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9 大魔法師はどこに6
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捜索隊が大魔法師マーリーを連れ帰り宮殿に帰還した後、直ちにナオト国王との謁見が行われた。
姫軍師フーカと宮廷魔法師イワンが同席した。
「大魔法師様、私の依頼をお受けいただき心の底から感謝申し上げる。」
「陛下、私の方こそ老体の能力を信じ、頼っていただき光栄に存じます。それでは早速、魔王ザラに鉄にされた陛下の両足をお見せいただけませんでしょうか。」
「どうぞ、ごらんください。」
「ふむふむ。魔法には2つの要素があります。現実を変えてしまう魔力量とその過程の複雑さです。魔王ザラが陛下にかけたこの魔法には、強力な魔力が作用していますが過程は単純、反対の魔法量で打ち消せばいいのです。」
マーリーは自分の杖を空中から取り出し、目を閉じて精神統一をし始めた。しばらくして目を開けると、マーリーの目は黄金色に輝いていた。そして、無詠唱のまま杖で右足に触れ、次に左足に触れた。すると杖が離れた瞬間、それぞれ生気のある元の足に戻った。
「おう!!!元に戻ったぞ。」
ナオト国王が驚きの声をあげた。
周囲で見ていた者達も喜びの声を上げた。
「私はもう年老いてしまい、魔王ザラ以上の魔法量が出せるかどうか少し不安でしたが、なんとか魔王の力を上回ることができました。この魔法を陛下にかけた時、魔王は何か言っていませんですか。」
「『この魔法はたいしたことがない。人間界にも解除できるものがいる。』と言っていました。それと『5年後の悲劇に向かって楽しく戦おう。』と言われてしまいました。」
それを聞いて、マーリーの表情が厳しくなった。
「私のことを意識しながら、魔王は余裕ですね。ところで、陛下はスキルが非常に高い………転生者でしょうか?」
「隠してもしょうがないことです。そうです、転生者です。」
「御無礼ついでに私が感じたことを申し上げます。陛下は転生前の世界で極めて厳しい運命にさらされて、その運命とともにこの世界に転生された。魔王が言ったとおり、この世界では5年間の期間が定められています。その期間が終わるまでに過酷な運命を乗り越えなければなりません。」
「はい。私も十分に理解しています。この先何が起きるのかわかりませんが、逃げずに立ち向かおうと思います。」
「過酷な運命は、魔王ザラとの戦いから始まることでしょう。しかし、常に陛下のそばにいて、陛下をお助けする姫軍師様がいらっしゃいますね。」
マーリーはそう言うと彼女の方を見た。そして、話しを続けた。
「姫軍師様も転生者でしょうか、そして陛下の過酷な運命を共有されていますね。私が鑑定すると陛下以上のスキルをお持ちです。もしかしたら私や魔王ザラを上回るかもしれません。陛下を十分にお助けするでしょう。」
彼女がマーリーに言った。
「私にそれほどの能力があるのかどうか自信はありません。しかし、佐藤さん…間違えました陛下のために全力を尽くすことを固く決意しています。」
「私は、お2人の未来に助力を惜しみません。正直に申し上げます。………お2人が過酷な運命を乗り越えることができる可能性は極めて低いです。でも、全く可能性がないわけではありません。『奇跡』という言葉は起きるからあるのです。」
姫軍師フーカと宮廷魔法師イワンが同席した。
「大魔法師様、私の依頼をお受けいただき心の底から感謝申し上げる。」
「陛下、私の方こそ老体の能力を信じ、頼っていただき光栄に存じます。それでは早速、魔王ザラに鉄にされた陛下の両足をお見せいただけませんでしょうか。」
「どうぞ、ごらんください。」
「ふむふむ。魔法には2つの要素があります。現実を変えてしまう魔力量とその過程の複雑さです。魔王ザラが陛下にかけたこの魔法には、強力な魔力が作用していますが過程は単純、反対の魔法量で打ち消せばいいのです。」
マーリーは自分の杖を空中から取り出し、目を閉じて精神統一をし始めた。しばらくして目を開けると、マーリーの目は黄金色に輝いていた。そして、無詠唱のまま杖で右足に触れ、次に左足に触れた。すると杖が離れた瞬間、それぞれ生気のある元の足に戻った。
「おう!!!元に戻ったぞ。」
ナオト国王が驚きの声をあげた。
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「私はもう年老いてしまい、魔王ザラ以上の魔法量が出せるかどうか少し不安でしたが、なんとか魔王の力を上回ることができました。この魔法を陛下にかけた時、魔王は何か言っていませんですか。」
「『この魔法はたいしたことがない。人間界にも解除できるものがいる。』と言っていました。それと『5年後の悲劇に向かって楽しく戦おう。』と言われてしまいました。」
それを聞いて、マーリーの表情が厳しくなった。
「私のことを意識しながら、魔王は余裕ですね。ところで、陛下はスキルが非常に高い………転生者でしょうか?」
「隠してもしょうがないことです。そうです、転生者です。」
「御無礼ついでに私が感じたことを申し上げます。陛下は転生前の世界で極めて厳しい運命にさらされて、その運命とともにこの世界に転生された。魔王が言ったとおり、この世界では5年間の期間が定められています。その期間が終わるまでに過酷な運命を乗り越えなければなりません。」
「はい。私も十分に理解しています。この先何が起きるのかわかりませんが、逃げずに立ち向かおうと思います。」
「過酷な運命は、魔王ザラとの戦いから始まることでしょう。しかし、常に陛下のそばにいて、陛下をお助けする姫軍師様がいらっしゃいますね。」
マーリーはそう言うと彼女の方を見た。そして、話しを続けた。
「姫軍師様も転生者でしょうか、そして陛下の過酷な運命を共有されていますね。私が鑑定すると陛下以上のスキルをお持ちです。もしかしたら私や魔王ザラを上回るかもしれません。陛下を十分にお助けするでしょう。」
彼女がマーリーに言った。
「私にそれほどの能力があるのかどうか自信はありません。しかし、佐藤さん…間違えました陛下のために全力を尽くすことを固く決意しています。」
「私は、お2人の未来に助力を惜しみません。正直に申し上げます。………お2人が過酷な運命を乗り越えることができる可能性は極めて低いです。でも、全く可能性がないわけではありません。『奇跡』という言葉は起きるからあるのです。」
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