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19 戦略を立てる4
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瞬間移動魔法を使い、姫軍師フーカとブルーは頑丈に造られた門の前に立っていた。秘密な場所に隠されたドワーフの村の入口だった。
「フーカ様。さきほどナオト国王様が、白雪姫のコスプレと言っていましたが、どういう意味なのですか。」
「コスプレのことはあまり考えなくてもいいです。白雪姫とは、私が前にいた世界のおとぎ話の主人公で、ドワーフさん達に助けられて最後は幸せになったお姫様です。ある世界で空想で作られる話は、平行して存在する別の世界の空想と密接にリンクしているそうです。」
「ここのドワーフも、白雪姫に対して同じような感情があるはずということですね。」
「そうです。私の姿を見て、ドワーフさん達が好意をもっていただければいいのですが。心配なのは、自分の技術に誇りをもつ職人気質なので、新しい仕事を請け負うことはあまりないことです。」
「門は固く閉じられていますね。いったいどうやって中に入ったら良いのでしょうか。」
「門の右上、あそこに望遠鏡のようなものが取り付けられています。たぶん、あれで門の前に立つ私達を監視しているはずです。私が話しかけてみます。」
フーカはできる限り門に近づき、右上を見ながら話し始めた。
「お初にお目にかかります。私はフランツ王国の姫軍師フーカです。こちらは従者のブルーです。今日はドワーフ様に請け負っていただきたい仕事の依頼に参りました。」
そう言った後、彼女は自分の全身を見せるかのように、右上を見ながらその場に留まった。
しばらく門は全く動かなかったが、2~3分後に唐突に開き始めた。門の中を見ると、多くのドワーフがひざまずき、1人だけが立ったままおじぎをして彼女達を迎えた。
彼女とブルーの2人は、門を通り村の中に入り対面した。
立って出迎えた年長のドワーフがあいさつをした。
「姫様、私達一族はあなた様が来られるのを、いにしえの昔からずっとお待ち申し上げておりました。私はこの村の長老のソタと申します。立ち話をするのは大変御無礼になりますので、貴賓室にお連れします。どうぞ、私の後に着いてきてください。」
2人はドワーフの村の豪華な建物にある貴賓室に通された。長老の他に2人のドワーフが同席した。
「姫様、今日私達に御依頼していただけるのは、どのようなお仕事でしょうか。」
「長老様、我がフランツ王国は魔王ザキから最後通告され、後4か月ほどで10万の魔王軍の侵攻が開始されます。私達は勇敢に戦おうとしていますが、なにぶん、剣、槍、弓矢などの武器が量、質とも全く足りません。」
「失礼ですが、10万の魔法軍に対してフランツ王国はどのくらいの兵力を動員して戦われるつもりですか。」
「お恥ずかしいのですが5千人です。味方してくれる獣人の種族5千人を加えても1万人です。」
「姫様。伝説にうたわれているとおり、ほんとうに困難な状況に見舞われるのですね。わかりました。1万人の武器や体を守る甲冑を3か月以内でそろえましょう。この若者、既に村の最高職人であるエンジンをフランツ王国にお連れください。」
「ありがとうございます。ところで、武具を取りそろえていただくお代金はいくらでしょうか。」
「代金などいただくわけには参りません。白雪姫様をお助けするのが、私達一族がこの世界に存在する理由なのですから。それと、この若者コンクリもフランツ王国にお連れください。我がドワーフの中ではめずらしく工事の分野に際だった才能をもつ者です。」
「フーカ様。さきほどナオト国王様が、白雪姫のコスプレと言っていましたが、どういう意味なのですか。」
「コスプレのことはあまり考えなくてもいいです。白雪姫とは、私が前にいた世界のおとぎ話の主人公で、ドワーフさん達に助けられて最後は幸せになったお姫様です。ある世界で空想で作られる話は、平行して存在する別の世界の空想と密接にリンクしているそうです。」
「ここのドワーフも、白雪姫に対して同じような感情があるはずということですね。」
「そうです。私の姿を見て、ドワーフさん達が好意をもっていただければいいのですが。心配なのは、自分の技術に誇りをもつ職人気質なので、新しい仕事を請け負うことはあまりないことです。」
「門は固く閉じられていますね。いったいどうやって中に入ったら良いのでしょうか。」
「門の右上、あそこに望遠鏡のようなものが取り付けられています。たぶん、あれで門の前に立つ私達を監視しているはずです。私が話しかけてみます。」
フーカはできる限り門に近づき、右上を見ながら話し始めた。
「お初にお目にかかります。私はフランツ王国の姫軍師フーカです。こちらは従者のブルーです。今日はドワーフ様に請け負っていただきたい仕事の依頼に参りました。」
そう言った後、彼女は自分の全身を見せるかのように、右上を見ながらその場に留まった。
しばらく門は全く動かなかったが、2~3分後に唐突に開き始めた。門の中を見ると、多くのドワーフがひざまずき、1人だけが立ったままおじぎをして彼女達を迎えた。
彼女とブルーの2人は、門を通り村の中に入り対面した。
立って出迎えた年長のドワーフがあいさつをした。
「姫様、私達一族はあなた様が来られるのを、いにしえの昔からずっとお待ち申し上げておりました。私はこの村の長老のソタと申します。立ち話をするのは大変御無礼になりますので、貴賓室にお連れします。どうぞ、私の後に着いてきてください。」
2人はドワーフの村の豪華な建物にある貴賓室に通された。長老の他に2人のドワーフが同席した。
「姫様、今日私達に御依頼していただけるのは、どのようなお仕事でしょうか。」
「長老様、我がフランツ王国は魔王ザキから最後通告され、後4か月ほどで10万の魔王軍の侵攻が開始されます。私達は勇敢に戦おうとしていますが、なにぶん、剣、槍、弓矢などの武器が量、質とも全く足りません。」
「失礼ですが、10万の魔法軍に対してフランツ王国はどのくらいの兵力を動員して戦われるつもりですか。」
「お恥ずかしいのですが5千人です。味方してくれる獣人の種族5千人を加えても1万人です。」
「姫様。伝説にうたわれているとおり、ほんとうに困難な状況に見舞われるのですね。わかりました。1万人の武器や体を守る甲冑を3か月以内でそろえましょう。この若者、既に村の最高職人であるエンジンをフランツ王国にお連れください。」
「ありがとうございます。ところで、武具を取りそろえていただくお代金はいくらでしょうか。」
「代金などいただくわけには参りません。白雪姫様をお助けするのが、私達一族がこの世界に存在する理由なのですから。それと、この若者コンクリもフランツ王国にお連れください。我がドワーフの中ではめずらしく工事の分野に際だった才能をもつ者です。」
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