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episode3 幸せになりたいなら、なりなさい
30話 ●●も●●●も使いようって言うじゃない?
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「えーと、じゃあ、わざわざ魔獸を穴の中に追い込んだってことですよね!?」
「そういうことよ」
ケラケラと笑いながら番茶を飲むお爺ちゃん。
「つまり、採掘場の穴がダンジョン化する?」
ミゲルに髪の毛を弄ばれながら、彼の膝上で呆然とするミリアンヌ。
「そ。角穴兎なら繁殖力が強くて勝手に増えるし性質も温和で安全よ。しかも住んでるだけで魔石結晶が生えてきてガンガン壁を強化するでしょう? 魔石結晶は硬いからね。しかも隙間を適度に開けて生えるから壁そのものに弾力性も生まれるから、坑道の壁の補強になるわけよ」
ギルドの調べで分かった事は、元々宝石の美しさに目のない国王としてジャージル王は有名だったのだが、彼は金属は積極的に輸出していたが美しく珍しい宝石は加工して手元に集めていたらしい。
あらゆる金属が地層に埋もれているシャガルは様々な宝石の原石が金属地層付近に眠っているのだが、ソレを目当てに深く掘り進めさせる為坑道はどんどん伸びて行った。
坑道は隣国の境界線を越えている場所も多く、崩落の危険性がリンデン公国やカリダス公国、ハイドランジア王国も被害を被る危険性があり、放置はできない案件ではあったが他国が勝手にシャガル王国側に入口がある鉱山に入っていくことはできないため、手出しできなかった。
だが勝手にダンジョンのように伸びていく穴に、魔獣がある日突然住みついたらどうなるか?
ダンジョンや洞窟に魔獣が住み着くと地面の中の鉱物は魔獣の発生させる魔力を急速にため込み魔石結晶になる。
どんな小さな役に立たないサイズの鉱物でも其れを核にして魔結晶は大きくなって行くのが特徴であり、しかも硬い魔石結晶の塊同士はお互いに干渉し合わないように隙間を保ちながら大きくなる特性がある。
そのお陰でダンジョンや洞穴自体が大変丈夫になるのである。
それを利用して国に跨る大崩落を防ぎ、尚且冒険者ギルドを大規模に拡張して冒険者達をシャガルの洞窟に向かわせる計画なのである。
因みに無計画に伸びていた坑道は隣国に迷惑をかけるだけでなく王都グラークの下、つまりは王城の下にも大量に伸びていた為今回の崩落でとうとう王城が崩れ去ったというわけだ。
つまるところ、今回の崩落事故は元国王の欲の出し過ぎである。
まあ、城が崩れるきっかけは何処かの冒険者が調査中に大穴を開けたせいかもしれないが、どちらにせよ薄くなっていた地面はいつ陥没しても不思議では無かった訳なので、黙っていれば分らない、という事にギルド内で決まったのは余談である・・・
××××××××××
楽しそうな顔でお爺ちゃんが話しを続ける。
「勝手に魔獣が増えてさ、困った住人がギルドに依頼するじゃない? 穴がデカくて採算が取れるなら、シャガルのギルドが大きくなるでしょ?」
「おお、そうですね!!」
自分も一応ギルドの一員なので、ワクワクしながら目をキラキラさせるミリアンヌ。
「そしたら冒険者が世界中からやって来てシャガル王国の住民達にお金を落とす。そうすると税収自体が上がるから、国も無理な取り立てはしないし住民も穴を掘る危険はもうないから他の職業を選べるわ。もう奴隷も必要ないから彼らもギルドに登録すれば身分の保証をされるって寸法よ」
どうかしら、といった感じで首を傾げるお爺ちゃん。
「そういうことよ」
ケラケラと笑いながら番茶を飲むお爺ちゃん。
「つまり、採掘場の穴がダンジョン化する?」
ミゲルに髪の毛を弄ばれながら、彼の膝上で呆然とするミリアンヌ。
「そ。角穴兎なら繁殖力が強くて勝手に増えるし性質も温和で安全よ。しかも住んでるだけで魔石結晶が生えてきてガンガン壁を強化するでしょう? 魔石結晶は硬いからね。しかも隙間を適度に開けて生えるから壁そのものに弾力性も生まれるから、坑道の壁の補強になるわけよ」
ギルドの調べで分かった事は、元々宝石の美しさに目のない国王としてジャージル王は有名だったのだが、彼は金属は積極的に輸出していたが美しく珍しい宝石は加工して手元に集めていたらしい。
あらゆる金属が地層に埋もれているシャガルは様々な宝石の原石が金属地層付近に眠っているのだが、ソレを目当てに深く掘り進めさせる為坑道はどんどん伸びて行った。
坑道は隣国の境界線を越えている場所も多く、崩落の危険性がリンデン公国やカリダス公国、ハイドランジア王国も被害を被る危険性があり、放置はできない案件ではあったが他国が勝手にシャガル王国側に入口がある鉱山に入っていくことはできないため、手出しできなかった。
だが勝手にダンジョンのように伸びていく穴に、魔獣がある日突然住みついたらどうなるか?
ダンジョンや洞窟に魔獣が住み着くと地面の中の鉱物は魔獣の発生させる魔力を急速にため込み魔石結晶になる。
どんな小さな役に立たないサイズの鉱物でも其れを核にして魔結晶は大きくなって行くのが特徴であり、しかも硬い魔石結晶の塊同士はお互いに干渉し合わないように隙間を保ちながら大きくなる特性がある。
そのお陰でダンジョンや洞穴自体が大変丈夫になるのである。
それを利用して国に跨る大崩落を防ぎ、尚且冒険者ギルドを大規模に拡張して冒険者達をシャガルの洞窟に向かわせる計画なのである。
因みに無計画に伸びていた坑道は隣国に迷惑をかけるだけでなく王都グラークの下、つまりは王城の下にも大量に伸びていた為今回の崩落でとうとう王城が崩れ去ったというわけだ。
つまるところ、今回の崩落事故は元国王の欲の出し過ぎである。
まあ、城が崩れるきっかけは何処かの冒険者が調査中に大穴を開けたせいかもしれないが、どちらにせよ薄くなっていた地面はいつ陥没しても不思議では無かった訳なので、黙っていれば分らない、という事にギルド内で決まったのは余談である・・・
××××××××××
楽しそうな顔でお爺ちゃんが話しを続ける。
「勝手に魔獣が増えてさ、困った住人がギルドに依頼するじゃない? 穴がデカくて採算が取れるなら、シャガルのギルドが大きくなるでしょ?」
「おお、そうですね!!」
自分も一応ギルドの一員なので、ワクワクしながら目をキラキラさせるミリアンヌ。
「そしたら冒険者が世界中からやって来てシャガル王国の住民達にお金を落とす。そうすると税収自体が上がるから、国も無理な取り立てはしないし住民も穴を掘る危険はもうないから他の職業を選べるわ。もう奴隷も必要ないから彼らもギルドに登録すれば身分の保証をされるって寸法よ」
どうかしら、といった感じで首を傾げるお爺ちゃん。
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