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身も心も④(完)
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星野くんが再び動き始めた。
驚いたことに、私の中にあるものは、とても力強かった。
太くて、硬い。この前とは違う。全然くらべものにならない。
身体の奥へと、突き上げてくる。力強く動き回っている。
でも、ちょっと激しすぎ……。
「お願い、待って……」私は頭の中が真っ白になり、
「ああ、いや、お兄ちゃん」と、言ってしまった。
星野くんが動きを止めた。
いけない。お兄ちゃんと危ない関係みたいに誤解されたかも。
でも、それは杞憂だった。
「ごめん。もっと優しくするよ。美潮のことを大切にする。お兄さんから怒られないようにね」
星野くんは笑顔で言ってくれた。
よかった。言葉通り素直に受け取ってくれた。
二人のコミュニケーションはしっかりとれている。
Hはコミュニケーション。マイ先輩の言う通りだ。
「星野くん、大好きっ」
「僕も美潮を愛してる」
私たちは身も心も一つになった。
やがて、快感の大波に飲み込まれ、私は何も考えられなくなる。
ただ、悲鳴を上げながら、星野くんにしがみついているだけだ。
完
驚いたことに、私の中にあるものは、とても力強かった。
太くて、硬い。この前とは違う。全然くらべものにならない。
身体の奥へと、突き上げてくる。力強く動き回っている。
でも、ちょっと激しすぎ……。
「お願い、待って……」私は頭の中が真っ白になり、
「ああ、いや、お兄ちゃん」と、言ってしまった。
星野くんが動きを止めた。
いけない。お兄ちゃんと危ない関係みたいに誤解されたかも。
でも、それは杞憂だった。
「ごめん。もっと優しくするよ。美潮のことを大切にする。お兄さんから怒られないようにね」
星野くんは笑顔で言ってくれた。
よかった。言葉通り素直に受け取ってくれた。
二人のコミュニケーションはしっかりとれている。
Hはコミュニケーション。マイ先輩の言う通りだ。
「星野くん、大好きっ」
「僕も美潮を愛してる」
私たちは身も心も一つになった。
やがて、快感の大波に飲み込まれ、私は何も考えられなくなる。
ただ、悲鳴を上げながら、星野くんにしがみついているだけだ。
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