錬成を開始しようとして、思い止まった。
もしかしたら、さっきと同じようにこの錬成に関しても『さじ加減』で必要経験値の割引があるかも知れない。
私は一度発動を停止し、『トランクルーム』から上から3番目の素材をもう一体ずつ取り出し、今度は『さじ加減』も発動して、【調教師】と【料理人】の2つを選択した。
通常であれば、必要経験値は500×2で1000なのだが、結果は980! やはりこういう錬成の際には、何故だか割引が掛かるらしい。
試しにもう一体増えるとどうなるのかやってみた。
結果は、1500のところが1450! 割引率が少し増えた。
ここまで来たら、どこまで増えるかやってみたくなるのが人の……否、ゴブリンモドキの性というものでーー
結果、5体までの同時錬成が可能で、割引率は通常2500必要なところがなんと2000で済むという大幅な割引作用が分かった。
『さじ加減』何気に優秀。いつぞやは残念とかいってごめんね。
思わず1人興奮して小躍りしていたらーー
「あっ! あっ!」
「いつまでも何やってんだ! 早くしろ!」と、ミギエさんにどつかれた。
「イタタタ…… ごめん。色々調べないと損することが分かったから、あれこれ試してたんだよ。今度こそやるよ! いよいよ新しい仲間の誕生……否、復活だ!」
私はそう高らかに宣言し、1番上から5番目までのそれぞれの『富江の欠片』と『人間の死骸』を『菜箸』でつまみ、『銀の匙』と『さじ加減』を発動し、職業をそれぞれ【執事】【隠密】【料理人】【調教師】【庭師】と選択した。
イケボの小さき王には、是非側付きの執事として頑張って頂きたい。何だかんだと毎日死に戻ってまで頑張っているので、少しくらいの利益供与は目を瞑ってもらおう。
深呼吸して、期待に胸を躍らせ錬成を開始する。
――ピコン!
ん? ピコン?
てっきりそのまま錬成が始まると思ったのだが、唐突に【特別提案事項】なるものが表示された。
――――――――――――――――――――
特別提案事項
高品質の素材を検出しました
2倍の経験値を消費することで、
ワンランク上の上級職業が選択可能です
――――――――――――――――――――
はい? 上級職業? 経験値2倍?
想定外の事態に一瞬パニックになったが、ミギエさんの不穏な空気が背中に突き刺さったおかげで、正気を取り戻す。
点滅中のグレードアップボタンをチェックし、改めて職業選択画面を表示すると、確かにそれぞれの上級職業が提示されていた。
【家令】【忍者首領】【総料理長】
【一級調教師】【農業の匠】
え? 上級って……そう……
中には突っ込みたくなるものもあったが、そこはあえてスルーしておこう。これ以上長引くと、痺れを切らした身内に殺されかねない。
ここで上級職業を選ぶと、割引分を大きく上回る加算が必要になる。
ーーが……ええい、ままよ! こうなったら損して得とれ! 上級職業に経験値4000ぶっ込んで、錬成開始だ!
私は、後のことを明日の私に丸投げし、上級錬成を開始した。
――その瞬間
先程のシリョウバモドキの錬成が、ほんの些細なことに感じるほどの、巨大な緑色の霧が辺り一面……否、この世界中を包み込んだ。
同時に、狂おしい程の甘い匂いが漂う。思考能力が鈍る強烈な誘惑。
「え? え? コ、コティ様……」
「あっ……? あっ……?」
「…………ナニコレ……」
あまりのことに、心臓が口から飛び出るかと思うほど驚愕した。足の震えが止まらない。全身の血と肉が滾る音が聞こえる。両鼻から深青色の鼻血が流れ出す。
だからといって、絶対に発動を止めるわけにはいかない。これから先、何があっても目だけは絶対に閉じるまいと、決意と目力を込めて見開いた。
まるでその時を待っていたかのように、世界を包んだ霧が目の前の錬成魔法陣へと集約し空へと駆け上がる。眩く光る真緑の柱が天空に突き抜けた。
突如、フッと体の力が抜け、そしてそのまま1メートルほど浮き上がった。
「我が名はスコティッシュフォールド…… その魂に刻みしこの名の下へと再び集結せよ。未来永劫、その全てが終焉するその時まで、永遠に我が一部としてその生涯を全うせよ」
何かに突き動かされるように口が勝手に動き、この世のそれとは思えぬ声を発する。心臓が爆発しそうなほど熱い。
そして次の瞬間、天から5本の緑の光の矢が降り注ぎ、大地を揺らした。
地響きが轟音となって去っていく。心なしか、森の中の魔物達の声が止んだ気がした。
そして野営地を囲むようにして発生した強風が世界を5周し、事態は急速に収束した。
まるで全ての体力を吸いとられたかのように、体の自由が利かない。なす術もなく地上1メートルの空間から倒れ込む寸前、駆け寄って来たタラバによって抱きとめられた。
ナイスキャッチ……
だけどもう、精神力も尽きそうだよ。
まぶたが重い。目を開けていられない。
ようやく落ち着いた砂埃の隙間から、その視界に5色に輝く不思議な卵が垣間見えた気がした。
「あの卵……すごく……不味そう……」
そして全て何もかも搾り取られた私は、この日2度目となるHP0を達成し、タラバの腕の中で眠るように死んだーー
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