結婚式から異世界転生~運命に抗う

ゆきちゃん

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5 大魔法師の弟子の闇落ち

27 大魔法師の4人の弟子

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マリ、ランダ、アリス、ジャンヌ



 みんな10代の女性だった。



 アーサー国王に大魔法師マーリンが合格紹介し、報告した。



「なんでまた、4人とも若い女性になったのだ? マーリンの趣味かな?? 」



「いえいえ。女性は男性よりも神秘的な力への憧れが強く、抵抗感がないからだと思います。ですから、潜在的な魔力量がかなり多く、魔法を構築する力も強いのです。」



 ‥‥



 大魔法師マーリンは、今の時間に意識を戻した。



 この頃、彼には非常に心配なことがあった。



 黒魔術化されているが、自分の元弟子の魔力がロメル王国内に多く入ってくるのが感じられた。



「そうか。我が国に呪いをかけている魔残りの女は、おまえ達4人だな。できれば戦いたくないな。それに、ソーニャ王女と騎士カイロスとは戦ってほしくはない。」



 大魔法師がそう言った時だった。



 恐るべき強い魔力で大魔法師に全く気づかれず、すぐそばに1人の魔女が出現した。



「お師匠様。お久し振りでございます。白髪も増えてだいぶお変わりになられましたね―― 私の転移魔術に全くお気づきにならないとは。」



「マリか。気にしないでよい。もっとダイレクトに言ってくれ、年老いたということじゃ。」



「私にとって、お師匠様が年老いたと感じることはとてもつらいことです。言葉には出せません。」



「お前がロメル王国への呪いの1つをかけたのだな。」



「はい、お師匠にお褒めいただくに違いない壮大な呪いです。そして私の序列も上にいけます。」



「序列とはなんだ。」



「暗黒の絶対神は私達4人を13人の魔女の中の別格に位置づけました。そしてさらに、4人中に順位をつけて呼ぶのです。私のことは『第4の魔女』と」



「黒魔女になったことには賛成できないけれど、お前の力は単純に他の3人に劣るとはいえない。他の3人に勝る特質もある。」



 大魔法師マーリンは思わず、師匠の気持ちに戻って話していた。



 ‥‥



(この子は4人の中で最も控え目、自分が目立つことが大嫌いだった。だから、この子が作った魔法はすぐには発動しない。ゆっくり内容を積み上げ、構築し、発動する時は爆発的なものなる)



 4人の中で魔法の構築がいつも遅く、彼女は他の3人に対して劣等感を感じていた。



 ある日のこと、大魔法師マーリンは弟子4人に炎の魔術を教えていた。



 他の3人は次々に炎を発火させ、積み上がられた大量の木材の山を燃やしていた。



 しかし、ただ1人、マリだけはなかなか魔法の構築ができなかった。



 大魔法師は他の3人に今日の授業は終了であることをつげ、宿舎に帰らせた。



 それで、最後に残ったマリだけは、一生懸命に炎の魔法を構築していた。



「申し訳ありません。私はいつも魔法の構築がのろくて、マーリン様に御迷惑をおかけしてばかりです。」



「マリよ。少しも気にしなくてもよい。今の調子で続けてごらん。」



 その後、マリは炎の魔法の構築と魔力の供給を続けた。



 しかし、それからかなりの時間がたっても炎は起きなかった。



「申し訳ありません‥‥ 」



 あまりに心苦しくなったマリは涙声で誤った。



 しかし、大魔法師マーリンは寛容だった。



「大魔法師は普通の人間の千倍以上の時を過ごすのだから時間は気にしないよ。それに、もう炎が起きるはず」



 大魔法師がそう言った。



 すると



 ぼおっ ぼおっ ぼおっ ぼおっ



 木材の山の数カ所に炎が上がった。



「やりました!! でも‥‥ 」



「炎が小さいことを気にしているのかな。でも最高の炎だ、青色の炎、炎の中で最高の高温。それに、

お前は材木の山が積まれている最も良いポイントに炎をつけた。」



 マーリンのその評価はほんとうだった。



 彼の弟子マリがつけた炎によって、大量の木材の山は瞬時にして燃え尽き無くなった。



「マリよ。お前の魔法はお前の性格をそのまま反映し、最大限の効果が得られるまで魔力を供給し、繊細な魔法が構築できるまで発動しない。それはそれでよいのだ。無理に発動を早めなくても。」



 大魔法師マーリンは弟子のマリに優しく教えた。



 しかし、マリはとても残念で物足りない顔をしていた。



 ‥‥



 大魔法師は今、とても後悔していた。



 マリが自分の魔法に全然満足していないことに、もっともっと相談に乗るべきだった。



 彼女は暗闇の絶対神の力を借りて、自分の魔法の欠点を補おうとしたのだ。



 だから、彼女は黒魔術を使う神魔女になってしまった。

 

「お前はもう、私の弟子ではない。白魔術を使い人々を助ける大魔法師マーリンの弟子ではなくなった」



「違います。お師匠様、私は暗闇の絶対神の力を一部借りているだけなのです。ただただ、自分の魔法の欠点を補い、壮大な魔法を発動させることができるようになるために!! 」



「お前に問う。この国にどのような呪いをかけたのだ。」



「ふふふふ やはりお師匠様にとって、今はそこが気になるのですね。ヒントですよ。内部にエネルギーを蓄え、準備ができたら、さまざま情け容赦ない、たくさんの方法で命を奪う自然の現象は? 」



「まさか!! リスボ火山にお前の呪いの魔力を集めて? 」



「ご名答です。さすが師匠、この国の最大の弱点です。仮にリスボ火山が噴火したら、その広大な裾野に住む多くのロメル王国の国民に大変な被害が! 」



「リスボ火山については私も常に監視していたが、まだ魔力など集まっていなかったが。」



「そうですよ。それは正しい、だって、これから私がやるのですから。まだやっていません。」



 それを聞いた時、大魔法師はすぐにマリに攻撃魔法をかけようとした。



「ダメですよ。お師匠様、今の私の実力は申し訳ありませんが、お師匠様をはるかに超えています。思わす反撃魔術でお師匠様に数倍の力にして返してしまいますから。」







 その時だった。



「では、私がお相手しますか。」



 2人はマーリンが家としている洞窟の部屋の中にいたが、そこに騎士カイロスが転移した。



「どうして、どうして私に感知されず、そこに転移できたのですか? 」



「私には魔法は使えませんが、聖女にして白魔女であるソーニャ王女に転移魔法をかけてもらたのです。」



「ソーニャ王女ですか。彼女は私以上に力が強いということですか」



「ここにあなたが転移して、大魔法師さんと話していることを感知しました。さらに、お話の内容を彼女が聞いていて、危なくなった場面で私を転移させてくれたのです。」



 その後、騎士カイロスはとても強い口調で言った。



「マリさん。それぞれの人は、それぞれ良いところがあるのです。単純に比較はできません。あなたは、すばらしいのですよ。」







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