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98 英雄と魔女の故郷は侵略された4
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気がつくと、ランカスター公爵は大宇宙に浮かんでいるような仮想空間の中に立っていた。
メイナードとメイも そばにいた。
「ランカスター公爵様、おかけください。」
距離を隔てた場所にある椅子に、暗黒騎士、絶対のイブリースが座っていた。
ふと気がつくと、もう1つの椅子がランカスターの前にできていた。
彼はその椅子に座り、両側にメイナードとメイが立った。
「それでは戦いを始めますよ。もう、お気づきかもしれませんが。この仮想空間は現実空間とのシンクロが99.9%なのです。」
回りの光景が変わった。
ランカスターは、王都イスタンを囲む城壁の上に立っていた。
横にはメイナードとメイが立っていた。
(そうか。確かに現実空間の状況が完璧に再現されている。後、違うことは時間の概念か。それと、もしかしたら、イブリースに有利な条件を加えられることもあるかもしれない。)
ランカスターは指揮所に入り、机の上に置いてあるゴード王国軍の配置図を再確認した。
それは、彼がこの仮想空間に来る前、現実空間で作り上げたものと全く変わらなかった。
(魔界の出城となってしまった王宮から、この城壁に構築したゴード王国軍の陣まで、イブリースはどのような攻撃をしかけて来るだろうか。)
ランカスターは考えた。
しばらく考えた後、彼は全軍に伝達した。
「弓隊、そして新しく作った連射機隊を中心に備えろ。騎士は、彼らを完全に守れ。」
ランカスターの指示の元、翌撃体制が整った。
一方、副王イブリースはゴード国軍が城壁の上に作った陣地のことを考えていた。
「かねてからゴード王国軍にあの城壁の上に陣を作らせようとしていたのだ。それでは、待機している鳥魔族20万人を全て出すぞ。襲撃せよ! 」
イブリースの命令とともに、王宮の建物の高い場所から鳥魔族達が飛び立った。
それは、空をすべて覆い、太陽の光りすら完全にさえぎる大軍だった。
これに対し、ゴード王国軍の弓矢は、ランカスターの発案でかなり射程距離が長くされていた。
そのため、かなり遠くの距離で鳥魔族達が弓矢の射程距離に入り、城壁から大量の矢が打たれた。
少し油断していた鳥魔族達は矢を受けて、その10%くらいが墜落した。
それを見ていたイブリースは思った。
(対空対策の矢は、想定の範囲内だ。10%くらいの損失ならば、城壁に取り付き、ゴード王国軍を殲滅できる。先の戦いで学ばしてもらった。合理的な戦い、城壁の上の兵を、下に落せば良い。)
やがて矢の雨をかいくぐった90%の鳥魔族達が、城壁に近づき始めた。
その時、城壁から打たれていた矢が完全に沈黙した。
「う??? 」
副王イブリースに大きな疑問が浮かぶとともに、いやな予感がした。
そして、そのいやな予感は当った。
鳥魔族達は引きつけるだけ引きつけられた。
城壁の上には、横に長いたくさんの穴が開いた箱のようなものが置かれていた。
その回りには、それを動かすための最小の工兵と、工兵を守るための騎士がいた。
そして、箱のようなものの穴から短矢が大量に飛び出した。
それは単発ではなく、短い時間で何回も繰り返された。
鳥魔族達はまたたくまに、連射される短矢の餌食になった。
ランカスター公爵は、わずかな人数で操作できる連射機をこの戦場に持ち込んでいた。
鳥魔族達はたちまちのうちに数を減らし、これまで経験しなかった状況の中でパニックになった。
それを見ていた副王イブリースは半ば感心して言った。
「空からの攻撃を予想して、最適の対応方法、機械を考案していましたか。今、一瞬は私が押されています。しかし、私は何回でもさまざまな種類の魔族を使い戦えます。」
王宮の謁見の間、王座の席にあった国王が座る椅子は既に無くなっていた。
そして、明らかに周囲とは異なる次元につながる黒い穴が開いていた。
クラリスとアーサーは、不視の魔術でその姿を消し、魔族に占拠されている王宮に忍び込んだ。
そして、すぐにクラリスがその魔眼で、悪しき心を映す世界との連結点を探した。
ほどなく、その場所はわかった。
「アーサー王子様。悪しき心を映す世界との連結点は謁見の間、王座の椅子の場所です。さきほどからこの連結点を通り多くの魔物~鳥魔族がこの世界に供給されました。」
「たぶん。王都イスタンの城壁に陣を構えるゴード王国軍に戦いを仕掛けるつもりなのでしょう。お父上のランカスター公爵なら撃退できるでしょう。さあ、謁見の間に急ぎましょう。」
クラリスとアーサーは謁見の間に急いだ。
そして、その扉に近づこうとした時、大きな問題が発生した。
磁石の反発の力を受けたかのように、クラリスが強い力で飛ばされたのだった。
なんとか、飛行魔術で体制を整えた後、クラリスは言った。
「既に、この謁見の間の中は悪しき心を映す世界のエネルギーが満ちているのですね。美しき心を映す世界の守護者である私が、反発の力を受けることは当然です。」
アーサーが言った。
「それでは私だけでこの中に入り、連結点をこの剣で切り消滅させます。」
「私は反発の力を受けますが、できる限り近づいてアーサー王子様の剣戟に魔力を供給します。」
「クラリスさん。大変ですがお願いします。たぶん、普通の鋼の剣では悪しき心を映す世界のエネルギ供給を受けている連結点は切れないでしょう。」
やがて、アーサーは謁見の間の扉を開けた。
中には、さきほど連結点を通り、悪しき心を映す世界からやってきた鳥魔族数匹が残っていた。
鳥魔族達はアーサーの姿を見ると、すぐさま飛び立ち襲いかかってきた。
しかし全て、アーサーの素早く重い剣戟によって消滅した。
その後、アーサーは歩いて王座のそばにある連結点に近づいた。
最も近づいた時、少し離れた場所に反発力を受けながら留まっていたクラリスから合図があった。
「アーサー王子様。なるべき大きく剣を振りかぶってください。その間に私から美しき心を映す世界のエネルギーを込めた魔力を、剣と御身に供給します。」
アーサーは剣を大きく上段に構え、クラリスは最大の魔力を供給した。
そして剣は目一杯の力で、悪しき心を映す世界の連結点に目一杯の力で振り下ろされた。
連結点は粉々の最小の粒となり破壊された。
最後に最小の粒は全て消滅した。
メイナードとメイも そばにいた。
「ランカスター公爵様、おかけください。」
距離を隔てた場所にある椅子に、暗黒騎士、絶対のイブリースが座っていた。
ふと気がつくと、もう1つの椅子がランカスターの前にできていた。
彼はその椅子に座り、両側にメイナードとメイが立った。
「それでは戦いを始めますよ。もう、お気づきかもしれませんが。この仮想空間は現実空間とのシンクロが99.9%なのです。」
回りの光景が変わった。
ランカスターは、王都イスタンを囲む城壁の上に立っていた。
横にはメイナードとメイが立っていた。
(そうか。確かに現実空間の状況が完璧に再現されている。後、違うことは時間の概念か。それと、もしかしたら、イブリースに有利な条件を加えられることもあるかもしれない。)
ランカスターは指揮所に入り、机の上に置いてあるゴード王国軍の配置図を再確認した。
それは、彼がこの仮想空間に来る前、現実空間で作り上げたものと全く変わらなかった。
(魔界の出城となってしまった王宮から、この城壁に構築したゴード王国軍の陣まで、イブリースはどのような攻撃をしかけて来るだろうか。)
ランカスターは考えた。
しばらく考えた後、彼は全軍に伝達した。
「弓隊、そして新しく作った連射機隊を中心に備えろ。騎士は、彼らを完全に守れ。」
ランカスターの指示の元、翌撃体制が整った。
一方、副王イブリースはゴード国軍が城壁の上に作った陣地のことを考えていた。
「かねてからゴード王国軍にあの城壁の上に陣を作らせようとしていたのだ。それでは、待機している鳥魔族20万人を全て出すぞ。襲撃せよ! 」
イブリースの命令とともに、王宮の建物の高い場所から鳥魔族達が飛び立った。
それは、空をすべて覆い、太陽の光りすら完全にさえぎる大軍だった。
これに対し、ゴード王国軍の弓矢は、ランカスターの発案でかなり射程距離が長くされていた。
そのため、かなり遠くの距離で鳥魔族達が弓矢の射程距離に入り、城壁から大量の矢が打たれた。
少し油断していた鳥魔族達は矢を受けて、その10%くらいが墜落した。
それを見ていたイブリースは思った。
(対空対策の矢は、想定の範囲内だ。10%くらいの損失ならば、城壁に取り付き、ゴード王国軍を殲滅できる。先の戦いで学ばしてもらった。合理的な戦い、城壁の上の兵を、下に落せば良い。)
やがて矢の雨をかいくぐった90%の鳥魔族達が、城壁に近づき始めた。
その時、城壁から打たれていた矢が完全に沈黙した。
「う??? 」
副王イブリースに大きな疑問が浮かぶとともに、いやな予感がした。
そして、そのいやな予感は当った。
鳥魔族達は引きつけるだけ引きつけられた。
城壁の上には、横に長いたくさんの穴が開いた箱のようなものが置かれていた。
その回りには、それを動かすための最小の工兵と、工兵を守るための騎士がいた。
そして、箱のようなものの穴から短矢が大量に飛び出した。
それは単発ではなく、短い時間で何回も繰り返された。
鳥魔族達はまたたくまに、連射される短矢の餌食になった。
ランカスター公爵は、わずかな人数で操作できる連射機をこの戦場に持ち込んでいた。
鳥魔族達はたちまちのうちに数を減らし、これまで経験しなかった状況の中でパニックになった。
それを見ていた副王イブリースは半ば感心して言った。
「空からの攻撃を予想して、最適の対応方法、機械を考案していましたか。今、一瞬は私が押されています。しかし、私は何回でもさまざまな種類の魔族を使い戦えます。」
王宮の謁見の間、王座の席にあった国王が座る椅子は既に無くなっていた。
そして、明らかに周囲とは異なる次元につながる黒い穴が開いていた。
クラリスとアーサーは、不視の魔術でその姿を消し、魔族に占拠されている王宮に忍び込んだ。
そして、すぐにクラリスがその魔眼で、悪しき心を映す世界との連結点を探した。
ほどなく、その場所はわかった。
「アーサー王子様。悪しき心を映す世界との連結点は謁見の間、王座の椅子の場所です。さきほどからこの連結点を通り多くの魔物~鳥魔族がこの世界に供給されました。」
「たぶん。王都イスタンの城壁に陣を構えるゴード王国軍に戦いを仕掛けるつもりなのでしょう。お父上のランカスター公爵なら撃退できるでしょう。さあ、謁見の間に急ぎましょう。」
クラリスとアーサーは謁見の間に急いだ。
そして、その扉に近づこうとした時、大きな問題が発生した。
磁石の反発の力を受けたかのように、クラリスが強い力で飛ばされたのだった。
なんとか、飛行魔術で体制を整えた後、クラリスは言った。
「既に、この謁見の間の中は悪しき心を映す世界のエネルギーが満ちているのですね。美しき心を映す世界の守護者である私が、反発の力を受けることは当然です。」
アーサーが言った。
「それでは私だけでこの中に入り、連結点をこの剣で切り消滅させます。」
「私は反発の力を受けますが、できる限り近づいてアーサー王子様の剣戟に魔力を供給します。」
「クラリスさん。大変ですがお願いします。たぶん、普通の鋼の剣では悪しき心を映す世界のエネルギ供給を受けている連結点は切れないでしょう。」
やがて、アーサーは謁見の間の扉を開けた。
中には、さきほど連結点を通り、悪しき心を映す世界からやってきた鳥魔族数匹が残っていた。
鳥魔族達はアーサーの姿を見ると、すぐさま飛び立ち襲いかかってきた。
しかし全て、アーサーの素早く重い剣戟によって消滅した。
その後、アーサーは歩いて王座のそばにある連結点に近づいた。
最も近づいた時、少し離れた場所に反発力を受けながら留まっていたクラリスから合図があった。
「アーサー王子様。なるべき大きく剣を振りかぶってください。その間に私から美しき心を映す世界のエネルギーを込めた魔力を、剣と御身に供給します。」
アーサーは剣を大きく上段に構え、クラリスは最大の魔力を供給した。
そして剣は目一杯の力で、悪しき心を映す世界の連結点に目一杯の力で振り下ろされた。
連結点は粉々の最小の粒となり破壊された。
最後に最小の粒は全て消滅した。
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