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旦那様は甘いのがお好き〜執着婿入り王子様の華麗なる日常(肉欲付き)〜
6 続編の疑い?
しおりを挟むどうやら義妹ローナは、友人を使ってフレデリックと自分の噂を彼女達経由で公爵領内に流そうとしていたらしい。
残念ながら、公爵夫人からカウンターを喰らったらしいが。
拍手である。
前回の聖女騒ぎの時は一人で立ち回りをするしか方法がなかったが、今回は義母が気を利かせてくれるので頼もしい限りだ。
実のところノインとアインも王都での聖女騒ぎが教訓になったのか、上手くやってくれていてフレデリックとしては有り難い。
――まあ、これでアレの目的がはっきりしたかぁ~かったりぃ。
またかよオイ・・・ まだ乙女ゲー厶が続いてるんかな?
ひょっとしたら続編か?
義妹って転生者なのか??
又もや王子簒奪計画のパターンにウンザリのフレデリック。
恐らく自分との恋仲をアピールして姉を追い落とす計画だろう。
王子としての自分の評価もそうだが公爵家の評判まで下がる事をお花畑属性の女は皆考えないから・・・
まぁ慣れっこだが。
――実の妹が姉を貶めるつもりか・・・ふ~ん。
執務室から、騎士達を相手に美しい赤毛を靡かせて剣を振るう尊い妻(仮)をボンヤリ眺めるフレデリック。
――かわええ・・・
ベッドに押し倒したい・・・
毎晩アレが来るからなぁ。
最近触ってないよオイ。
大丈夫か俺。
脳内は欲望ダダ漏れのフレデリックだが、この所別邸のカサブランカの部屋に義妹が泊まりに来るので、切実に妻(仮)成分が足りないので仕方ないのである。
笑って許してやって欲しい・・・ キレると怖いんで――
彼女の隣に毎日居られるようになる前の事なんぞもうフレデリックにとっては記憶の彼方だ。
――どうやって生きてきたんだっけか?
何度も転生を繰り返して彼女を見つけては何度も手に入れた。
そうでなければ、殺し合って共倒れの運命を繰り返してきた。
今生は幸せなことにすぐ見つけて、ちゃんと婚約者になった。
今回も彼女に記憶はなかったから、一悶着起こして思い出して貰った。
カサブランカは今まで気が付いてなかったが彼女の生まれ変わりと同時に自分も一緒に生まれ変わってきた事も受け入れて貰った。
それに関して彼女は随分戸惑ったようだが、彼の愛が重いのは諦めて貰うしかない――
明るい日差しの下で見る彼女はやっぱり綺麗だ。
彼女は何度生まれ変わっても女性で、同じ顔で似たような体型だ。
――だから直ぐ見つけることが出来るんだがな。
窓際で頬杖をついてカサブランカに熱の籠もった視線を送る。
×××
彼女と違ってフレデリックは色んなモノになる。
彼女の気持ちを一番強く受け取るモノを自然と選んでしまうという恐るべきストーカー気質だからである。
それは愛というより既に執着だが、それくらい愛おしいのだから仕方がない。
病んでいる・・・。
――どうやってあの義妹を抹殺すっかな?
フレデリックが世界に彼女と自分しか要らないと本気で考える様な、ヤンデレ過激王子だということを誰も知らない。
多分知ってるのは尊い愛しの妻(仮)だけである・・・
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