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episode2 恋ハ異ナモノ味ナモノ
14話 ブレない王妃様
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「ドレスを構えるわよ~!」
王妃様が滅茶苦茶張り切っている・・・
古参の女官長と王家お抱え縫製班は、シンシア王女の為のドレスデザインをあーでもないこーでもないと机の上どころか床いっぱいに広げ意見を出し合う。
「いつでもお嫁に行けるように、バッチリ構えておくのよ!」
鼻息を荒げるオフィーリア・ハイドランジアは紛れもなくこの国の王妃様である。
「国内貴族であの娘を懐で大事にしてくれそうにする方を探してたけど、もっと凄い大物ですからね。あの方は元々筋金入りの社交嫌いだから安心だわ! なんといっても本人が超乗り気みたいだし!」
おーほほほ! と高笑いをする。
悪役令嬢か?
「シンシアの魅力を最大限に醸し出す最高のドレスを作るのよ!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
お針子もデザイナーも大喜びであることを隠せないらしく、王妃の言葉に満面の笑顔で答える。
帝国に紛れ込んでいるシャガルの間諜を一斉清掃後にハイドランジアにグエンが訪れるという知らせを受け取った王妃は娘であるシンシア王女を、より一層魅力的に見せるため画策中らしい。
娘を着せ替え人形の如く着飾らせたいだけかもしれないのだが・・・
そこは全くもってブレない王妃様である・・・・
「絶対に逃しませんことよ。この優良物件! うふふふ」
娘の幸せを願うのはいいんだが、この王妃様何だかな~・・・・
ラスボスの如くの高笑いが後宮に響き渡るのであった。
××××××××××
オフィーリア妃もここ1年近くシンシアの意思を汲んで彼女の結婚話には消極的であったし、夫であるフィリップや宰相のモース達が苦労して婚姻の申込みを断ってきた経緯を知らないわけではない。
しかし、シンシア自身が意中の異性に対する反応でしかない、照れている姿を見れば是非とも! となるのが親心である。
ぶっちゃけ他国の王家からの申込みを断ったかと言って、申し訳無いなんて阿呆らしいと思い直すとオフィーリアの行動は早かった。
サッサとハイドランジア王妃専用の封蝋を押した魔法便をトリステスの重鎮宛に送りつけ、今彼の国がどういう状況なのかを詳しく教えてもらうと共に何時でも嫁入り出来る様に精力的に動き出した。
つまり、トリステスの閣僚達とオフィーリア妃がガッチリシッカリ結託し、『2人をさっさとくっつけよう作戦』を開始したのである・・・・
最新や流行を問わず、嫁入り先に魅力的に見える衣装を持たせるということは其れだけ親としての後ろ盾を示すものであり、王侯貴族同士の隠れた牽制でもある。
なので輿入れ先に持参する衣装はいうなれば各家の威信に関わるものである。
王族同士の婚姻は普通なら長い婚約期間をとってお互いの国の習慣、特に嫁ぎ先の事情や流行等をじっくり学んで輿入れするのだが、トリステスの重鎮達はシンシアの夜会での周りへの対応の素晴らしさを褒め称えグエンの溺愛っぷりと動向、そして結婚後の待遇を事細かく王妃に伝えて来た上で、なるべく早くの婚姻を望んできた。
その中で一番オフィーリアがグエンに関する事で気にいったのが『夜会や茶会はほぼ欠席』『トリステス滞在中は他の異性を牽制する』『周りの女性の秋波を全無視』である。
母であるオフィーリアは確信した。
グエン・トリステスなら『引きこもりの傾国の美女』シンシアを必ず幸せにするだろう。
「グエン陛下、何が何でも逃しませんわよー! フィルが渋ろうが、エディが反対しようが絶対に婿になっていただきますわ~ おほほほほ~~!」
婚姻式用の宝飾品をデザインしながら高笑いするオフィーリアだった・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
オフィーリア・ハイドランジア
ST:120 HP:80
能力:先制/援護/new!強者に対して強打
王妃様が滅茶苦茶張り切っている・・・
古参の女官長と王家お抱え縫製班は、シンシア王女の為のドレスデザインをあーでもないこーでもないと机の上どころか床いっぱいに広げ意見を出し合う。
「いつでもお嫁に行けるように、バッチリ構えておくのよ!」
鼻息を荒げるオフィーリア・ハイドランジアは紛れもなくこの国の王妃様である。
「国内貴族であの娘を懐で大事にしてくれそうにする方を探してたけど、もっと凄い大物ですからね。あの方は元々筋金入りの社交嫌いだから安心だわ! なんといっても本人が超乗り気みたいだし!」
おーほほほ! と高笑いをする。
悪役令嬢か?
「シンシアの魅力を最大限に醸し出す最高のドレスを作るのよ!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
お針子もデザイナーも大喜びであることを隠せないらしく、王妃の言葉に満面の笑顔で答える。
帝国に紛れ込んでいるシャガルの間諜を一斉清掃後にハイドランジアにグエンが訪れるという知らせを受け取った王妃は娘であるシンシア王女を、より一層魅力的に見せるため画策中らしい。
娘を着せ替え人形の如く着飾らせたいだけかもしれないのだが・・・
そこは全くもってブレない王妃様である・・・・
「絶対に逃しませんことよ。この優良物件! うふふふ」
娘の幸せを願うのはいいんだが、この王妃様何だかな~・・・・
ラスボスの如くの高笑いが後宮に響き渡るのであった。
××××××××××
オフィーリア妃もここ1年近くシンシアの意思を汲んで彼女の結婚話には消極的であったし、夫であるフィリップや宰相のモース達が苦労して婚姻の申込みを断ってきた経緯を知らないわけではない。
しかし、シンシア自身が意中の異性に対する反応でしかない、照れている姿を見れば是非とも! となるのが親心である。
ぶっちゃけ他国の王家からの申込みを断ったかと言って、申し訳無いなんて阿呆らしいと思い直すとオフィーリアの行動は早かった。
サッサとハイドランジア王妃専用の封蝋を押した魔法便をトリステスの重鎮宛に送りつけ、今彼の国がどういう状況なのかを詳しく教えてもらうと共に何時でも嫁入り出来る様に精力的に動き出した。
つまり、トリステスの閣僚達とオフィーリア妃がガッチリシッカリ結託し、『2人をさっさとくっつけよう作戦』を開始したのである・・・・
最新や流行を問わず、嫁入り先に魅力的に見える衣装を持たせるということは其れだけ親としての後ろ盾を示すものであり、王侯貴族同士の隠れた牽制でもある。
なので輿入れ先に持参する衣装はいうなれば各家の威信に関わるものである。
王族同士の婚姻は普通なら長い婚約期間をとってお互いの国の習慣、特に嫁ぎ先の事情や流行等をじっくり学んで輿入れするのだが、トリステスの重鎮達はシンシアの夜会での周りへの対応の素晴らしさを褒め称えグエンの溺愛っぷりと動向、そして結婚後の待遇を事細かく王妃に伝えて来た上で、なるべく早くの婚姻を望んできた。
その中で一番オフィーリアがグエンに関する事で気にいったのが『夜会や茶会はほぼ欠席』『トリステス滞在中は他の異性を牽制する』『周りの女性の秋波を全無視』である。
母であるオフィーリアは確信した。
グエン・トリステスなら『引きこもりの傾国の美女』シンシアを必ず幸せにするだろう。
「グエン陛下、何が何でも逃しませんわよー! フィルが渋ろうが、エディが反対しようが絶対に婿になっていただきますわ~ おほほほほ~~!」
婚姻式用の宝飾品をデザインしながら高笑いするオフィーリアだった・・・・
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オフィーリア・ハイドランジア
ST:120 HP:80
能力:先制/援護/new!強者に対して強打
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