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19 ホーン山3
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美しいブルーオパールに見とれている2人に、ザラが注意した。
「この山頂にあるブルーオパールはこんなに光らないぞ。宝石が光るためには、特別な方法で磨く必要がある。宝石の売買を商っている父様が言っていた。岩の中の原石はもっと地味な青色のはずだ。」
ランスロが言った。
「図書館にあった本で調べました。ブルーオパールは、古代には海の底であった場所が時間をかけて隆起する過程で作られるそうです。だから、はるか昔の貝の化石が目印です。」
フィリップが提案した。
「3人が自由に探し始めると、同じ場所を2重に探してしまったり、逆に探し漏れてしまうかもしれない。だから、3人で並んで計画的に進んだらどうかな。」
「そのとおりだな。」
「僕も賛成です。」
その後、3人は一列に並んで頂上を探し始めた。
時々、土から岩肌が表面に露出していたので、その部分を注意深く探した。
しかし、その露出している岩の中にブルーオパールの原石はなかなか見つからなかった。
そのうち、遠くから声が聞こえてきた。
「なんだ、この切り立った岩の断崖は。」
「どうやって登ればいいんだ。」
「他の学生がこの岩の断崖の真下に着いたみたいだ。急ぐ必要があるね。」
「真下から登るルートを見つけてこの頂上に登るまで、どんなに早くいっても半日以上はかかる。あまりあわてないことも必要だ。」
3人は再び探し始めたが、やはり見つからなかった。
普通ならばあきらめて、投げ出してしまうくらいの時間が過ぎた。
しかし、みんな一生懸命に岩肌を見続けた。
特にランスロは、ブルーオパールの原石が必ず見つかることを疑わなかった。
ふいに、彼はふところからナイフを取り出した。
そして、ある箇所の岩肌の回りの土をかき分け、露出している面積を広げ始めた。
「ランソロ。どうしたんだい、何か見つけたの? 」
「この近くにありそうなんです。」
「そうか、みんなで協力しよう。」
3人がその場所の岩肌を広げていると、ついにランスロが叫んだ。
「ありました! 」
大きな貝の化石が有り、その化石を青色の固まりが囲んでいた。
支給された装備品にハンマーがあったので、慎重に岩をたたくと青い固まりは3つに別れて、外にとり出された。
フィリップが聞いた。
「ランスロ、なんでわかったの。」
「『妖精のつぶやき』です……」
「それはどういう意味? 」
「僕の両親がいつも言っていることです――
――どんなに困難なことでも決して投げ出さず、一生懸命やり遂げようと努力を続けている人を妖精は必ず見ている。そして、もう少しで運命が微笑むことを妖精がつぶやいてその人に知らせる。ただし、そのつぶやきに気がつかないで途中で投げ出してしまう人がとても多い。」
「ランスロは今、妖精がつぶやく声を聞いたの? 」
「具体的な声ではありません。ただ、僕が岩肌の変化を一生懸命見つめていると、少し色が変わったような場所を見つけました。そして僕の目の前で、岩の一部が欠けて転がったのです。」
「そうか、さすがランスロだな。私も『妖精のつぶやき』のことは知っているぞ。父様がいつも言っている。事業に成功するためには、『妖精のつぶやき』に気がつくかどうかが最も大切だと。」
ブルーオパールの原石を採取することができた3人は、急いで側面の森林を通り岩の断崖を降りた。
森林を抜けて、3人が岩の断崖の正面に姿を見せると大勢の学生がそこにいた。
「ランスロ、ザラ、フィリップ! まさか、そこから森林に入って迷ったのかい。」
フィリップが答えた。
「最初は大変だったけど、頂上まで登る道を見つけることができたよ。」
「え――っ。」
「途中で小さな小川にぶつかるから、そこから上がるんだ。小川沿いはとても狭いから注意して。」
「ブルーオパールは見つかったのかい。」
「うん。原石を見つけるのはとても難しいけど必ず見つかるよ。」
「そうか。さあ、みんな時間がもったないから急いで行こう。」
大勢の学生が、3人が開拓した道を使って頂上を目指した。
ランスロ、ザラ、フィリップの3人は、帰り道で事故に遭あわないよう慎重に山を下った。
その結果、わずか2日間でゴールして進級試験を通過した。
山のふもとでは、士官学校の多くの関係者が待っていた。
その中に色白銀髪で、落ちついた服を着込んだ若者がいた。
その人が笑顔で3人に近づいて来た。
「君達は良いチームを作ったんだね、メンバーは? 」
「私ランスロと、ザラ、そしてフィリップです。」
「あっ、大変失礼。自分のことから名乗るべきだったね。」
「私は校長のロダンです。」
「えっ、校長先生って、もっとお年かと。」
「そのとおりですよ、だいぶ長い間、生きています。」
「失礼ですが、どのくらい。」
「150年くらいですか。」
「え――――っ」
「外見ではわかりませんが、私はハーフエルフです。ところで、君達はどれくらいのブルーオパールを採取することができたのですか。」
校長の質問に答えて、3人は原石を取り出し見せた。
「ほ――かなり大きいですね。これを見つけた時、何か特別なことはありませんでしたか。」
ランスロが答えた。
「僕には『妖精のつぶやき』がありました。」
「そうですか! ランスロ君、これからも妖精に好かれるよう、未来を切り開いてください。」
「はい。」
「この山頂にあるブルーオパールはこんなに光らないぞ。宝石が光るためには、特別な方法で磨く必要がある。宝石の売買を商っている父様が言っていた。岩の中の原石はもっと地味な青色のはずだ。」
ランスロが言った。
「図書館にあった本で調べました。ブルーオパールは、古代には海の底であった場所が時間をかけて隆起する過程で作られるそうです。だから、はるか昔の貝の化石が目印です。」
フィリップが提案した。
「3人が自由に探し始めると、同じ場所を2重に探してしまったり、逆に探し漏れてしまうかもしれない。だから、3人で並んで計画的に進んだらどうかな。」
「そのとおりだな。」
「僕も賛成です。」
その後、3人は一列に並んで頂上を探し始めた。
時々、土から岩肌が表面に露出していたので、その部分を注意深く探した。
しかし、その露出している岩の中にブルーオパールの原石はなかなか見つからなかった。
そのうち、遠くから声が聞こえてきた。
「なんだ、この切り立った岩の断崖は。」
「どうやって登ればいいんだ。」
「他の学生がこの岩の断崖の真下に着いたみたいだ。急ぐ必要があるね。」
「真下から登るルートを見つけてこの頂上に登るまで、どんなに早くいっても半日以上はかかる。あまりあわてないことも必要だ。」
3人は再び探し始めたが、やはり見つからなかった。
普通ならばあきらめて、投げ出してしまうくらいの時間が過ぎた。
しかし、みんな一生懸命に岩肌を見続けた。
特にランスロは、ブルーオパールの原石が必ず見つかることを疑わなかった。
ふいに、彼はふところからナイフを取り出した。
そして、ある箇所の岩肌の回りの土をかき分け、露出している面積を広げ始めた。
「ランソロ。どうしたんだい、何か見つけたの? 」
「この近くにありそうなんです。」
「そうか、みんなで協力しよう。」
3人がその場所の岩肌を広げていると、ついにランスロが叫んだ。
「ありました! 」
大きな貝の化石が有り、その化石を青色の固まりが囲んでいた。
支給された装備品にハンマーがあったので、慎重に岩をたたくと青い固まりは3つに別れて、外にとり出された。
フィリップが聞いた。
「ランスロ、なんでわかったの。」
「『妖精のつぶやき』です……」
「それはどういう意味? 」
「僕の両親がいつも言っていることです――
――どんなに困難なことでも決して投げ出さず、一生懸命やり遂げようと努力を続けている人を妖精は必ず見ている。そして、もう少しで運命が微笑むことを妖精がつぶやいてその人に知らせる。ただし、そのつぶやきに気がつかないで途中で投げ出してしまう人がとても多い。」
「ランスロは今、妖精がつぶやく声を聞いたの? 」
「具体的な声ではありません。ただ、僕が岩肌の変化を一生懸命見つめていると、少し色が変わったような場所を見つけました。そして僕の目の前で、岩の一部が欠けて転がったのです。」
「そうか、さすがランスロだな。私も『妖精のつぶやき』のことは知っているぞ。父様がいつも言っている。事業に成功するためには、『妖精のつぶやき』に気がつくかどうかが最も大切だと。」
ブルーオパールの原石を採取することができた3人は、急いで側面の森林を通り岩の断崖を降りた。
森林を抜けて、3人が岩の断崖の正面に姿を見せると大勢の学生がそこにいた。
「ランスロ、ザラ、フィリップ! まさか、そこから森林に入って迷ったのかい。」
フィリップが答えた。
「最初は大変だったけど、頂上まで登る道を見つけることができたよ。」
「え――っ。」
「途中で小さな小川にぶつかるから、そこから上がるんだ。小川沿いはとても狭いから注意して。」
「ブルーオパールは見つかったのかい。」
「うん。原石を見つけるのはとても難しいけど必ず見つかるよ。」
「そうか。さあ、みんな時間がもったないから急いで行こう。」
大勢の学生が、3人が開拓した道を使って頂上を目指した。
ランスロ、ザラ、フィリップの3人は、帰り道で事故に遭あわないよう慎重に山を下った。
その結果、わずか2日間でゴールして進級試験を通過した。
山のふもとでは、士官学校の多くの関係者が待っていた。
その中に色白銀髪で、落ちついた服を着込んだ若者がいた。
その人が笑顔で3人に近づいて来た。
「君達は良いチームを作ったんだね、メンバーは? 」
「私ランスロと、ザラ、そしてフィリップです。」
「あっ、大変失礼。自分のことから名乗るべきだったね。」
「私は校長のロダンです。」
「えっ、校長先生って、もっとお年かと。」
「そのとおりですよ、だいぶ長い間、生きています。」
「失礼ですが、どのくらい。」
「150年くらいですか。」
「え――――っ」
「外見ではわかりませんが、私はハーフエルフです。ところで、君達はどれくらいのブルーオパールを採取することができたのですか。」
校長の質問に答えて、3人は原石を取り出し見せた。
「ほ――かなり大きいですね。これを見つけた時、何か特別なことはありませんでしたか。」
ランスロが答えた。
「僕には『妖精のつぶやき』がありました。」
「そうですか! ランスロ君、これからも妖精に好かれるよう、未来を切り開いてください。」
「はい。」
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