輪廻の誓いは、愛になる

帰り花

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登場人物

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◆天城 陽臣(あまぎ はるおみ)/α

名門・天城家の“第一”として育てられた青年。
冷静で、常に「整える」ことで世界を支配する。
月那を溺愛し、守り、固定し、誰にも触れさせない。
しかしその根には、愛人の子として“無償の愛”を与えられなかった欠落がある。
月那を失う恐怖から暴走し、やがて「奪う」愛を選ぶが――

【前世】
ソル(ヴァルディア国 第七王子 )

武力で諸国を脅かす軍事国家ヴァルディアの王子。
十歳で敵国エルセリアへ人質として送られ、愛を知らぬまま育つ。
唯一自分に触れ、傷を癒した神官ルナに執着する。
恋はやがて所有欲へ変貌し、自分とルナの魂を禁忌の術で固定し、世界を滅ぼすに至った。



◆九条 月那(くじょう るな)/Ω

九条家の御曹司。外から見れば“理想の運命の番”の中心。
陽臣の近くで安定し、非番のアルファに過剰反応する体質を持つ。
心は優しく、他者へ無償の愛を差し出せるが、自分の本心には蓋をする癖がある。
光理と出会い、初めて「本能ではないときめき」を知る。

【前世】
ルナ(エルセリア神殿 神官)

神と契約し、十七歳で不老不死となった癒しの神官。
孤独な二百年を生きながらも、人を救うことだけはやめなかった。
すべての人を愛せる男だが、心の底で愛しているのはアルベルトただ一人。
それでも、壊れていくソルを、見捨てることができない。
ソルを救うことができなかった自分を責めながら、世界の崩壊を見ることしかできなかった。



◆神谷 光理(かみや ひかり)/α(教授)

生殖医学研究科教授。共鳴性番固定症候群(RBS)治療研究の第一人者。
研究者として自制しながらも、月那の内面と無償の優しさに惹かれていく。
月那の「選択肢」を取り戻すため、天城家の妨害を受けながらも導線を整え、共鳴断裂措置に辿り着く。
前世のアルベルトの夢に導かれるように“救い直し”へ向かう。

【前世】
アルベルト(エルセリア国 第一王子)

愛されて育った王子。
正義を疑わない心を持つ、光のような存在。
神官ルナを愛し、二百年の孤独に寄り添うことを誓うが、ソルの手から守りきることはできなかった。


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