初恋の君に嫁ぐ為には、王族を蹴散らし、魔獣と戦い?獣王様を屈服させる!?必要があるんだそうです・・・

hazuki.mikado

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1章

7②

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 食堂で仲良く並ぶ殿下と隣国の公爵家の御令嬢。

 美男美女の組み合わせは中々に様になっている。


「う~~ん。殿下鼻の下伸び切ってるな」

「陛下直々に面倒見てやれって言ってたらしいから公認でしょう? アッチに乗り換えるんじゃないの?」

「簡単にそうなってくれると有り難いんだけどね」


 ふう、と息を吐くと食べ切った皿の上にスプーンを置いたリリーベル。


「「おんなじリリだから誓約書をチョイチョイと書き換えたらいいじゃん(どうでしょう?)」」

「あなた達ホント気楽よね」


 思わず双子にじっとりとした視線を送る。


「「まぁ。結婚なんか考えてないもん(ですし)。兄さんが先だ(です)し」」

「成程」

「ああそういえばさー、リリーベルのお母さんはどう?」

「ん? ああ。順調みたい。来週には隣国から屋敷に帰って来るわよ」

「良かったですね。心配しましたが」

「そうそう」


 双子の明るい笑顔で、何だかホッとして肩の力が抜けた。

 実は彼女の母親は隣国出身であり、昨年から実家である公爵家に帰っていたのである。 


「コレでやっと婚約はどうあれ、って所までこぎ着けたわ・・・」


 彼女は小さく呟いて、ふと目の前の2人は卒業後の進路をどうするのかを聞いていなかったことに気がついた。

 散々自分の悩みは聞いてもらっていたのに、である。


「ねえ、2人は卒業したらお金を稼ぐって言ってたけど、結局どうするの?」

「「ああ、王城の騎士団に入団するか冒険者かな(です)。両方ともスカウトが来てる(ます)から」」

「え? 決めてないの?」

「「あと3ヶ月も猶予があるもんね(ありますし)」」


 リリーベルより頭1つ分以上背の高い双子達はお互いの顔を見てうなずき合っている。

 
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