裸のプリンスⅡ【R18】

坂本 光陽

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回想エクスタシー⑥

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 タイルの上に膝をついて、今度は脚にとりかかる。湯船の端に腰をかけてもらい、アグリさんの足を僕の膝にのせる。爪先やかかと、指の間を指先で軽くこすっていく。お湯のせいで、すべるようなシルキータッチになっていく。

 アグリさんが息を飲む気配があった。ふくらはぎや膝の裏、太股の内側に指先を滑らせると、反応が顕著になった。僕の腕を強くつかんでくる。

 でも、拒絶の言葉も仕草もない。さらに上に上がり、脚の付け根にとりかかる。自然に脚が開き、彼女のザクロが露になった。

 久し振りに見るフルーツは、相変わらず、とてもきれいな色をしている。

 太股にしたたるほど、濡れていた。バスルームで僕の愛撫を受けてからか、ベッドで僕を責めている時からか。アグリさんは顔を伏せて、唇を噛み締めている。

 もちろん、ザクロの周辺も洗ってさしあげた。デリケートな部分なので、シャワーを直接あてることはしない。掌に一旦バウンドさせてから、ザクロの周辺にあたるようにする。

 やわらかなしぶきが敏感な果粒にあたると、彼女は甘い声を上げた。

 僕はシャワーヘッドをおくと、彼女の腰を抱き寄せる。

「アグリさん、今年の初め、最後にした時のことを覚えていますか?」

 耳元で囁きながら、指先でザクロの周囲に這わせる。

「あの時のように、愛してさしあげたいのですが、よろしいですか?」

 アグリさんは無言で頷いた。

 僕は彼女の両脚の間に膝をついて、ぬれた身体を密着させた。唇を交わし、舌をからめながら、指先で敏感な果粒を愛撫する。

 人差し指で軽くこすったり、こねたりしながら、中指でザクロの入り口をかきまわす。今年の初めも、先生の目の前で、こんな風に愛撫をしたのだ。

 いつもはアグリさんが偽バナナで僕の偽ザクロを犯すのに、なぜか、先生は最後にノーマルなセックスを命じた。アグリさんの反応は思いのほか、初々しかったことをよく覚えている。

 責めに長けていても、受けには慣れていない。久し振りに女性として扱われたのかもしれない。

 僕は普段のお客さんと接するように、優しく愛してさしあげた。先生の目の前で、エクスタシーを味合わってもらった。

 それから数ヵ月が経つ。先生はおらず、今日は二人きりだ。アグリさんの想い出づくりでもある。前回以上に、念入りに愛してさしあげよう。

 僕の指先は、ザクロの中で動き回る。アグリさんの通路は、かなり狭い。バナナをインサートする前に、時間をかけてほぐしておく必要があった。できるなら、エクスタシーに達してもらうことが望ましい。


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