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心はヌーディスト⑥
しおりを挟む僕を湯船に入り、うがいと歯磨きをする。彼女は素早く自分の身体を洗うと、手でザクロを隠しながら湯船に入ってきた。セックスには貪欲だけど、こうした慎みを失わないところが、真由莉さんの魅力だと思う。
「それにしても、真由莉さんをキャンセルなんて、信じられない人がいますね」
「ほんと、傷ついちゃう」と、朗らかに笑う。「実は最近、立て続けにされちゃって、少し落ち込んでた。もしかしたら、飽きられちゃたのかなぁ」
「まさか、真由莉さんは相変わらず素敵ですよ」
「全然、連絡を寄こさなかったくせに」
それを言われると辛い。
「すいません。いろいろありまして」
「ううん、冗談。こうして来てくれて、本当にうれしい」
そう言って、僕の唇を奪う。お湯の中でバナナを弄びながら、情熱的に舌をからめてくる。僕もお返しに、指先でザクロを愛撫した。
互いに敏感な部分は理解している。僕たちは愛撫に強弱をつけながら、相手のリビドーを高めていく。湯船の中で身体を密着させて、互いの果実の準備を整える。
後はいつもと同じ流れだ。バスタオルで慌ただしく身体の滴を拭うと、抱き合ったままベッドに倒れ込んだ。
「ケダモノね」
「お互い様です」
真由莉さんは横たわったまま、僕に避妊具を差し出した。僕は膝立ちになって、それを素早く装着する。
「真由莉さん、忘れていますね」
「うん、今は仕事を忘れてる。シュウのせいで」
情欲に染まった瞳に見つめられて、僕のバナナは鋼の硬さになる。
美しい両脚を開いて、潤んだザクロを露わにする。腰を進める前に、さりげなくサイドテーブルのタオルをとった。〈潮吹き〉対策である。
実は、何となく予感があった。バナナの先端をザクロの周囲にこすりつける。ただ、それだけで、真由莉さんは身体を捩った。敏感な果粒を押しつぶすと、彼女の腰が跳ねた。
いきなり吹いてきた。タオルで受け止めようとしたけど間に合わず、胸から腹にかけて濡らされてしまう。
しかし、マンションのバスルームで慣れている。構わず、バナナをゆっくりザクロに押し込んでいく。しっかりと抱き合い、僕たちは一体となる。
軽く、腰を使ってみる。屹立したバナナが潤み切ったザクロをえぐる。ボクシングのジャブのような感じだけど、真由莉さんはガクガクと身体を震わせた。
バナナを引き抜くと、案の定、勢いよく吹き出した。今度は素早く、右手のタオルで受け止める。
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