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認知症
しおりを挟む私は数多くの殺人を犯してきた。
被害者の数は三桁に上るだろう。
だが、寄る年波には勝てず、物忘れがひどくなった。
昔の殺しはともかく、最近の殺しは忘却の彼方だ。
完璧に仕事をこなしたのに、忘れてしまい、つい二度手間をしてしまった。
標的が一卵性双生児だったことも、理由の一つに挙げられる。
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