月の都の花嫁

城咲美月

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本当、機能どうなっているんだろう。と思いながら
鍵穴に栞を上の穴、下に閲覧室の鍵とプレートがあるから
その通りにそれぞれ
差し込むとシュッピピッと音が鳴る。

私は目の前の点滅している本に手を伸ばすと


「これですか?」と変わりに取る人が

「あ、ありがとうございます」

お礼を言うと、その人は....


「あ...」

私は、口をつぐむ。 
咄嗟に名前を言ってしまいそうになったから。

「え、とお名前は....」

「ああ、私はクインツ 
クインツ.スニードです」


やっぱり!私はちらりとあの場所の視線を移す。


やっぱり、そうだった。あのド派手のソファーから
ブレンケットが落ちていた。


クインツ.スニード
孝古学者であり、長髪で金髪の翡翠色の瞳。
まるであのゲームのキャラみたいだな。と思ったのは内緒。



「私は櫻井奏です。よろしくお願いします....?」

自分で言ってて疑問の形になってしまったが

「ああ、こちらこそよろしくお願いします」と
私が選んだ本を凝視するクインツ

「それを読むのですか?」
「ええ..はい。そうですね」
「では、私の席で読むといいですよ」

??私の席ってあのド派手のソファーに??

遠慮しようと思ったけど、周りを見渡すと他の席はもう埋まっていた。

仕方ない。

「そうですね、ではお邪魔します」


そう言うと私はクインツさんの後を付いていって座る。

クインツさんが紅茶を入れ

「貴女もどうですか?」
「ありがとうございます」


私はありがたく受け取った。

はて。飲食は良かったけ?と思ったけど
クインツさんは気にしてないようだ。

でもなんとなく図書室は飲食する場所じゃない。幼い頃からの刷り込みにより
悲しいかな....日本人の性から口にはしなかった。


本当は、目の前の紅茶を飲まないのはマナー違反になるかも知れないけど。

今は紅茶より本を読みたかった。


早速、本を開く。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

旧アセリア歴


今の月藜歴と変更される前
当時のアセリアルージュ城に、月の民と呼ばれる
人族が住んでいた。
この月の民の中に姫と呼ばれる一人の女性が
我らのクレセント国の皇帝陛下と婚姻した事は
クレセント国の住民にとって、皆が知る事実だろう。

また、この月の民と呼ばれる人族は先住民であり
我らクレセント国の住民が住めるようになったのは
皇帝陛下と婚姻した結果だと思っている。

なお、今の皇帝陛下のお髪と瞳の色が白銀と青色なのは
月の民と交わりが強い為、皇族のカラーは今も昔も青色が皇族の証しとされている。

それに伴い、青色と白銀は皇族以外が身に纏う事は許されず、唯一花嫁だけはこの色を纏う事が出来る。


その恋愛関係の話は、別書に記されいるので
そちらを参考にしていただこう。


また、月の民が先住民である証しとして
月藜龍との関係が深いとされている。

その関係までは現在調査中であるが

諸説ある中で、個人的には有力候補の話を
記しておこうと思う。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆









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